【桐壺14-①】一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、…
【原文】
一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、疑ひなき儲けの君と、世にもてかしづき きこゆれど、
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一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、
訳)第一皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方であって、
寄せ重く、疑ひなき儲けの君と、
訳)後見がしっかりしていて、まちがいなく皇太子になられる君だと、
世にもてかしづき きこゆれど、
訳)世間でも大切にお扱い 申し上げるが、
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【原文】
一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、
疑ひなき儲けの君と、世にもてかしづき きこゆれど、
【口語訳】
第一皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方なので、
後見がしっかりしていて、まちがいなく皇太子になられる君だと、
世間でも大切にお扱い 申し上げるが、
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
最後の「ど」に着目☆
逆接の助詞です。
ということは・・・
今後の物語の展開に思いを馳せながら・・・
今宵はお眠りなさいませ
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【今回の重要古語】
■ 一の皇子
■ 右大臣
■ 御腹(はら)
■ まうけ
■ かしづく
■ きこゆ
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おやすみなさい