いやぁ、寒い寒い。
毎年同じこと言うとるわけですが、やっぱ冬は寒い。
でももうすぐ1月も終わりですねぇ。
あとひと月もすれば春ですよ!
早く春が来て欲しいなーと思う今日この頃、1月24日(土)行って参りました尾鷲湾。
今回の相方は鮎師の桑さんです。
前々回、前回とテンヤで本命のマダイを釣り上げ、持ってる男振りを発揮。
さて今回も確変継続中と相成りますか。
狙いはいつも通り、マダイ、根魚(ハタ類)、青物(ブリ属)。
桑さん、ボート購入を検討中。まずはタックルをということで、テンヤロッドを買ったそうです。
オークションで入手したばかりなので、今日の釣行には間に合いませんでしたが。
この時期特に釣果情報が乏しく、今何が釣れているのかサッパリ分かりません。
前回(1月3日)水温が16℃とかなり高めでしたので、魚の活性も高かったように思いますが、今回はいかに!
お仲間をお誘いした結果、まる男さん、てるさんにご一緒いただきます。
まる男さん、遠いところ(近江の国)ありがとうございます。
てるさん、昨年の熊野灘以来でございますね。
1:00出発、3:30到着。
予想通り誰もいません。
いつもなら、ボーターはいなくとも、陸っぱり釣り師は数人いるのですが。
まさに厳冬期ですね。
予報は晴れ、気温12℃/1℃、風2~3m、波0.6~0.4m。
いいっすねぇ。
まさに釣り日和。
5:30、6:00にそれぞれてるさん、まる男さん到着~。
ご挨拶しつつ、準備開始。
てるさんはオレンジペコ&ホンダ2馬力。
まる男さんも、ジョイクラフトJET-225&2スト5馬力。
私もこう見えて(どう見えて?)ジョイクラフトJES-336からの乗換組ですので、いわばお仲間ですね。
てるさん号。
ホンダはピカピカで、まだ新品みたいです。
港丸さんを乗せてのタンデム仕様。
まる男さん号。
今日は珍しくタンデム仕様ですね。
横向けにセットされたシートがこだわりを感じさせます。
お馴染みドルフィンちゃん。
左舷側中央辺りにトイレの手桶が見えてますね(笑)
2年半の間についたキズがあちこちにあるんですよ~。遠目で見る分には分かりませんけど。
日の出の6:50に、3艇仲良く岸離れです。
とりあえず、前回桑さんと二人でマダイを3枚揚げたポイントへ向かいます。
潮は大潮前の中潮。満潮は8:30です。
と言うことは、これから上げ止まりを迎えるわけだ。
疾走感出てますねぇ。
15馬力くらいの走りに見えないこともない。
実際は2馬力の7km/hですが、何か?
湾口で、てるさんは私達とは逆の東方向へ。
健闘を祈ります!
スタートで出遅れたまる男さんでしたが、5馬力ですぐに追い付いて、一緒にマダイポイントに向けボートを進めます。
近辺にはレンタルボートやレジャーボートの姿も。
やはりいいポイントなんでしょうか。
風向きを読み、いったん根を通過してからボートを流し始めます。
通過の時、魚探には少し賑やかな反応が。
朝マズメ期待できそうですよ~。
気になる水温は14℃。
うーん、期待してたよりも低いですが、ま、こればっかりは仕方ない。
桑さんはテンヤを、私はインチクサビキでスタートです。
インチクサビキ、最近のお気に入りです。
サビキはショートタイプの落とし込み釣り用のモノで、幹糸7号です。
不意のワラサくらいなら何とか揚げられそうですよね。
テンヤの餌はもちろんエビですが、親バリにはいつもの冷凍芝エビを、そして今回孫バリにはスーパーで買った小型のアカシャエビを装餌します。
ウチの奥さんが買い物の時に見つけて買っておいてくれたものです。
感謝。
と、私のインチクサビキに、アタリが!
