今週発売の注目ゲーム 1月2週の再訪 | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【今週発売のADV】


PSN『Red Johnson's Chronicles』【購入予定】
販売:コナミ 開発:LexisNumerique

PS3向けに配信専用タイトルの海外開発による探偵ADV『Red Johnson's Chronicles』が登場。
ポイント&クリックによる捜査と、その途中で遭遇するパズル、事務所での情報収集の検証、
そしてアクションシーンで挿入されるQTEの組み合わせで構成された
今では逆に珍しいオーソドックスな内容の捜査系ゲームとなっている。
海外での評判はパズルの難易度とフラグのバランス面で批判されているものの、
その無難さが評価される向きもあったようなので、
PS3所持者の捜査ゲームファンならチェックしてみる価値はあるはず。
国内でさえも据置き向け探偵アドベンチャーはほぼ壊滅しているなか、
こういったタイトルが出てくるのは珍しく、当然私は購入予定だ。

心霊カメラ ~憑いてる手帳~
3DS『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』【購入予定】
販売:任天堂 開発:任天堂/コーエーテクモホールディングス

年始一発目のパッケージで発売されるアドベンチャーゲームは、
『零』シリーズのスピンアウトであり同スタッフと任天堂の共同開発による
3DSをカメラに見立て操作するホラーゲーム『心霊カメラ~憑いてる手帳~』。
付属のARノートによる謎解きや、カメラを使った演出など3DSらしい仕掛けが売りで、
ハード機能の試作ADVという立ち位置は、さながら「1年遅い『アナザーコード』」といったところか。

定価が低い(3800円)ためか雑誌レビューではボリュームは薄さを指摘される反面、
ARノートを使ったミニゲームや、写真加工できるカメラ機能なども収録しているため、
アドベンチャー+コミュニケーションツールな色合いが強い作品かと思われるが、
そのコストパフォーマンスの高さもあってこちらも私は購入予定。

【今週発売の注目ゲーム】

携帯機向けゲーム

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD 特典:オリジナルサウンドコレクションCD付き

PSP『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』

DSでリメイクされたのも記憶に新しい『魔装機神』の新作が
1996年に発売されたオリジナル版以来、16年ぶりにPSPで発売。
システムこそ近代ナイズされているようだが、ストーリーは登場人物を引き継いだ続き物で、
ビジュアルもあえて初代から変更なく90年代テイストあふれたものを維持し、
限定版にはDSのリメイク版『魔装機神』をPSPにリファイン+αした作品を収録しており、
その商品特性から見て当時のファンを狙い撃ち、と見てほぼ間違いないか。
指標になるDS版『魔装機神』は、初週8.1万本、累計10.5万本と極端に初動寄りで、
大幅な値崩れをしているのため、初回出荷が鍵を握りそうな雲行き。

エースコンバット 3D クロスランブル

3DS『エースコンバット 3D クロスランブル』
3DS『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』

ビッグタイトルの投入から作年末で大きく普及台数を伸ばした3DSだが、
年始からはどちらかと言えば中堅作が中心の展開で
今週は『エースコンバット3D クロスランブル』が登場。
ストーリーモードは『1』『2』のミッションと世界観を再構成したもので、
売りは立体視を活かしたドッグファイトの臨場感やアクション性に特化した点。
チューニングパーツの収集や、機体の強化なども過去作の要素も収録しているので
コアなファンにも楽しめる作りになっているかと思われるが、
いかんせん任天堂ハードでは未展開のシリーズとあって、
どちらかと言えばハードへの種まきといった印象が強め。

据置き機向けゲーム

タイムリープ 初回生産特典:タイムリープソングコレクション 付き

PS3『タイムリープ』

PCゲームが原作でXBOX360向けに移植された恋愛ADV『タイムリープ』に、
新規イベントシーンの追加や背景の刷新、そしてなぜか3Dテレビに対応を行いPS3に上陸。
いかに私が美少女ゲームを一部カバーしているとはいっても
さすがに恋愛特化系のソフトに対しては商業的にしか興味が持てないのだが、
XBOX360版は0.8万本と明らかにニッチ商品なため、これ以上コメントがひねりだせない。

【コメント】
一瞬の怒りはぶつかり合えれば一瞬で修復できるもんですが、
弱く長い不快感というのは積もっても怒りにもならないから厄介なんですよね。これが。

「オトメイト」チームが語る、『薄桜鬼』の製作背景と乙女の"萌え"トレンド(サイゾーウーマン)

乙女ゲームは最大の不勉強科目な私でも良く解る内容に、
最前線を戦ってるブランドとあってビジョンもビシッと捉えてあり、なかなか面白い記事だ。
特にメディアミックスについて語っている部分は興味深く、
要約すれば「○○」というゲームをマルチなコンテンツとして売っていくのではなく、
「○○」というブランドのひとつとして「ゲーム」を売っていく…といった感じか。
文面だけ見れば5pb.寄りな考えにみえるが、あそこはゲームを「原作」に据えた展開なので、
思考として見ると一番似ていると言えるのは実はレベルファイブなのでは、という気がする。
まあどうあれアドベンチャーを売っていく上ではこうした客層拡大を狙ったメディアミックスが
更に加速していくのは(近年の傾向から見て)間違いないわけなので、
もしかしたら『タイムトラベラーズ』あたりアニメ映画とかやっちゃ…わないか。


興味のない客層にも露出するメディアミックスが生み出した惨劇の様子(この動画、何回貼ったろう)。いや長島☆自演乙☆の会見映像でも良いんだが、こっちは長いのだ。…それはともかく、『Steins;Gate』『うたの☆プリンスさまっ♪』『薄桜鬼』などのセールスをみるに、恋愛アドベンチャー関係が大きなパイで売れていく上ではメディアミックスは欠かせないものになっているのは間違いない。

オンライン規制法案、ゲーム業界団体は支持(Game Business)

最後にサプライズあり! 絶対にネタバレなしで遊んでね『428 ~封鎖された渋谷で~』(ファミ通App.)

231万人が熱狂! 「『ダークソウル』60時間生放送」の裏側を聞いた(日々之遊戯)

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『ロックマン2』のオープニングをファンが豪華にリメイク!(iNSIDE)



なんだろう、この『ブレードランナー』風。