『 スリーデイズ / 72点 / THE NEXT THREE DAYS 』 2009年 アメリカ 125分
十分に面白い娯楽映画やけど、元ネタと監督を考えると物足りない
【 満足度 】★★★★★★★☆☆☆(72点)
【オススメ度】★★★★★★★☆☆☆(75点)
◇フレッド・カヴァイエ監督による2008年のフランス映画「すべて彼女のために」を、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督、「グラディエーター」「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ主演でハリウッド・リメイクしたサスペンス・アクション。ごく平凡な大学教授が、殺人の罪で投獄された愛する妻の無実を信じ、彼女を取り戻すため命を懸けた脱獄計画を練り上げ実行に移すさまをスリリングに描き出す。共演にエリザベス・バンクス、リーアム・ニーソン。
愛する妻子と共に幸せな毎日を送る大学教授のジョン・ブレナン。ところがある日、家に押しかけてきた警察によって妻ララが逮捕されてしまう。容疑は殺人。妻の無実を信じて奔走するジョンだったが、3年後ついに裁判で有罪が確定してしまう。絶望したララは自殺未遂を図り、それを目の当たりにしたジョンは、最後の手段“脱獄”を決意する。そして、脱獄のスペシャリスト、デイモンに教えを請い、全てを懸けた綿密な脱獄計画を練り上げていくのだが…。[allcinema]
【感想】
元ネタのフレッド・カヴァイエ監督版「すべて彼女のために」が面白かったので、ポール・ハギス監督版のリメイク『スリー・デイズ』を観てきました♪
あー、まぁ十分面白いです。面白いですが、これがポール・ハギスが監督であることと、「すべて彼女のために」のリメイクであることを考えると、ちょっと物足りないかな~
◇◆◇
今、世界で最も才能のある脚本家の1人と云われてるポール・ハギス監督&脚本なので、元ネタの「すべて彼女のために」にあったノイズ部分(脚本的には穴)を、キチンと塞いでいます。
例えば、「事件の犯人は誰なのか?」を、最後まで引っ張ったりとか、ラストの展開を変えたりとか、アレを手に入れる方法の違和感を薄めたりとか、なんやかんやと、整合性を整える作業をしてるんで、多分、素晴しい脚本に変更されてるに違いないんやけど・・・
そのせいで、作品の深みがなくなり、演技のバランスを崩してしまう(犯人かもしれないという演技をしないといけない等)んやから、映画ってほんと難しいもんですよねー←  ̄_ ̄)遠い目
ほんでまぁ、脚本家出身のポールハギスの「画で魅せることが出来ない」という弱点が顕著に現れた作品でもあるっすね・・・
なんというか、画がチープなんで、軽い場面ではないはずのクライマックスで苦笑してしまうという・・・
くるくるくるくるドカーン!!!!←!?
◇◆◇
ハギス監督でなければ、オススメは十二分に佳作。
ライオンズゲートらしい娯楽作品ではあるっすね(°∀°)b軽く観るにはオススメ!
個人的には、重厚な元ネタ「すべて彼女のために」の方がスキかなぁ~
個人的満足度 72点! オススメ度 75点!
◇予告編はこんな感じですがな◇
◇すべて彼女のためにの予告編はコレ!◇
◇元ネタは「ラスト3デイズ すべて彼女のために」のタイトルでDVD出てるよ!レンタルできるよ!◇
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