5月21日 (木)

視点を変えると、全くちがった評価がでてきます。

その1> ドイツで大きくなった私の娘は、ドイツ人と結婚をしてい
ます。 この主人の転勤で、娘夫婦は、現在日本にいます。 夫婦は
ドイツ語が母国語です。 したがっ て、二人は日本で塾に通って、
日本語の猛勉強をしているということです。 勿論娘は日本語を喋り
ますが、普通の日本人のレベルにはまだまだ程遠いようです。

主人の方が片言の日本語を話すと、「日本語がお上手ですね」 と
褒められる。 一方娘のほうは、日本人の顔をしているため ドイツ
人の主人よりも数倍日本語を上手に話しますが、皆の評点は 
「おかしな日本語話す」 となってしまうのです。 子供のときから
ドイツにいて、ドイツの学校に行って、日本語は正式に習ったことが
ないのです、、、とそのつど説 明をしなくてはならないので、うんざり
するそうです。

その2> 私達は一方の目が失明すると大騒ぎをします。 しかし
片目でも盲人の中では王様です。

その3> 昨年、オリンピックの前に、チベットで騒動がありました。
中国人が一方的に武力でチベットを我がものにした、 ということ
が原因です。 中国人は、チベットは自分の国土の一部であると
主張しています。 チベットの中世の社会を近代化したのは我々
漢民族である、有難く思え、という意見です。 これは戦前日本人
が満州でやったと政策と同じです。

しかし、チベット人から見れば、武力で押し付けられた文明よりも、
民族の独立と自由を第一に選択することでしょう。 本当にチベット
人が漢民族に感謝の気持ちを持って 喜んでいるとすれば、中国が
沢山の軍隊を送り込んでチベットの市民を監視しなくてもいいわけ
でしょう?