太陽系に第9の惑星発見か、質量は地球の10倍(CNN)

米カリフォルニア工科大学の研究者は21日までに、太陽系外縁部に9個目の惑星とみられる物体が存在している証拠を発見したと発表した。

この星は通称「プラネット・ナイン」。カリフォルニア工科大学によると、地球の10倍の質量を持ち、太陽から海王星より20倍遠く離れた軌道を1万~2万年かけて周回しているという。

研究者が実際にこの惑星を観測したわけではないが、他の研究結果から第9の惑星が存在するとの結論を導き出した。

ニビル12


ニビル13


カリフォルニア工科大学は第9の惑星について、十分な大きさがあるため、冥王星のように惑星の定義にあてはまるかどうかをめぐって議論になる余地はないと自信をみせる。

冥王星の準惑星への格下げにも関わったブラウン氏は、「冥王星が惑星でなくなったと怒っていた人も、未発見の真の惑星がまだ宇宙にあることに興奮するだろう。あとはこの惑星を発見し、太陽系の惑星を再び9つにしたい」と話す。(引用終了)



TVニュースでも大きく報道されていますが、「へぇ・・珍しい」と思いました。

18日に下記の記事をアップしたばかりでした。周期に違いはありますが、「10番惑星ニビル」の可能性が出てきました。冥王星はかつて9番惑星でしたが格下げされましたので「プラネット9」になります。(冥王星が可哀想な気がしないでもない)

問題は5年以内に見つかるということです。過去記事中、「2016年~2018年に再接近する」という噂がありますので、そんなに遠くない将来にこの惑星の姿が発表されるのではないでしょうか。

(過去記事)シュメール文明と「惑星ニビル」

さて、この惑星発見と同時に下記のニュースが報道されました。天文ファンはこれから1か月間、夜空を眺めるのが楽しみですね~♪



5つの惑星が1つの空に、肉眼で観察可能 約10年ぶり(CNN)

今月20日から2月20日まで、夜明け前の空に5つの惑星が肉眼で見える。この現象が起きるのは約10年ぶりで、天文ファンには嬉しい期間となりそうだ。

肉眼で見えるのは水星、金星、火星、木星、土星で、日の出の45分前ごろに観察可能になる。多くの星の中から惑星を見つけ出すのが難しい場合は、天体観測用のアプリを使うと発見できるかもしれない。

5つの惑星


自力で探す場合のコツは次の通り。

まず、南東の空に月の近くにある金星を見つける。金星は太陽と月を除き全天一明るいので見つけやすい。次に南西の空にある木星を探す。木星は金星に次ぐ明るさを持つ。

火星は金星と木星の真ん中あたりにある赤い星だ。土星は火星と金星の間に見つかる。水星は太陽に近いため観察が難しいが、高い建物などがない見晴らしのいい場所なら、金星と地平線下にある太陽の間に小さな光る点として見えるはずだ。

惑星で物足りない場合は、すい星の観測がおすすめだ。今週、カタリナすい星が地球まで1億キロの距離に接近し、双眼鏡や望遠鏡を使えば観測できる。このすい星が地球近辺に来るのは初めて。非常に速い速度で通過し、今回の接近後は太陽系を脱出するとみられている。