ジェネティックIFSの作り方 | マッチド単3乾電池 (お徳用)

ジェネティックIFSの作り方

何やらジェネティックIFSを作りたいという奇特な方が多数みえるようなので、

作り方の説明をしましょう。

ただし、後悔しても知りませんよ。また、これは性能を上げるための改造ではなく、あくまで

ノーズの低いボディを載せるタメの改造ですので。その辺理解してね。




まず、フロントロアアームのスタビボールを切り落とします。
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そして、サスピンから13mm外側にφ2.6くらいの穴を開けます。


そこに、TA04用のフロントスタビライザーに入っている、M2.6のボールを

固定するんですが、
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ローフリクションボールエンドをハメた状態で固定します。


また、ボール先端の角ばった部分を削って丸くする必要があります。

要はM2.6のネジで固定できるボールネジが欲しかったんですよ。

あんな形状の足ですから、あんまり大きい穴は開けたくなかったんで。なお、ボール根元の切欠きの

部分がサスアームに平行になるように締め込むと、アームに食い込んでしっかり固定できます。
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また、プッシュロッドはこんなカンジです。まぁ、長さとか角度は色々セッティングして決めてください。

片側はタミヤ5mmボール用ローフリクションで、反対側はスタビのリンクに使うアジャスター。



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これですよ。ダンパーエンドもこれに交換します。

タムギアGT用のロッカーアームを使用するため、あの小さいボール用でM3のダンパーシャフトや

プッシュロッドのネジが使えるようにね。



で、フロントダンパーステーとアッパーアームを前後逆に組みなおします。
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そうすると、プッシュロッドの通る部分ができます。若干キャスター角が増えますが、

走り易い程度(5度~10度くらいかな?)なので気にしません。



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そしたら、ロッカーアームマウントをアッパデッキと共締めします。


ロッカーアームマウントは


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こんなカンジです。ポリカから切り出して作ります。

ただの台形ですから、そう難しいモノではありません。

ロッカーアームは20度寝かせています。



ロッカーアームはタムギアGT用で、ダンパー側が三角形っぽい形状側で、ストロークを稼ぐ

ためにボールの根元に1mmスペーサを入れています。
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マウントとロッカーアームは必ずワッシャーを挟んで組み付けます。



次はダンパーの取り付け穴をアッパーデッキに開けます。
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アッパーデッキ取り付け穴から56mm後方で、肉抜きに干渉しない位置へ適当に(笑)

実際には28mm間隔となっていますが。



また、ダンパーを動かすとアッパーデッキがしなってダンパーの機能をスポイルするので
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センターメカポストを設置すると良いでしょう。

メインシャシーに、モーターマウント取り付け穴から88mm前方のセンターに穴を開けます。

センターメカポストはTBエボ4用(XENON製)を上部2.5mmほどカットして使用しています。

(本当は3.5mmカットして、下から1mm持ち上げて付ける方が良いんですが)



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って事で、完成であります。

なお、あくまで純正ダンパーをベースにしていますので、TRFダンパー等を使用する場合は

また適当に調整してくださいね。


また、バンパーからフロントボディマウントを立てれば、バルクヘッド上のダンパーステー部分は

不要になりますので、アッパーアームマウント部を除いて全部切り取っちゃうと、もっと低いボディが

載せられますよ♪


おヒマな方はどうぞ。でも、たぶん後悔するよ(謎)