子どもに何を伝えたいですか~③ | ゆびとま子育て@吉祥寺(Mother Seed 改称予定)

子どもに何を伝えたいですか~③

子ども何を伝えたいですか③です。

ここで、ようやく①でご紹介した本の登場です。


親野智可等さんは、ママの見方♪だわ~

(なぜなら、ママを褒めるベシと提言しているので(②参照))

と、思って本を読んでいて、衝撃的なことがあったので、

それをご紹介します。


『子どもの「人間関係力」を育むために、親しかできないこと

「友達力」で決まる!』

(図書館にあると思うので、是非借りてみてください。)


「どんな子が友達に好かれるのか?」と質問されたら、

なんて答えます?


難しいですが、面白い子でも、頭のいい子でも、スポーツが

できる子でもなく


「思いやりのある子が友達に好かれる」


のだそうです。

じゃ、どうしたら、思いやりのある子が育つのか?


それは、親の愛情ドキドキだそうです。

親の愛情を一身に受けて、満たされている子は

それを周りにも分けてやることができるのだそうです。


親とのスキンシップだったり、一緒に楽しい時間を過ごしたり、

抱きしめられたり、子どものおしゃべりを親にたっぷり聞いてもらった時に

子どもはとても、心がすっきりして、安心して眠れるのだそうです。


そして、何より、親が思いやりながら育てることの大切を説いています。

で、思いやりで一番大切なのは、

子どもを理解し、受容し、共感することだそうです。

そして、子どもがピンチになったら、そこではじめて

冷静に状況や原因を分析した改善策

と継続していく実行力を教えてあげて改善する手助けをする。

そこで、躾をしようと考えない。


それによって、子どもは自分の存在に対する基本的な自身を持ち、

安心して生活することができるようになり、

それが、自分を取り巻く世界全体への信頼、自分の周りの人

ひいては友達への信頼にもつながると説明がありました。


その中で、「本当の会話力はほっておいて身に付くものではない」という下記の中で、

こんな話がありました。

・子どもの話方は親に似てくる

・否定的な言い方と肯定的な言い方

・親にほめられている子は、友人をほめるようになる


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友達に好かれる思いやりのあるUさんは、

発想そのものがプラス思考で肯定的で感謝ドキドキに満ちている。

そして、Uさんのお父さんとお母さんが、全くこういう人たちだったのです。


お父さんは、

食事の時には「お母さん、このカレーとても美味しいよ(ありがとう)」と言い、

Uさんが縄跳びをやっている時には「お~、上手だな!

一年生で縄跳びができるなんてすごいな」と言ってくれる人なのです。


お母さんは、

お父さんが仕事から帰ってくれば、

「お帰りなさい。今日もお仕事お疲れ様。いつもありがとう

と言い、Uさんが折り紙を折っていれば、

「すごくたくさん折れるね。折り紙博士だね」と言ってくれる人なのです。


このように親が子どもをほめることは子どもの会話力、

そして子どもの友達力を伸ばすことでもあるのです。

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てっきり、パパがママに褒めて、感謝してくれれば、

全てがいい方向に回ると思っていましたが、

ちがった、みたいです。


パパもママもお互いの存在を認め、感謝することドキドキ

=それが、子どもが思いやりのある子に育つ

ってことなんですね。


ひとまず、ママが(うそでもいいから)褒めて欲しい、ってパパに言っても、

ママを褒める前に、まずオレを立てろ、とか、

日本男子たるものそんなことが言えるか・・・

という展開になりますよね。


でも、卵が先か鶏が先かって、ほんと不毛ですよね。

子どもからみれば、きっと、「パパとママどっちが好き?」

と同じレベルの不毛さなんでしょうね(笑)。


パパがあるいはママが、

「パパ(ママ)が感謝してくれないから、

あなた(子ども)を褒めるエネルギーが沸かなくて・・・」

なんて、言い訳いったら

「どうでもいいけど、あんたたちの子です」

って言われるのオチですよね。


そうなんです、きっとどっちが先なんて不毛なんです。

子どもにとっては。


家庭は、パパとママのチームなんです。

パパとママの戦国ゲーム(家庭内の主導権争い)じゃないですよね。



@吉祥寺では

「パパとママはチーム」なんだ

という、発見が一杯できたらいいなと考えています。


あなたは今、人生の伴侶に一杯感謝できていますか?

相手に感謝されて、しかもその結果、子どもも思いやり深い子になる

としたら、こんなにいいことはありませんよね。


誰だって、感謝されたいし、

感謝されるって、ほんと気持ちいいですもんね。