今日はある記事を見かけました。


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その先には恐ろしいものがまっている。


もうすぐ国が決めた「国民番号」が届きます。


死ぬまであなたはその番号で国家に管理されます。


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なんだか読んでいると


すごい国家の陰謀が

始まってしまうようで、


怖くなってしまいました。。。



しかし、


この「国民番号」って、


オランダ国民は皆

持たされていますよ。


あらゆる行政上の手続きに

必要となります。


私ももちろん持っていますが、

この番号をいただくまで、

長い道のりが必要でした。


(注:オランダ人との結婚で滞在する場合は、

全く違う過程です。私は独身でした。)



膨大な書類に記入し、サインし、


長い期間待たされ、

(私の場合は5ヶ月間)


やっといただくことができたのです。



無事厳しい審査に通って

番号をいただけたときは、

私は祝杯を挙げました。(笑)


この番号がもらえないと、


家は借りられないし、

電話は持てないし、

銀行口座も開けられません。


病院にも行けません。


オランダでの生活が

まともにできないのです。



オランダには

貧しい国の人々が

国境を越えて押し寄せています。


これは豊かな西ヨーロッパ共通の

悩みなのですが・・・


そういった不法滞在者が、

容易にオランダで生活

できないようにするために
大変必要な制度です。


また、テロリスト対策にも

なっていると思います。


私がこの番号を

持っているということはつまり、


「オランダ政府のしかるべき

 審査に通った人」


という証明で、

だからオランダに

住むことができるのです。


オランダでは

この番号がほしくてほしくてたまらない

大勢の外国人の方々が、

行列を作って待っています。


はじめてこの制度を知ったときは、


「さすが大陸にある国だな。」


と思いました。


ぼやぼやしていたら、

外国人に乗っ取られてしまいますから。



国民番号制度、


「防衛」

という観点から


日本にも必要な制度なのだ・・・

と思えてしまいます。