こういう作品を94分という観易い長さで作ることに意味があるのだ♪
『 裸足の1500マイル / 74点 / RABBIT-PROOF FENCE 』 2002年 オーストラリア 94分
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★★★★★★★☆☆☆(76点)
オーストラリアは不思議な国だ・・・良い意味でも悪い意味でも強い意志を持った人々が育つ・・・
【オススメ度】
★★★★★★★★☆☆(80点)
かなり観やすく作られてるんで、誰が見ても感動できる映画やと思います♪
【内容】
□母に会いたいがために1500マイル(2400キロ)もの道のりを、90日間歩き続けた少女たちの健気な姿を描いた感動のドラマ。当時のオーストラリア政府は先住民族アボリジニの子どもたちを親から強制的に隔離し、白人社会に適応させようとする政策を実施していた。そんなアボリジニの暗黒時代に実際にあった物語をオーストラリア出身のフィリップ・ノイス監督が映画化。原作は、少女たちのひとりであったモリーの娘ドリス・ピルキングトンが母の体験を綴ったノンフィクション小説。
◇1931年、西オーストラリアのジガロング。14歳のアボリジニの少女モリーは、8歳になる妹のデイジー、従姉妹で10歳のグレーシーたちとここで楽しく平穏な毎日を送っていた。ところがある日、アボリジニ保護局の人間がやって来て、時の政府の政策に従って彼女たちを拘束、母親から引き離して施設に強制収容するのだった。粗末な環境下で、白人社会へ適応するための厳しい教育が始まる。ある時、たまりかねたモリーたちは厳重な監視をかいくぐり脱走する。そして、延々続くウサギよけフェンスの先にある母の待つ故郷へ向けて1500マイルの遥かなる旅路を歩き始めるのだった…。allcinema
【感想】
おっ!これってフィリップ・ノイス監督やん!っつーことで(どゆこと?)『裸足の1500マイル』を観ました♪
ふむふむ、実話か・・・。
こういうより多くの人に観てもらいたいっつー作品を、94分っつー長さで、あまり重くなりすぎずに感動的なドラマを織り交ぜて考えさせるっつー作りにしてあるのは非常に好感が持てるっすね!
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この手の"より多くの人に知ってもらいたい"っつー強いメッセージを持ってる映画に限って、150分とか180分とかアホみたいな長さで、ただただ重いだけで悲惨な映画っつー"こんな作品にして誰がみんねん!"っつーのが多いんやけど、この作品は非常にコンパクトにまとめられてて、より多くの人が感動出来て考えさせられる作品になってるのが素晴らしいっすね!
描くと長くなる余計なバックボーンは簡単な文章だけで済まして、子供たちをごくごくふつーの子供たちとしてただただ描くという人間ドラマにしてあるんで、知識が無くてもスッっと観客の心に届くようにできてるっすね♪
この手の映画で細かい史実を描くっつーのは、実は対して重要ではなくて、どれだけ多くの観客感動を与えてこの事実に目を向けてもらうかっつーのが一番重要なポイントやから、この作品はそういう意味において完璧な映画っていえるんやないやろか?
何か社会的なメッセージを描くとき、90分で描こうが150分で描こうが全てを描くことは不可能なんやからね・・・
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なにも考えずに人間ドラマとして観ても、おもしろく感動的な映画なんで、ふつーにオススメ致します♪
94分っつー時間やし、そんなに構えずにみれる映画やしね♪
個人的満足度 74点! オススメ度 80点
映像がかなりきれいやな~っておもてたらクリストファー・ドイルくんでした♪