着底からの巻き上げで、すぐ引ったくられました。
いいねぇ!早々のヒット。
幸先いいではないですか。
グググッ!と下へ走ってみたり、フッと浮き上がってみたり。
この暴れ方は誰でしょうか。
エソでした……
しかも海面でバラシ。
わははは。
気を取り直して行きましょう。
桑さんはエビをかじるアタリはあるそうですが、全然食い込まないようです。
やがてアタリが止まって、巻き上げてみると空バリ状態。
典型的な餌盗りですね。
フグかウマズラか。
着底から5mほど巻き上げた私の仕掛けにアタリが!
小気味良い引きを見せますが、小物っぽいです。
おお、カイワリちゃん!
15cmくらいのレギュラーサイズ。
こんな冬の海で出会うなんて。カワイイやつ!
サビキに食ってきました。
もちろんイケスにキープです。
桑さんは相変わらず餌盗りと格闘しています。
テンヤは今まで私の物を使っていましたが、今回はフィッシング遊でワゴンセールしていたという、ダイワのテンヤを大人買いして持参されています。
少しずつタックルが揃ってきてますね(笑)
そして何度目かの流しでついに桑さんにヒット!
「大きくはないですよ」
またまた、謙遜なんかして。
あ、エソでしたか……
ぜひさつま揚げにしてやってくださいな。
気付くと、まる男さんの姿がありません。
LINEには「ポイントを変えます」とのメッセージが。
一方のてるさんチームの様子を伺うと、港丸さんが40cmオーバーのオオモンハタをゲット!
いいなぁ!大きなハタ。
スロジギだそうです。
アタリが乏しくなったので、ポイント開拓に切り替えます。
南下していくつか点在する島の回りを探ってみます。
島回りは結構垂直な斜面になっているところが多く、なだらかなポイントは少ないようです。
風がすっかり止んで、ベタ凪ぎになってきました。
おまけに潮も止まって、ボートがほとんど流れません。
桑さんが居眠りしてる間、ひたすらウロウロしてみますが、そんな上手い具合にポイントは見つかりません。
チャンスタイムの上げ三分を迎えた頃、てるさんからLINEが。
な、な、何ィ!?
「ブリゲット!」だとぉ!!
すぐさまポイントを聞きますが、どこだかよく分からない、と。
多分あっちの方だ!と心当たりを目指します。
急げ~、急げ~!
千載一遇のチャンス!
全然期待していなかった青物が!
しかもブリ!!
そこにいてね~!私が着くまで。
「こんなときの2馬力は辛いですね」と桑さん。
そうなんですよ。
8馬力くらいあれば、空をカッ飛んで行けるんですけど ね~。
あ!いた。
無事てるさんを見つけ、クーラーの中のブツを見せてもらいます。
うおー、いいなぁ。
釣れたときの状況を聞いて、私もスロジギにします。
スピニングのキャスティングタックルですから、あまりスロジギがやり易いわけでもありません。
ジギングタックルを持ってないので仕方ないのです。
ライトジギングの竿はありますが、さすがにブリは厳しいと思います。
桑さんには申し訳ないですが、インチクサビキのタックルを使ってもらいます。
もしブリが掛かったら、巻き上げられないかも知れませんが……
その場所は広大でなだらかな掛け上がり。なかなかポイントの絞り込みができません。
魚探にもそれらしい反応は出ません。
それでも潮目がいくつかできており、わずかな手がかりですが、その上を沖から岸へ向かって流してみます。
水深62m。
少しラインが沖に向かって斜めに入ります。
ドスン。着底。
グイーッと竿を煽り、スッと竿先を下げると同時にリールのハンドルをひと巻き。
ジグがヒラヒラと落ちる様をイメージして、再度グイーッとシャクリを入れます。
ひたすらその繰り返し。
てるさんは中層でブリを掛けたそうな。
とりあえず、ライン3色分、30m程度巻き上げて落とし直します。
こんなんで出るんかなぁ。
と、思いながら落とし直しを繰り返すこと数回。
底から10mほど巻き上げたところで、ジグに「ツン!」とアタリ?
