越前海岸を歩こう!「8」(玉川トンネル) | あいちゃんの徒然なるままに・・・

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こんばんはブタ 

(またしても)一週間+αのご無沙汰ですおじぎ


何の記事を連載していたのか忘れられてしまい

そうですが…いえいえ、


『越前海岸』シリーズでござんすぅおっけぇ~い。



前回は、『越前岬』『越前岬隧道』でしたトンネル


今回は、更に南下しました所にございます


『玉川トンネル』

(1992年6月竣工、延長952m、高さ4.7m、幅員9.75m)


『越前岬(隧道)』との位置関係は、下の地図の

通りです。


地図


この『玉川トンネル』が竣工します以前には、

海岸線寄りの旧道(廃道)

『玉川一号隧道』『玉川二号隧道』がありました

そうです。


「そうです」―― と申しますのは、現役の頃を私が

存じませんのと、この旧道(廃道)は、

決して通ることのできない道だからです。



現在では、この隧道を含む旧道区間を掲載する

地図は無い――ということですが(ウオッちず

Google Mapさえ掲載されておりません)、

しかし、何故かMapionにのみございましたので、

一部ですが転載致します。


地図


国道305号線から分岐した、白い表示の道路

―― これが、かつての旧 国道305号線であり、

1989年7月16日に突如として廃道と化したのです。


写真(下)は、1992年6月以降 供用されております

『玉川トンネル』です(三国側 坑口)。



写真には写っていませんが(おい)、坑口右手側に

旧道への分岐がありますものの…

ゲートによって完全に封鎖されております。


今回、ゲートの外側からのみ旧道方面の一部を

撮影しましたカメラ SP


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旧道は現道より海岸線寄りに延びておりますが、

途中、切り通しの箇所もあったりと…ゲートの

手前からでは、これだけの撮影が精一杯でした

左端の下が旧道部分)。


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さて、この『玉川トンネル』ですが―― 延長952mと、

これまでのトンネル歩きですと1km以内であれば

経験もありますし、『玉川トンネル』には歩道も

ありますから取り立てて問題無さそうに思えますが…


実はここ、歩いて通り抜けるにあたりまして、大いに

悩みましたひよざえもん がーん

この区間だけでも、ヒッチハイク車して抜けたかった

のですが…こういう時に限って車が全然通らないガーン


通っても、モノごっつい勢いで走り抜けていくので、

とめられやしません(=´;ω;`=)

(カップルだと、まんず間違いなく止まってくれまへんううっ・・・


これは自力で歩き抜けるしかないっ!!

決意し、その恐怖を紛らわせる為に――

歌いながら歩くことに致しましたブタ ルンルンしてません汗


アカペラで歌える歌を…それが、以前このブログで

UPしました、


LOOK 『シャイニン・オン 君が哀しい』


ORIGINAL LOVE 『接吻-Kiss-』


バラードかよっ!?と突っ込まれそうですが、明るく

元気な歌が思い浮かばなかったんです汗;;

(それに歌いながら歩くので、元気な曲だと歌う方に

エネルギーを使ってしまい、息が上がるから)。


一曲約5分として、2~3曲歌えば抜けられる――

もう一曲は…何だったっけ?(男性ボーカルの

バラード系であることは確かです)汗


トンネル内部は、ごくごく普通のトンネルなので

特筆すべきことはございませんが…伏目がち

しながら早足で歩き抜けましたブタ



『玉川トンネル』を抜け出て、振り返ったところです。
海側(左側)が激しい断崖になっておりますのを、

ご覧戴けますかと存じます。


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そして、更にズームしました――

かなりの藪に埋もれておりますが、崩落箇所

おわかり戴けますかと。

その先には一部、ロックシェードも見えております。


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ひいてみまして、現道の『玉川トンネル』(右下)と

旧道(崩落箇所)の位置関係です。

現道は断崖を貫く形で造成されましたが、

旧道は海岸線近くの断崖を切り崩した所に

道を造ったようです。


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1989年7月16日15時30分、この海岸線寄りに

あります旧 国道305号線、敦賀寄りの洞門付近

推定重量1500tの岩塊が降り注ぎました。


一瞬のうちに洞門を飲み込み、押し潰されて、

その事故に彦根市から慰安旅行にやってきた

1台のマイクロバスが巻き込まれたのです。

車内には15名の方が乗車されていましたが、

15名全員の命が奪われました


断崖絶壁の下に連なるロックシェッドを見ましても、

旧道が如何に危険な場所であったかを物語って

いるようです。

旧 国道305号線や玉川(一号・二号)隧道の様子は、

検索にかけて戴けましたら、

先人の皆様方のHPやブログに記事が掲載されて

おります。私も

事前に、この事故の記事を拝読・拝見し、生半可な

興味や好奇心だけで足を踏み入れてはならないと
痛切に感じました。


『玉川トンネル』を抜けますと…呼鳥門トンネルの

先からは、既に何もないに等しい状況でしたが、


右手に海、左手に断崖落石注意、時々トンネル(隧道)天城越え

 あいちゃんには、これだけあればいいのですラブラブ


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いや~、やっとこさメインデッシュともいうべき

エリアにまで辿り着きましたわんわんわん
『玉川トンネル』を背にし、梅浦方面(敦賀方面)へ

更に歩を延ばして参りますブタ 歩く


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