- ボルベール<帰郷> コレクターズ・エディション
- ¥3,280
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母から娘へ受け継がれるしなやかに力強く生きる心と全てを包み込む愛情
『 ボルベール<帰郷> 』 2006年 スペイン 120分
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス
【評価】
【満足度】
★★★★★ ★★★☆☆☆ (8.2)
女性の映画やからこそ、男も観るべきやで!よーくわかるんやけど完全には共感せーへんよ
【オススメ度】
★★★★★ ★★★☆☆☆ (8.8)
女性でなければ解らない部分もある!女性は必見の映画やねー男は・・・はへー・・・
【内容】
しっかり者のライムンダは、失業中の夫と娘のために日々懸命に生きていたが、血のつながらない娘を襲おうとした夫を娘が殺してしまったことから、平和な日々は一転。彼女は死体を隠し、娘をかばうことに奔走していた。そんなとき、ライムンダの姉ソーレは火事で亡くなった母が自分の目の前に現れて驚く。幽霊? 幻? 母と暮らしはじめるソーレ。姉を尋ねたライムンダは、ソーレの家で母の気配を感じた。しかし、母はライムンダの前に現れることができないという。仲違いしたまま死んだので、会う勇気がないと言うのだ。それでも娘を思う気持ちは変わらない。やがてふたりが再会するときがきた…。amazon.co.jp
【感想】
以前にとあるところでUPしたレビューをまんまコピペっとしましたんで、読んだ人もいてるかもしれんけど・・・
まぁ、読んだってくらはいな
ちょっといそがしーんでこんな感じですんませーん
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つーことで今回は、P・アルモドヴァルの最高傑作とも云われてて、悪い評判もまーったく聞かない『ボルベール<帰郷>』を鑑賞致しました!
感想は、うーーーん・・・良かったけど、男としてはツライ作品やなーって感じ
高い点数つけたし大満足なんやけど、なんかこう心に"ガッ!"と来るもんは無かったなぁー(←わかりにくー)
これは自分がオトコやからやと思うけど、ライムンダにも母親にも姉にも娘にもイマイチ感情移入でけへんかったんよねぇー・・・。
そこはやっぱり、パコや父親のことなんかを、男の立場で考えてしまうからなんやろなぁ・・・。
※2人の行為を肯定してるんや無くて、男共の死があまりに軽いのが切なくなるんよねー
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悲しみや苦痛を糧として、逞しさを身につけて強く生きていく女性(母)と、些細なことに押しつぶされて、精神のバランスを崩して堕ちていく弱い男・・・。
確かに、よう解る・・・よう解るだけに、ああなる前に愚かな男(パコ)をやさしく包み込んで、生きる力を与えたってくれよって思うんよね・・・。
愚かでアホな男かもしれんけど、他人の子供を身ごもってるライムンダを愛してくれた男やんか・・・。
まぁ、そこを描いてもーたら、主題から大きく逸れてしまうし、ストーリーが前に進めへんねんけどね・・・。
せめて、もっと以前から悪い奴やった風に描いとって欲しかったなぁー・・・。
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男は完全にワルモンやし、女性にしか理解できない部分もある作品やと思うけど、せやからこそ男も見るべきやね!!!
女性がどれだけ強くて賢くて美しい生き物で、男がどれだけ弱くて愚かで醜い生き物かを知る為にもね
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なんか文章が否定的な感じになってしもたんやけど、どっちかゆうと絶賛なんで、もし取り違える人がいたらすみません。(8点以上はかなりエエ評価です)
↓ボルベールの歌のシーン↓