「ん?」と思いながら、竿先をスッと下ろして、ハンドルをひと巻きした時、
ゴンッ!!
と引ったくるアタリ!
「来たぁぁぁぁ!!!!」
「オラオラオラオラァァァ!!!」
ギュッ!ギュギュギュギュギュ~ッッ!と竿が絞り込まれます。
「おおおおお!!!すごい重量感!」
ドラグがギ……ギギギギ……と音を立てます。
ラインはPE2.5号、リーダーは12号です。
滅多なことはないと思いますが、少しドラグを緩めておきます。
今まで何も映らなかった魚探の画面には、明らかに大型青物の反応が現れ始めました。
何匹かが底付近を泳ぎまくってる姿が見えます。
いましたね!
てるさんの言う通りでした。
メーター級のシイラを掛けても余裕のロッドが、いい具合に曲がっています。
相手が止まったときに巻き上げ、走り出したら溜めでこらえます。
「いいねぇ!デカイよ!こりゃブリだわ!釣り上げたことはないけど!」
タックルのパワーを信じて、巻き上げにかかります。
時おりドラグを引き出されながらも20mほど巻き上げたその時、
ドゥンッ!……
「…………!!!」
切れました。
PEが。
2.5号。
しかも高切れ。
意味が分かりません。
放心状態で、切れた箇所を見てみましたが、ややケバ立ってるような気がしないでもないですが……
しかしいつまでもハニワ顔をしてる場合ではありません。
急ぎリーダーを結び直し、再開しなければ!
でも焦ってるからか、やり慣れているはずのノットをド忘れしています。
「あれ?あれ?何かおかしいぞ?」
5分位掛かって思い出し、ようやく試合再開。
その作業の最中、魚探には結構な反応が……
あのピピピ音、焦らされます。
その間、桑さんはインチクサビキで小型のアオハタをゲット。
ハタがいそうなポイントでもないんですが。
やがて南風も吹き始め、下げの潮とぶつかって波立ってくる中、ボートを慎重に沖へ戻して流し直し、ひたすらジグをシャクリ続けました。
しかし、いかなスロジギとは言え、ずーっとやってると結構腕に来ます。
辺りにウサギが飛び始めてます。
心残りですが、ブリは諦め湾内に戻ることにします。
チャンスはそうそう巡って来ないと言うことでしょうか。
あの一本を揚げていれば……
どんなにテンションが上がったことでしょう。
誠に無念です……
てるさん、まる男さんは一足先に揚がられたようです。
私達はしつこく湾内でお土産を探します。
結局出たのは小さなエソのみ。
14:00未練たらたらの沖揚がりです。
てるさんチームは、大きなオオモンと、大きなブリ、改めワラサ(測ったら76cmに縮んでいたそうです)。
まる男さんは、エソ2匹ずつだったそうな。
総体的には、やはり渋かったです。
片付けのあとは、仲良くカップラーメンタイム♪
てるさんには事前に「カップラーメン買ってきてくださいね」と伝えておいたのですが、まる男さんには言うのを忘れていたみたいです。
ごぅめんなさいよ~。
私の2個あった内のひとつをまる男さんに差し上げ、男二人で仲良く分けて食べてもらいました。
何故か割り箸は持っていたまる男さん。
いわば「持ってる男」ですかね。
みなさん本当に気のいい方ばかりで、とても楽しい釣行でした。
またぜひご一緒してください。
そして、まだ見ぬブリよ!
次回は見事釣り上げてくれようぞ!
その時まで腹身に脂を溜めて待っておれい!
〈本日の野生動物〉
なし
やっぱり鹿は見とかないとダメだと言うことですよ。
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