クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ


言わずと知れた日航機墜落事故を取材する新聞記者たちの熱い日々を描いた、横山秀夫の小説の映画化。

小説にガツンとやられていた自分、公開前からとても楽しみにしていたので、とある休日、朝食の後片付けもそこそこに朝1で映画館に駆けつけた。平日午前9:10という時間にも関わらず、そこそこの客入りである。
クライマーズ・ハイ

日航機事故の折には、自分もうオトナになっていたし、あの事故のすさまじさは十分に記憶に残っている。そして小説もものすごく面白かったし、感動した。なので、この物語のストーリーはまあまあ把握していると言えようか。そのため、今回の映画鑑賞は珍しくも俳優さんたちの動き、表情を存分に楽しむことができて良かった。やっぱり普段は映画のストーリーを追うのにいっぱいになったり、洋画なら字幕を読む忙しさもあるので、今回のような鑑賞ができることは滅多にないのね(^_^;

クライマーズ・ハイ

堤真一(北関東新聞社の遊軍記者・結城)、堺雅人(社会部県警キャップ・佐山)、いいオトコたちでした~。遠藤憲一(社会部部長・等々力)が出ていたのも嬉しいー。でも、等々力部長役ならもっともっと眉毛から火花が出るくらい怒りまくってもよかったなあ。


日航機事故からみのお話の方は結構満足だったけど、もう一つの軸、息子との確執のお話がもう一つ物足りなかったかな。横山さんの「半落ち」もそうだったけど、「父」と「息子」の思いにとても感動させられる。「半落ち」の映画では肝心のセリフが変更されていて、その思いがストレートに伝わらなくてガッカリだったしねえ。こちらは、その辺りずれてはいないけど、どうしてかなあ、、この物足りなさ。


とはいえ、後半から終わりにかけて、グスグス涙を拭きながら鑑賞、さらにトイレにも行きたくなったけど必死に我慢して(笑)、浸っていたのよねえ、、、、あー、面白かった!