≪万物を生み出すエネルギー≫(青字は少年ペドリゥート)
愛のない世界を頭の中に描き始めた。人々はみな、冷たく、お互いを信じ合わず、 自己中心主義だ。愛がないからエゴに対するブレーキもない。すべてはみな、自分以外は敵であり、お互いにボロボロになるまで傷つけ合う・・。
アミの言っていた、 大宇宙の大災難を引き起こしかねないエネルギーのことを思い出した。 傷ついたエゴの自殺願望者がやけになり、ただ復讐のために、「ボタン」を押す・・。宇宙が連鎖反応的に爆発していく・・。
(もし、愛というものが全く存在していないとしたら、宇宙はありえないかもしれない)
(アミ)
「じゃ、愛が全てを創造し、反対に愛の欠けたところには破壊しかありえないということ?」
(うん、そう思う)・・そういう結論に達したので、そう言った。
(アミ)
「宇宙は誰がつくったの?」
(神が作った)
(アミ)
「じゃ、愛が宇宙をつくり、神が宇宙をつくったのだとしたら、神に愛があると思う? 」
(もちろん!)
(アミ)
「もし、愛よりも何か優れたものがあったとしたら、それは神のはずだろう? 」
(うん、そう思う・・)
(アミ) 「愛よりも偉大なものってな~~に? 」
(わからない・・)
(アミ) 「愛の上に何があるって話したっけ? 」
(何もないって・・)
(アミ)「じゃ、神ってなんなのか?」
(あっ!!神は愛だ!君は何度も言っていたし、聖書にも書いてある。でも僕は神はたくさんの愛をもった人間のようなものを想像していたよ・・)
(アミ)
「愛をたくさんもった人間なんかじゃない。神は愛そのものなんだ。愛が神なんだよ。愛は力であり、振動であり、エネルギーであって、光もまた同じようにエネルギーであり、振動なんだよ。
X線も、赤外線も、紫外線も、そして思考も、みな異なった周波の同じものの振動なんだ。周波は高ければ高いほど、物質やエネルギーがより繊細になる。石と思考は異なった周波の同じものが振動したものなんだよ。」
(ふ~~ん その同じものっていったい何なの?)
(アミ)
「愛だよ。みな、全ては愛なんだ。全てが神なんだよ。 宇宙を神がつくったというものはひとつの表現であって、実際には神が、宇宙や、石や、君や、僕や、星や、雲に変化することなんだよ。」
(ということは・・僕も神っていうこと?)
(アミ)
「海のひとしずくが、たとえ同じ物質でできていたとしても、海だとは言えないだろう。君は神と同じ物質からできている。君は愛なんだよ。進歩が少しづつ、我々の真のアイデンティティである≪愛≫を認識させていくよ。≪僕≫と自分のことを言う時、自分の体のどの部分を指さしていっている?「自分~」と言って指さしてごらん。」
自然に胸の中心を指さして、「僕~」と言っているのに気が付いた。
(アミ) 「どうして、お腹や喉や額をささないのかな? 」
(自分でも、どうして胸を指さしたかわからないや・・)
(アミ)
「なぜならね、そこに本当の君がいるんだよ。君は愛だ!そしてそのハートの中に、君の住まいがあるんだよ。君の頭は、例えば、一種の潜水艦の「潜望鏡」のようなもので、君に・・(と言って僕の胸を指さして)・・外の様子を知覚させる役目を果たしている。
その潜望鏡の内部にある≪コンピューター≫である頭脳のお蔭で、物事を理解したり、生命機能をつかさどったり、手足は物を取り扱ったり、体を移動させたり、でも君自身はここにいるんだ。・・(再び僕の胸を指さした)・・君は愛だ。だから、どんなことでも愛に反した行いは、君自身に反した行いになり、愛である神に反したことにもなるんだよ。
だからこそ、宇宙の基本法は愛であり、愛が人間の最高位のもので神の名を≪愛≫というんだ。宇宙の宗教とはまさに、愛を感じることであり、愛を捧げること。これにつきるんだよ。これが僕の宗教なんだよ。ペドゥリート。」
※「燃える柴の木」から神がモーゼに語りかけますが、柴の木は燃え尽きなかったと表現されています。
(今、やっとはっきりわかったよ。アミ、どうもありがとう~)
(アミ)「感謝は≪生命の木≫の12の≪果物≫のうちのひとつだ。」
(どうして、生命の木っていうの?)
(アミ)
「愛から全ての命が誕生するからさ。≪愛し合う≫ということ・・聞いたことない?」
(うん、聞いてる。で、その12の果物って、一体なんなの?)
(アミ)
「真実、自由、公正、知恵、美が、それらの中に含まれている。その他のものも自分で少しづつ発見していくようにね。そして、それを実行するように心がけることだ。」
「アミ 小さな宇宙人:エンリオ・バリオス 著」(徳間書店)より
【チーム・アグネス情報掲示板】
http://flg.jp/~agnes/joyful.cgi