架空請求に挑む、執念の報道記録、と副題にあるように、テレビ放映された「報道特捜プロジェクト」の取材記者イマイさんの、執拗な電話作戦による詐欺集団の実態を暴いた会話が収録されている。


このテレビ番組を見たことがなかったので、とても残念。文章で会話を読んでいると、詐欺集団の脅し文句がとても滑稽で、思わずプーッと吹き出し笑いをしてしまう。けど、実際に大声で怒鳴られたら、怖くて思わず銀行に走ってお金を振り込んでしまう人がいるだろう。どんな声で脅すのか、聞いてみたかったなあ。


この本は2005年の初版発行になっているから、詐欺の手口も少し古い。現在も手を変え、品を変えの振り込み詐欺に、被害者も後を絶たない。傍から見ると、オレオレ詐欺やら還付金詐欺やら連日のように報道されて、ほとんどの人が詐欺のことを知っているにも関わらず、騙されてしまう。制止する銀行員の方に怪我させてまで、振り込んでしまう被害者もいるというし。


イマイ本には、海外宝くじ詐欺の話が載ってるけど、昔コレやったことあるなあ。オーストリアだかなんだかの宝くじ。あれ、詐欺だったのか。でもね、なんか当選したってことで、為替が送られてきて郵便局でお金貰ったことあるんだけど。損はしなかったのね。フシギだー。でも危なかったな!


それから、自分のところについ最近、おかしなFAXが届いた。それが、アメリカかららしい。全部英語の文章で、なにか税金関係の督促のような? 名前や住所、銀行口座などを記入して返信するようにと書いてあるらしいのだが、、、これも詐欺の一種? 自分、アメリカさんに税金を納めねばならぬような収入は無いがなあ(^_^; しかもね、この固そうな文書を読みこなすほどの英語力も持ち合わせてないって(笑) 在日アメリカ人と間違われたか。


いやいや、この世は油断ならない。

でも、イマイさんが取材した指詰めのマサには、ホント笑わせられた。いや、イマイさんの電話だから、笑えるけど、こんな人からの電話は絶対受けたくない(笑)