大好きだったおばあちゃん。
89年間のいろんな歴史が刻まれたその手を、最後の最後に握っていられた事。
最後の瞬間、少しだけ動いたその指先の感触を感じられた事。
あなたの孫としてこの世に生まれた事。
感謝してもしきれないくらい、感謝してます。
12日の夜9時過ぎ、祖母が息を引き取りました。
あまりにも急な出来事だったため、未だ実感がわかないというか、現実の出来事じゃないみたいというか。
従兄弟とも話していたんですが、いきなりムクッと起き出して水仕事とかしだしそうな気がしてるんですよね、正直。
笑いながら『何かあったの?みんな集まって』とか言いそうな気がするんです。
ひ孫の顔、見せてあげられなくてゴメンね。
たったひとつ、それだけが後悔かな。
でも、おばあちゃんは1度も『子供はまだなの?』なんて言わなかったね。
独立して会社を始めたうちのダンナの事、気遣ってだったんだよね、きっと。
電話したり逢いに行くと、真っ先に『会社はどうなの?』って聞いてくれたもんね。
気にかけてくれてるんだって、ものすごく嬉しかったんだよ、あれ。
雲の上で大好きだったおじいちゃんと逢えるといいね。
うちのお父さんもそっちにいるはずだから、よろしく頼むね。
おばあちゃん、ありがとう。