若き志士よ獅子となれ |  金太郎のブログ

 金太郎のブログ

なんだかよくわからないうちに健康の人に成っちまったわけだが、いいこといっぱいなので引き続きやっていきます。


長いジャガイモの話って知ってっか?

誰も絶対しらねーと思うから
耳かっぽじって
穴開けて聞いてくれるといーぜ。




っつーわけで、おっぱじめるが
先日の夕方
宮崎から沢山の種類の野菜が届いた。

特に、
一瞬にして
ワタスを虜にしちまいやがったのは
ジャガイモだ。



写真じゃ分かりづらいだろーが
こいつぁ、白いんだ。

皮が真っ白に近い・・・

ワタスは
そーゆージャガイモを
一度見たことがある。

それは
北海道の超一流
自然栽培農家さんのやつだ。

なんじゃこりゃ~
って思ったが
それを食べて、驚愕しちまった。

ジャガイモの概念が
ぶっ壊された。

それで、経験済みだったもんだから



こいつが相当のもんだと
ビンビン伝わってきた。

早く食べたくてしかたなかったんだが
食べれたのは、翌日の夕方だ。

お客さんが、
お味噌汁にするって言って
ジャガイモを手に取ったもんだから
「そんなことしちゃいけねぇ」
って言ってしまった。

味噌の味が染み込んでしまったら
こいつの実力が半減するって思ったってわけだ。

しかし、ワタスもコイツを食ったわけじゃねぇ・・・

それでも自信はあった。

なんせ、
先日、見ただけで
もう、コイツが大好きになっちまってたもんだから
間違いねぇと思って自分を信じただけかもしんねぇーな。

なぜ、見ただけで
大好きになっちまったかは
解らねぇーが、
たぶん、一目惚れと同じシステムが
脳内で起こってたんだろーな・・・



とにかく
丁度閉店前だったもんだから
試食してみよーってことになった。

まずは、土を落として
水で洗ってみると



やはり、真っ白だ。

見たときに思ったよーに
極端に皮が薄いってことだ。

そりゃもう、こいつぁ
若きおなごの柔肌のよーな色なんだぜ。

中の色が透けて見えてるってこった。

わかったろ。
この薄い皮は、食感を邪魔しねぇ。

人が好む最高の皮ごこちってことだ。

なぜ、皮が薄いのがいーかっつーと
太古から、そーゆーのを人間は食ってて、
遺伝子に記憶されてるからだ。


わかるかな・・・

まるで
皮を剥いてるみてーな薄さだったぜ。 



それで、こいつを
蒸してみた。

ものすごく柔らかい。
まるで、クリームでも切ってるかのよーだった。


 

それなのに、崩れない。

コイツは、期待が膨らむ。

お客さんと
三人で、同時に食ってみた。

お客さんは、めちゃくちゃ驚いた!

そりゃ、そーだろな。

普通に、過ごしていたら
こんなもんに出会えるわけがねぇ・・・


それより、驚いたのは
ワタスだ。

ワタスの想像を
遥か彼方に超えてきやがったもんだから
その美味さに
ワタスは、
腰から砕け落ちながら
大声だしちまったよ。


めっ

っちゃ

うまぁ~

いも

 


蒸しただけだ。
バターはおろか、塩もつけてねぇ・・・

なのに、十分すぎるコク。

そして
頭によぎったのは
美将玄米よ



ワタスは
この玄米を商品にして
一生懸命普及させてきた。

この米を初めて食ったときの
あの衝撃・・・

そして、脱サラして
こいつを売ると決めたのはいーが
店も持ってねーし、会社も作ってなかったワタスは
一人で訪問販売を始めた・・・

今や、
パッケージにデザインも
会社名も入ったやつを生産できるよーになった。

そんな、ワタスが
このジャガイモに同じものを感じた。

想像を遥かに超える味・・・

体が勝手に、人に伝えようとする味。

ワタスは、この玄米に
自分がやってきた努力と同じだけ結果が
出てくることを教えてもらってるし
この玄米が、今のワタスの人生と
共に歩んでる商品なんだが、
このジャガイモも、また
共に歩みたくなるジャガイモだ。



