ダンナが楽しみにしていたスパイダーマンに付き合う。自分もキライじゃないが、たまにはもうちっと高尚な映画も観たいものだが(ウソ)。
しかしだ、スパイダーマン3はなかなか良かった!
スパイダーマンの好きなところは、あの浮遊感。蜘蛛の糸をシュワッと出しながらニューヨークの摩天楼の間を、空中ブランコのように飛んでいく様は本当に気持ちよい。その感覚を刺激する特撮ぶりはシリーズ3作めとあって、ますます冴えているような気がする。
今回のスパイダーマンは敵が多い。友人ハリーがニュー・ゴブリンとなって、父の仇と思い憎悪の限りをぶつけてくるし、伯父さん殺しの容疑者はサンドマンと化し、同僚のカメラマン、エディはヴェノムという怪人になって襲って来る。さらには、自分の中の悪を増幅する黒い謎の物体に取り付かれて、自分との戦いもある。
そんなこんなで、いやもう人間の性をこれでもかとつっ込んだような実に濃厚なクレーム・ブリュレみたいな(?)味わいの映画に仕上がっていた。恋の悩み、心のすれ違い、裏切り、嫉妬、挫折、ライバル心、落とし入れ、うぬぼれ、慢心、憎悪、恨み、、、。
愛するMJを失って、真っ黒な心になって悪い子ピーターに変身した姿もなかなか。いつも七三に分けた良い子ピーターのちょっとダサイ顔が、ちょっとカッコ良くなるのね(笑) ハリーも真実を知って、自分を取り戻し友情を復活させるところも良かったのだけど、、悲しいことにー(T-T)
とにかく、人生の色々をマンガのヒーローに教えて貰える、てんこもり映画。オモシロかった~。
初夏:映画館を出ると、気持ちの良い晴れやかな初夏の昼下がり。大通公園を散歩しながら帰宅。とても心地よい休日でしたー(^-^)
満開までもう少しのライラック。
チューリップも一斉に咲いて。
新緑がきれいな大通公園。
白のライラック。