映画の途中でガラリと雰囲気が変わる!変わらないのは繊細さ!
『 セラフィーヌの庭 / 74点 / SERAPHINE 』 2008年 フランス 126分
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【満足度】
★★★★★★★☆☆☆(74点)
12月22日からレンタルスタートしてたみたいです!すんません!まぁまぁいい映画です!
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆(75点)
十分観れる映画ですが、終盤かなり重いので、オススメ!っと強く言い難い映画ではあります。
【内容】
□フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた感動のヒューマン・ドラマ。2009年のセザール賞では作品賞をはじめ最多7部門を受賞した。家政婦として貧しく孤独に暮らす傍ら、敬虔にして無垢な心のままに色鮮やかで幻想的な絵を次々と生み出したセラフィーヌと、彼女の才能を見出したドイツ人画商との心の交流を、激動の20世紀初頭を背景に描き出す。主演のヨランド・モローはその入魂の演技が絶賛され、セザール賞主演女優賞をはじめ数々の賞に輝いた。
◇1912年、フランスのパリ郊外サンリス。家政婦として生計を立てている貧しく孤独なセラフィーヌ。彼女は草木や花々に話しかけ、植物など自然のもので自ら絵の具を作り、部屋に籠もって黙々と絵を描く日々を送っていた。そんなある日、彼女の働く家にアンリ・ルソーを見出したドイツ人画商ヴィルヘルム・ウーデが妹と共に引っ越してくる。そして、その家に置かれていたセラフィーヌの絵に心奪われたウーデは、彼女に援助を申し出るのだった。こうして画材を自由に手に入れられるようになり、絵を描くことにますます情熱を注ぐセラフィーヌ。だが1914年、第一次世界大戦が開戦、敵国の人となったウーデは止むなくフランスを離れることに。1927年、これまでと変わらず家政婦をしながら絵を描き続けていたセラフィーヌは、フランスに戻ってきたウーデと再会を果たす。やがて、再びウーデの援助を受けることになったセラフィーヌは、次第にその名が知られるようになり金銭的にも豊かになっていくのだが…。allcinema
【感想】
【劇場鑑賞】すんません!今更レビューです!
セザール賞7部門制覇ということで、ヨランド・モロー主演の『セラフィーヌの庭』を観ました♪
ふむ(・~・)なかなか良く出来てます!この監督さんは全く聞いたことも無い(本作が長編3本目らしい)ですが、さすがセザール賞受賞作っつー洗練された作品でした♪
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観てから3ヶ月ほど経つので、かなりあやふやで、記憶違いがあるかもしれません。まぁそんな感じで読んでやってください(-人-)
薄い記憶では、とにかく撮影が非常に素晴らしくて、丁寧に細心の注意を払ってることが見て取れて良かったっすね!画家の生涯を描くのに、最も重要なことが"画(映像)"であることは間違いなくて、観客がその部分に違和感を感じてしまうと作品が成立しないということを良くわかっとんな~って、ロラン・ブリュネって初めて聞く名前やけど、なかなかやりよるなと感心したっすね←せやからなんで上から目線やねんって!
映画の中にでてくるセラフィーヌが書いた画というものが、本物なのかフェイクなのかは良くわからんけど、映画の中で圧倒的なチカラを持って映し出され、観客の中でキチンと名画として成立してるのは、間違いなく撮影の素晴らしさに於けるとこやからね(」°□°)」<素晴らしいぞ!ロラン君!
そしてやはりヨランド・モローの圧倒的な演技!!!純粋さと狂気の紙一重の演技が素晴らしく完璧なんで、細かな説明や描写を省いてても、観客が彼女のことを"常に狂気に片足を入れていた女性"として理解して、物語に集中できるようになってるっすね。正直なところ、あんな生活をしてたにしては、太りすぎやないの?っつー違和感はあったけど、何気にいやしんぼうな雰囲気を作り出すことで成立させてるのも素晴らしいっすねш(`∇´*)ш
作品の内容については、途中で作品のカラーが急に変わったり、描かなくてよさそうなエピソードも多数含まれてたりと、正直少し散漫な印象を受けるんやけど、最初っから最後まで繊細に"人間"を描ききってるので、最後まで深く深く様々な思いに耽りながら観ることができるっすね((φ(・д・。)
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終盤かなり重くなるので、誰にでも薦めれる映画ではないですが、イイ映画であることは間違いありません(°∀°)b
うーん、いつもに増してぐちゃぐちゃな文章やねー。やっぱ観た後直ぐに書かんとあかんねw
個人的満足度 74点! オススメ度 75点!
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↓前半は・・・
↓ほほえましい感じで進んでいくのに・・・
途中からガラリと雰囲気が変わる・・・
↓事実を描きたいという
↓監督の思いは非常に伝わってくる
↓そこに何が生まれるかは観客次第
面白いとは言いがたいし、ちょっと散漫な感じもあるけど、目が離せない力強さがそこにはある。