このジャガイモは
宮崎の西村自然農園のものだ。


このジャガイモに
他人や法律が作った
JAS有機栽培なんて看板を着けて欲しくない。

西村さんのジャガイモは
そんな味も素っ気もない
たんなる看板に安心安全という文言
をひっつけてるだけの野菜より
遥かに上をいってる。

そんな文言貼り付けなくたって、
コイツならいける。

西村哲也という名が
うそ偽りのない自然栽培のブランドだと
このジャガイモが人々に伝えてくれる。


宮崎には有機栽培の農家が
ほとんどいないらしい・・・

同じ九州でも
熊本は
県や市が動いて有機栽培を推進してる。

熊本は
日本が誇る
有機栽培の名手だらけだ。

ところが
宮崎では
有機栽培してたら、
頭がおかしくなったと
近所でバカにされたり
取引先に足元みられたりするらしい・・・

聞いただけで、ムカっと来る。

嫁が許してくれるなら
そいつらを
ぶん殴ってやりてぇーわ。


しかし、宮崎は自然栽培に適してる。


こっからが、本題なんだが、

有機栽培で、やってるやつがいなくて
農家友達がいなくなった時がチャンスなんだぜ。

真っ白で綺麗な半紙の真ん中に
墨を一滴こぼしちまったら
そこが目立って仕方がねぇーだろ。

今、黒が目立っちまって
白から仲間外れのよーに思われがちで
いい気がしねぇーが、
遠くから見れば
黒い部分しか興味が湧かない。

黒い部分にしか意味を感じない。




どーだ?

実は、黒のお陰で
白にもやっと役割が出来たんだ。

たった一農家のジャガイモが
宮崎を野菜の美味い一大産地のイメージに導ける。

まわりの皆が白でよかったじゃねーか!

熊本だったら



こーだぜ・・・・

どこにいるか解んねーし
出会えなかったかも・・・

っつーことで、
つまり、
西村自然農園は
宮崎の自然栽培のリーダーだ。

先駆者だ。

勇気の人だ。

みんな尊敬してる。


すでに、うちには西村さんの大ファンがいる。

ネットやブログで通じた若い人達
だけじゃねーんだよ。

週に二度、必ず
「西村自然農園の新しい野菜入ってますか?」
って、遠いところからわざわざ来る
初老のおばさんがいる。

大雨の中でも、
やってきて
無かったら、次の日また来る。

電話してくれたらいーのにって言うと
「収穫できなかったり、急に良いのが採れたりするのがいーのよ。
出会えた時に、とっても幸せだからいーのよ。」

とっても優しい声の上品な方だ。

ワタスは、この方が
このジャガイモを食ったら、
涙を流してくれること知ってる。

なんせ、
長ネギに泣いてかじりついたそーだ。

青梗菜を泣きながら噛んで
のみ込んだそーだ。

大激動の日本
子供の頃に食べた
懐かしい味が、涙を呼ぶらしい・・・

キラッキラに目を輝かせて
「あの長ネギ、とっても美味しかったわよ!」
って、週に二回聞かされる。


熊本には
すっごい美味しい野菜があって
うちのお客さんも大ファンだが
お客さんたちゃ
農家さんっつーより
熊本の野菜が美味しいのイメージしかないはず。

熊本は、組織化してて
農家さんを直接見にくい・・・

ワタスが、数名のリーダーを知ってるだけで
枝の農家さんとは接することができない・・・

それでも組織にすることも大切だ。

西村さんの野菜を宮崎のトップブランドにしよう。

西村自然農園の野菜は
すでに仕上がってる。

あとは、西村自然農園がリーダーとして
仕上がる番だ。

できるかできないかの結果なんて
わかんねぇ。

でも、他にいないってことは
使命があるんだろーな。

日々削れていく命に
ちゃーんと
命の使い道があるってことは
いいことだ!


 

生まれでた この世において

自分といふものが どこまで行けるか

それを 試さずに 

無残と この命

終わらせたくないのである



この
クソ長いジャガイモの物語に
付き合ってくれた方。

本当にありがとうございます。

そして、お願いがある。

我々が住む日本の土壌を汚さず
自然の形を変えず
自然栽培で、頑張ってる数少ない
農家さんの野菜を直接食べてみてくんねーか!

もちろん安くはねーが
満足できる。

色々伝わってくるものがある。
無駄遣いにはならねぇはずだ。

クレームは、ワタスが受け付ける。

西村自然農園 野菜畑でひとりごと
http://ameblo.jp/tanzyunshiikugakari/