反省しきりの摩耶山登山(後編)

山寺尾根から摩耶山を目指す予定をスケベ心からカスケードバレイルートに変更し、気が付けば全然方向違いの摩耶東谷ルート↓に迷い込んでしまったアウロです

何の因果か、僕がミスリードしたせいで山ガール達四人もこの谷に迷い込んでしまったみたい

何とかココから脱出しなければと、河原の様なところまで戻って、登山道を探すことしばし

ようやく南西の方向に整備された登山道を発見し、山ガール達に「あっちの方に道がありましたよ〜」と声をかけて再出発

と、そこに道に迷った男性がやって来ましたその男性もカスケードバレイを登るつもりでこちらの谷に入り込んだ様です

取り敢えず、「こちらに登山道がありますよ〜」と案内したところ、御礼とともに走って行かれましたトレランの方のようです

しばらく道なりに進むと滝らしきものが現れました水量はめっちゃ少なかった…

先の方に目をやると小屋の前で先ほどの男性が立ち止まっておられました

そこでは登山道が北側と南側の二つに分かれており、男性曰く「北側の道は上にある小屋に行く道みたいやから、こっちが正解ちゃうかな〜」と南側の沢沿いの道を駆けて行ってしまいました

なんも考えずに僕も後を付いて行ったのですが、実はこれが大きな間違いだったんです人に付いていったらアカンとこの日二回目の後悔です

家に帰ってアプリで確認したら、小屋のあった分かれ道から北側のルートを行けば元々予定していた山寺尾根に合流することが判明

それを先の男性に付いて南側ルートを選んだことで摩耶山とは逆の方向に向かっていました

ログの6km付近の尾根を登っていったところに分岐点があり、西側の方から何やらアナウンスの声が聞こえてきました

よく聞くとケーブル駅のアナウンスのようですこれでやっと"下界"に出られると、西側のルートを進むと怪しげな廃墟に出くわしました

うわっ、なんじゃこりゃ

建物は今にも崩れそうなくらいボロボロで、あちらこちらに"立ち入り禁止、中に入るな！"との表示がありました

取り敢えず廃墟の横を通ってケーブル駅の方へと向かうと、横の階段の所がロープで塞がれてましたマヂかやっと下界に出られると思ったのに…

と、その先をよく見ると登山道を示す赤いテーピングが見えましたなんだ一応登山道じゃんと、赤いテーピングに引かれるようにヒョイとロープをくぐって階段を上がっていくとなるほどケーブル駅に出ました

やった〜助かったと安堵したのも束の間、柵があってケーブル駅の方へ出られないようになってましたアレなんで

イノシシ除けの柵であれば鍵なんて掛かってないはずなのに…と辺りを見回したら、

柵の反対側(ケーブル駅側)に立ち入り禁止の看板が見えました

どうやら僕は入ってはいけない領域に入ってしまっていたようです

とはいえまたあんな廃墟のようなトコまで戻るのは気味が悪いので、結局柵を乗り越えて堂々と歩いて駅を出ましたこんちは〜

家に帰ってから、あんなトコなんで立ち入り禁止やったんやろと地図を見てみたら

ケーブル駅の東斜面が通行不可になってました僕が歩いてきた登山道もとっくの昔に廃止になってたようです道理で地図にない訳や〜

でもなんでやろとさらに調べてみたら、なんとあの気味の悪い"廃墟"に秘密があったんですそうやったんかそうやったんなら写真の一枚でも撮っておけばよかったと後悔しきりです

知らずとはいえ、本当トンデモないものに出くわしてしまいましたプチ冒険か〜

でも何はともあれあの谷を無事に抜け出せて良かった〜

掬星台からの下りは山寺尾根から

次回はカスケードバレイの谷歩きをしに行こ〜っと

もう決してあの廃墟には近づきません