ギリシャは今年も大盛況 | エーゲ海島めぐりの旅 LIMANI88

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2012.8.27

ギリシャに来ています。
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今年は直前にiPhone買ったので、パケット代気にせずネットが使えます。宿は大抵Wi-Fi付きみたい。

思えばギリシャの旅を始めた最初の頃、スペツェス島で初めて「INTERNET CAFE」の看板を見て、(どんなカフェなんだろう?)と疑問に思ったのを今でもおぼえています。

その後、ネットカフェに入っても日本語のサイトは全て文字化けの時代を経て、日本語サイトが閲覧できるようになっても入力はできず、ケータイでビクビクブログをアップして8万とかの請求がきたのが数年前。

その後海外パケット代に上限ができたものの、高額にかわりなかったので3日に1日の割合とか決めて繋いでいたのが去年まで 。

それでもケータイでは限界がありすぎて、フェリーのスケジュールなどはパソコンで調べなければならず、時々ネカフェに行っていたのですが、去年あたりからネットカフェの看板を掲げているところに行っても、PC本体を置いていないことが多くなりました。

みんな自分のパソコンやタブレット持参で旅し始めたんですね。ネット@カフェの看板を掲げているところはWi-Fiスポットだったわけですが、今年はどこもWi-Fiの看板を掲げています。

そんな時代の変遷を経て、今年もまたまたギリシャです。

もう定期船が就航しているエーゲ海の島は全て制覇してしまったので今年行く島は全て再訪。
一発目はナクソスです。

ナクソスといえば、港に突き出たアポロン神殿のアーチがランドマーク。
ワイルドな酒神、ディオニュソスが愛し、アリアドネと結婚した島です。

ここ数年は、朝着のタイ航空を使っていたので、そのまま国内線に乗り換えて遠くの島から島巡りを始めることが多かったのですが、今年はタイ航空がアテネ便を廃止?してしまったため、エティハド航空を使いました。
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そのためアテネ着がお昼過ぎになってしまい、乗り継ぎができないので、バスでピレウス港に出てBlue Star ferry でナクソスとなったわけです。
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空港からピレウス行のバスに乗るのは久しぶりでしたが、今までのところ、このバスが一番疲れました。

なぜって3輌連結の電車みたいなシャトルバスなのに、寿司詰め状態。しかもフロアは大型スーツケースで埋め尽くされているので、足の置き場がなく、ほとんど片足でバランスをとって揺れに耐えていたのです。

なんだかんだ言っても夏のギリシャは魅力的。経済危機だからと言って太陽が照らさなくなるわけではありませんからね。

ナクソスに着いたのは夜の11時でしたが、港には宿の客引きがホテル 名と場所を書いたプレートを持って一列に並び、客から声がかかるのを行儀良く待っています。

この瞬間、左から3番目くらいに並んでいる人のプレートに「in TOWN」と書かれているのを見てスーっと近づいて行き「タウン?」と聞くやいなや「イエス!」の勝ち誇ったような返事とともに、後ろのバンに案内され、乗るよう促されました。

一応念のため値段を聞くと50ユーロの部屋と40ユーロの部屋があるとのこと。30ユーロくらいを想定していた私は(ちょっと高いな)と思いましたが、疲れていたし、(いいや40ユーロの部屋にしてもらおう)と思いながらバンに乗り込みました。

宿のおじさん(おじさんとお兄さんの間くらい)は「まだ人が来るかも知れないからもうちょと待ってて」と客引きに出て行きました。するとすぐにひと組の家族と引き合ったのですが客の若いお父さんが突然「Do you remember me?」と叫びました。どうやら去年もこの人のところに泊まったらしいのです。

小学生くらいの男の子が1人のドイツ人の家族でしたが、そんなわけで彼らは最初からハイテンションで全身からウキウキが溢れ出していました。

宿までの間、ドイツ人のお母さんが「おたく、建物を二つ所有してるのよね。ルーフバルコニーがあって…」と去年の記憶をたどっていると「スパもあるよ!」と宿のお父さん。
また、やはり経済危機のことが気になるのか「今年の客入りはどう?」と聞くと、「シーズン始めは全然ダメだったけど、徐々に回復してきた」という返事でした。

そうこうしているうちに宿に着きました。最初に見せてくれたのはトラディショナルな石造りの素敵な部屋。ダブルベッドとシングルベッドの3人部屋で私にはtoo much. 次に見せてくれたのはその上の階のシンプルな3人部屋でドイツ人はあっさりそこに決めたようでした。

その後屋上に案内され、スパ(ジャグジー)やcold water serverの説明を受けるとそのまま屋上のテラスに飲み物を持ってきてくれるとのことでしたが、私はまだ自分の部屋が決まっていないつもりだったので「その前に自分の部屋が見たい」と言って宿のおじさんと階下に降りて行きました。

私はてっきりもう一つの建物に40ユーロの部屋があるものとおもっていたのですが、おじさんは最初の部屋の前で「ここじゃダメ?」と聞いてきます。「だってここ50ユーロでしょ?広すぎるし、40ユーロの部屋でいいんだ」と答えると「じゃあここを45ユーロにするよ」と言います。「 えー、じゃあ40ユーロの部屋を35ユーロにしてよ」と言うと、「じゃあここを40ユーロにするよ。これで君がここに決めてくれればユーハッピー、ミーハッピー」ということで、素敵な部屋に40ユーロで泊まれることになりました。

あとでもらったこの宿のパンフレットを見ると、この部屋がこの宿一番の自慢の部屋のようでした。
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部屋が決まったからには一刻も早く休みたかったのですが、どうしても自慢のルーフバルコニーでwelcome drinkをサービスしたいらしく、また屋上に戻されてしまいました。

屋上では待ち構えていたドイツ人ファミリーに誘われて、おしゃべりするハメに。子供もお父さんもお母さんもとにかくすご~くすご~くすご~く感じのいい人たちで、私も笑顔で頑張って泥のように疲れていたはずなのに、すっかり目が冴えてしまいました。

そう思ったのもつかの間、なんとか早く切り上げて部屋でシャワーを浴びると、いつのまにか眠ってしまいました。



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