未破裂脳動脈瘤と私③ 〜コイル塞栓術 | 素尻同盟☆あほせぶろぐ

未破裂脳動脈瘤と私③ 〜コイル塞栓術

ども。あほせぶん@3話目です。お付き合いくださいましてありがとうございます。

 前作までリンク
   ①手術決断に至るまで  ②入院


※病名検索で辿り着いた初めての方へ。内容はあくまでも個人の主観です。
  また、このブログは基本的にオチブログなので不真面目要素満載です、御容赦ください

※いつもの読者さんへ。オチが甘くても許してクダサイ( ̄人 ̄)


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「…さん。あほせぶんさん、起きてください。無事終わりましたよ」



目覚めた時にはもう、手術は終わっていた。


ぼーっとした頭のまんま、朝からの行動を思い返す。

緊張で寝られない夜を過ごしたが、2時間程は寝れたはず。。。


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手術日の修造カレンダーはこれ。 そう 私は前に進むしかなかった。
手術は朝9時半から。点滴を付け、相方に貴重品入れの鍵を渡して手術室へ。

手術室には研修ナースちゃんもついて来ていて、
ここまで入れるんだね!とか話しかけたような。
口に何かを被せられ、まもなく眠くなりますよーと言われ…   



気付いた時には全てが終わっていた。えっと あれ?私どうなったの?


そのままCT室に運ばれる。
喉に何かおりてる感じがして呼吸が苦しい、吐き気がする。
時計を見たら、13時過ぎ。
観察室に着いた時には、相方と母せぶんの顔が見えた。ああ、私は無事なんだ。


喉が変だったのは、人口呼吸器で傷がついているかららしい。
酸素吸入器を口からではなく鼻から付けられる物にして貰ったら、少し楽になった。
仰向けのまま、明日まで動いてはならない。
腰痛を抱える私は、腰に差し込む枕を用意して貰った。

主治医がやってきて、予定通り手術は成功した事を告げる。
脚の付け根の太い動脈からカテーテルを挿入したので、
止血の為のバンドがキツく巻かれていた。痛みは全くなかった。



少しうたた寝して…  目覚めた時に  視界の異変に気付く。
両目を開けてる時は気づかなかった。右眼の見え方がヘンなのだ。

研修ナースちゃんに頼み、看護師さんを呼んでもらったが
目の見え方について 他人に口だけで説明するのってすごく難しいのよ。
起き上がれないから絵に描いて説明は難しいし。←そもそも画力ないし



私: 「うまく言えないのですが…視界の上3分の一に、おかずのりがある感じなんです」

看: 「…(;;;°;ω°;)“?」



ふざけてるわけではない、これが最適の表現だったんだ。




説明しよう(゚Д゚)ノアイ 


通常の右眼の視界がこうだったとする。
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しかし  その時の視界はこうだったんだ。

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厳密に言うと、海苔部分は赤紫色だった。
海苔のように所々薄く向こうは見えるものの 
上3分の一は海苔状の何かで隠されていたのだ。



看護師は私のアタマがおかしくなってると思ったに違いない(当たり前だよな)
報告を受けた主治医が速攻飛んできた。

今回コイルを入れた脳動脈瘤は、眼動脈との分岐点。
血の塊がそこに残り、視界を邪魔している可能性を説明された。
点滴に血流を良くする薬を追加し、様子を見ることに。

正直、怖くなったよね。視力への合併症として残ったら…シャレにならん。

目を閉じながら待つこと、1時間くらい

すると…




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※経過を説明する効果的画像



結果、見事に視界は晴れました
すげーーー!゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚




安心したら なんだかあちこち痒く感じてきて 相方にかいてくれと頼んだ。

「えっと  もうちょい上、いやそっちじゃ無くて頭に近い方!あー通り過ぎた!」





うるさかったのか
また主治医が飛んできてしまった
_| ̄|○⇒_|\○_⇒_/\○_⇒____○_⇒____....○ガクリトごめんなさい




医:「目はどう?」

私:「はい、おかげさまですっかり良くなりました。
  (点滴で簡単に飛ばせるなんて)凄いですね!」

医:「オレが?ヘ(°∀°ヘ)」


あ、はいそうですね、そこ大事ですね
( ゜∀゜)ブハハ八八ノヽノヽノ \ / \/ \



医:「今日は辛いだろうけど、このまま動かないでね。
   ちゃんと止血できないともっと辛くなるから。
   明日もちょっと安静にね。
   で、明後日になったら 走っていいから(σ゚∀゚)σ」



院内どこを走るんだ!
_|\○_ ガクリトヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!




陽気な医者だ( ´,_ゝ`)プッ




術後、傷が病んだとかそういうことは全くなく、持病の腰痛だけに苦しめられた。
身体を伸ばしたい、でも動くことは許されない。
ほんのちょっと角度を変えるだけならと枕を差し込むが 暖簾に腕押し。

夕方、学校から直接長女@変態高1が来てくれた。
一球速報を見ながら交流戦の経過で談笑し、消灯時間前に相方と長女は帰った。



ここからが長い闘いだった。


またまた眠れないというね_ノ乙(、ン、)_



ラジオアプリで交流戦の勝利を確認してからが長かった。
前夜も殆ど寝てないし、眠くてたまらないのだ
でも、眠気より腰痛が勝ってどうにもならないのだ。

起き上がれないから、気晴らしが出来ない。
その晩の担当看護師は男性で、正直こちらも気を遣った。
導尿されている我が身がなんだか恥ずかしく思え、希望を訴えにくかったのもある。
唯一手元にあったi Phoneに触れ、
来月出張だったんだと思い出し宿泊先を予約したりして(をい)気を紛らわした。


やがて外が明るくなってきた。携帯を見たら、4時を過ぎていた。
眠い、まじで眠い(;゚;Д;゚;)


と、そこに  60歳近いと思われる看護師♀が入ってきた。
交代があったのだろう。まだ起きていた私に驚いた様子。


私:「すみません、腰が痛すぎて…全然眠れないんです。
    ベッドを少し起こすか、睡眠剤を入れてもらえませんか?」


言えなかった要望をやっと伝えられた。
しかし既に4時半 起床時間が近いので睡眠剤はNG。


看:「かわいそうだけど、まだベッドを起こすのもダメなのよ…もう少しの辛抱。
   口を潤す程度ならお茶飲んでいいわよ。
   痛み止めを入れようか?少しは楽になるかも」



ストローで一口入れたお茶は、喉の傷に染み咳き込んだ。
た、助かった。看護士さんを神に感じた…  この時は。



眠れたのは、多分1時間位。

起床時間になり、先ほどの看護師が嬉しそうな声で入ってきた。

「あほせぶんさん、良かったわね!ベッド起こしていいって!」




そう言って看護師は、
迷わずベッドを起こすボタンを  
何も見ないで速攻ぽちっ












ガシャーン!  ←枕元にあった物全て落ち眼鏡ケース大破

プシュー ! ←酸素機に引っかかり吹き出す

ピー!  ←点滴装置にひっかかり警告音






正体はとんだうっかり看護師でした
( ゜∀゜)ブハハ八八ノヽノヽノ \ / \/ \



↓親身になってくれた結果なんだけどね( ̄▽ ̄;A  ぽちっとな

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