「葦嶽山(広島)はUFO目撃が多い日本のピラミッド?」の冒頭で『25日から新たなシンクロ現象が始まりました。』『比婆山を覚えておいてください』と申し上げました。時系列で説明します。

① 25日津山市のNさんから【葦嶽山のUFO目撃】を聞いた
② 25日BSフジで【古事記】の特集を偶然観た。(動画の内容とほぼ同じ)
③ 26日東京都のSさんから【奥出雲にたたら製鉄】があったのを聞いた
④ 29日東京都のSさんから【もののけ姫】にたたら製鉄のシーンがあるのをを聞いた

上記の動画では【比婆山】に関する説明はありませんが、BSフジの【古事記】では比婆山が出てきました。比婆山はイザナギノミコトが妻であるイザナミノミコトの亡骸を埋葬した山であると神話では云われています。向かい合わせにある吾妻山はイザナギが「あぁ吾が妻よ」と妻を追慕したことから命名されたようです。

比婆山

比婆山-01


広島県備北のたたら製鉄地帯 
歴史の山 比婆山(御陵)1256m とその懐「六の原たたら跡」を訪ねるより

東西に伸びる中国山地脊梁山脈が島根県奥出雲と岡山県北備・広島県備北を分ける一帯は古代からの大製鉄地帯で、その中心に聳える吾妻山・比婆山には古事記に記された古い伝承があり、その南側には備北のたたら製鉄地帯が広がる。

比婆山の山頂には古い古墳御陵があり、その御陵は伊邪那美命の墳墓であると伝えられ、吾妻山に登った伊邪那岐命が比婆山に眠る妻、伊邪那美命を山頂で「ああ吾が妻よ」と追慕したといい、古来より信仰を集めた山である。

この伝承もこの一帯が古くからたたら製鉄と関係して 山深い場所にもかかわらず、古くから開けた土地であったことに由来するのかもしれない。 また、10数年前 この比婆山には「ヒバゴン」が住むとして、センセーショナルに伝えられた山である。(引用終了)

※ 動画の内容は以下を参考にしてください~。

「島根県安来市観光協会HP」より
国産みの夫婦神の物語と日本の神々の関係

高天原(たかまがはら)と呼ばれる国にはたくさんの神様がおり、その国で一番最後に生まれたのが男性の神様イザナギと女性の神様イザナミです。二人は初めての夫婦神として誕生しました。その頃の地上は水の上に油が浮かんでいるようなふわふわとしたものだったので、神様たちは夫婦神に、地上を固め国づくりをするようにと命じました。

高天原から地上へ懸かる「天浮橋(あまのうきはし)に立ち、神様から授かった矛で海をかき回すと、矛から滴り落ちた塩が固まり「淤能碁呂島(おのごろじま)」という島ができ、地上に初めて陸地が誕生しました。

二神は島へ降り立ち、「天御柱(あめのみはしら)」という太い柱を立てこの柱を別々に巡り出会った所で結婚をしました。そして次々と国を生み「大八島(おおやしま)」つまり日本列島が作られました。

国が出来ると、次にその国に住む様々な神様を生みましたが、最後に火の神「火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)」が生まれた時、イザナミは大火傷を負ってしまいます。苦しみながらもイザナミは鉱山の神などを生みましたが、ついに命を落としてしまいます。

イザナギは大変悲しみ、大声で泣きました。イザナミを出雲の国と伯耆の国の間にある豊穣の地・能義平野の比婆山に葬りましたが、それでもイザナギの悲しみは収まらず、カグツチを斬り殺してしまいます。するとそこから刀剣の神「建御雷神(タケミカヅチ)」が生まれました。

それからしばらく経ってもイザナミのことが忘れられないイザナギは、一目会いたいと死者の国「黄泉(よみ)」へ向かいます。

黄泉に着くとイザナミが大きな御殿の戸の外で出迎えていました。イザナギは「私の元へ戻ってきて欲しい」と言いますが、イザナミは「私は黄泉の国の食べ物を食べてしまい、ここの住人になってしまいました。でもあなたが迎えに来てくれたので私も何とか帰りたい。黄泉の国の神様に相談をしてきます。ただし、その間絶対に私の姿を見てはいけませんよ」と言い、御殿へ戻っていきました。

大変長い時間待たされましたが、一向にイザナミが出て来ないことに痺れを切らしたイザナギは、櫛の歯を折って火を灯し暗い御殿へ入って行きました。そこでイザナギは、身体が腐りうじの湧いた見るに耐えないイザナミの姿を見てしまいます。恐ろしくなったイザナギは逃げ出してしまいます。醜い姿を見られたイザナミは「私を見てはいけないと言ったのに、約束を破り私に恥をかかせたな」と怒り狂い、黄泉の国の鬼女たちにイザナギを追いかけさせます。

なんとか逃げおおせたイザナギでしたが、最後にイザナミが自ら追いかけてきます。驚いたイザナギは黄泉の国の出口「黄泉比良坂(よもつひらさか)」を大きな岩で塞いでしまいます。(続きは元記事でお読みください)


黄泉-01

黄泉-02
               黄泉比良坂

「淤能碁呂島(おのごろじま)に関しては次回でご紹介するとしまして、【黄泉比良坂(よもつひらさか)】について少し触れてみましょう。

黄泉比良坂(Wikipedia)より引用

【黄泉比良坂】は生者の住む現世と死者の住む他界(黄泉)との境目にあるとされる坂と言われています。この坂は島根県松江市東出雲町にあります。街の中にあるんですよ。驚きですね!

黄泉-03
             千引の岩

千引の岩とされる巨石も置いてあり、近くには、イザナミを祀る揖夜神社もあります。2010年の日本映画『瞬 またたき』では、亡くなった恋人に会いたいと願う主人公が訪ねる場所のロケ地として使われました。(引用終了)

「古代の謎」が隠されている場所には必ず存在している巨石群!もう定番になってきた感じ!(笑)それにしても、サムハラ神社奥の院から始まった今回のツアーは、出雲、葦嶽山、もののけ姫、たたら製鉄、砂の器、淡路島の国産み伝説、またまた出雲に舞い戻るという展開になりました。

だいたいですね~。【出雲】【島根県】という県名にも深い意味があると思うのですよ。出雲は「雲から出る」のか「雲が出る」のどちらかの意味だと思いますが、素戔嗚尊の和歌に「八雲」が頻繁に出てまいりますし、小泉八雲もそうですが、【雲】が大事なキーワードってことでしょうね。

【島根県】についても島ではない県なのに島根県。【根の国】という意味があるそうでして、日本列島をひとつの島と考えますと、「この国の根っこは出雲にあるぞよ~」ってことでよろしいのではないでしょうか?(^^♪