水05

森林狙うタックスヘイブン資金(NHK北海道 10/5)

「タックスヘイブン」という言葉をご存じでしょうか。
資金を呼び込むために税率を大幅に低くしている国や地域を指しますが、世界中の企業や富裕層がこうした場所に資金を移し課税を逃れていると、国際社会から問題視されています。

その「タックスヘイブン」の資金が、道内の森林取得にも活用されている可能性があり、森林の利用などについて不透明さが増すことへの懸念が出ています。

水01

【拡大する海外資本の森林取得】
道によりますと、海外資本による道内の森林取得は、去年までに少なくとも1878ヘクタールと年々拡大し、日本全体で見ると、平成18年以降海外資本によって取得された全国の森林面積のおよそ9割が北海道の森林です。

水02

【タックスヘイブンが4分の1】
NHKは、情報公開請求を通じて先月中旬、道が把握している99の海外資本の国や地域別の内訳を調べました。その結果、数と所得面積がもっとも多かったのは香港で、43の法人と個人が合わせて625ヘクタールを取得していました。

次いで取得面積が多かったのは、税率が極端に低く「タックスヘイブン」として知られるカリブ海のイギリス領バージン諸島に拠点を置く16の法人と個人で、全体の面積の4分の1にあたる466ヘクタールを取得していました。

水03

【森林買収の多くは中国資本か】
香港も税率が低いことで知られ、道内の森林の取得面積は、2つの地域に拠点を置く法人と個人で全体の58%に達しています。タックスヘイブンなどに詳しい青山学院大学の三木義一学長は、森林を取得した2つの地域に拠点を置いている企業や個人の多くは、中国資本の可能性が高いとみています。

水04

【森林利用の不透明さへの懸念】
海外資本による取得拡大が続き、タックスヘイブンの資金が買収に活用されている可能性がある北海道の森林。

三木学長は「タックスヘイブンに拠点を置く法人や個人に買収されてしまうと、実際の所有者が分からず森林をどのように使おうとしているのかも不透明になる。地域社会にとっては非常に問題だ」と指摘しています。(転載終了)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このニュースは「NHK北海道」のみで報道されました。リンク元で動画が見られます。NHKの調査ですから他局は報道できないのでしょうが、NHKの全国ネットでは可能ではないかと思うのですが・・・どうなんですか?NHKさん!

以前からネット上では流されていたので、皆さんご存知のことと思います。ただ、中国資本とは聞いておりましたが、タックスヘイブン資本もとはねぇ・・・アングロサクソンも参入しているかもしれませんね。

単に「水源確保」というだけではないように思うのですよ。水源のためだけならば、本州にも素晴らしい水源がありますし、道庁は戸惑っているようですが、日本政府が「我関せず」という態度に何かいや~な感じを持っております。

本日はこの他にも≪水≫に関するニュースが2件ありました。



港区南麻布の交差点で水が溢れ出しました。水道管の破裂が原因とみられています。日本中の水道管が耐用年数を超えているともいわれており、全国で同様の事象は増えるのではないでしょうか。膨大な交換費用がかかりますね。



もうひとつは、大阪府河内長野市を流れる「石川」が突然灰色になりました。この川は水道水にも使われているそうです。原因は上流にある宗教法人の施設から汚泥が流れ込んだためらしいです。('Д')

福島第一原発の汚染水問題、豊洲市場の地下水問題、台風がやってくれば大雨も心配せねばなりません。つくづく、出口王仁三郎の言葉を思い出します。

「人間にとって一番大事なのは水である。その水を汚してはいかんぞ。水を汚すということは神さまのごきかんにかなわん。水だけは大事にせい。水が汚れて、水が飲めなくなった時こそ瑞(みず)の御霊(みたま)から見離されたときである。瑞の御霊は生命の源であるから、自分はこのことが非常に気になる。」