今週発売の注目ゲーム 7月4週号 | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【今週発売のADV】

日常(宇宙人)(通常版)
PSP『日常(宇宙人)』
販売 角川書店 開発 ブリッジ

京都アニメーション製作で放送されている萌え系ギャグアニメ『日常』のゲーム版が登場。
神様(宇宙人)視点で『日常』の世界を観察し、ドキュメンタリー番組を製作するという内容で、
制限された手数の中でフィールドに散りばめられたエピソードを集めることでゲームが進行し、
推しメン(攻略キャラ)の設定や番組の視聴率によって、エンディングが分岐するのが特徴。
収録エピソード数は700(うち300が原作者監修)以上という大ボリュームも売りだが、
基本は話重視のキャラクターグッズという側面の強めな作品、と見て問題ないだろう。
ついでに開発は『らき☆すた』のゲーム版や『此花』を手がけた、ブリッジが行っている。



セールス面については、『涼宮ハルヒ』『らき☆すた』『けいおん!!』の
京都アニメーションが仕掛ける萌えアニメということで、当然注目度は高め…
と思いきや原作アニメは意外なほどオタク受けが悪かったらしく、
Amazonなど購買の中心となるべきネット通販でのランキングは低空飛行状態。
客層から考えて初動よりの商材なので、売り時を逃せば…と思うのだが、大丈夫なんだろうか。

【今週発売の注目ゲーム】

携帯機向けゲーム

デビルサバイバー2 特典 伊藤賢治★アトラスサウンドチーム★スペシャルサウンドトラック(仮称)付き

DS『デビルサバイバー2』

DS向けに新シリーズ新ジャンルということで発売時は地味目な印象が強かったモノの
購入者からは高評価を獲得した『女神異聞録デビルサバイバー』の続編が登場。
「縁」という悪魔との好感度をステータス化する新システムを採用しているが、
基本のゲームデザインは大きな変更はせず、ボリュームや収録悪魔数は倍増しており、
立ち位置は前作の純粋なパワーアップ版と言って良いだろう。
セールス面は、『1』の3DS向けリメイクが9月頭に控える上に発売ハードも末期、
という点が引っかかるものの、夏商戦のDS市場はコマ不足の感が強いのも確かなので、
前作並み(初動5.5万本 累計11.3万本)とは言わないが、一定の数字は期待したい。

3DSにはWiiウェアよりパッケージへ昇格した『スーパーポケモンスクランブル』が登場。
の予定、と思いきや発売直前で延期を発表。延期先は8月11日とのことなので、購入予定者は注意しよう。

クイーンズゲイト スパイラルカオス(通常版) 特典 数量限定リバーシブルバッグ付き

PSP『クイーンズゲイト スパイラルカオス』
PSP『世界でいちばんNG(だめ)な恋 ふるはうす』
PSP『死神と少女』
PSP『薄桜鬼 黎明録 ポータブル』
PSP『さかあがりハリケーン Portable』

PSPは『クイーンズゲイト スパイラルカオス』がメイン格。
まんまスパロボ系なゲームシステムと、鎧の破損を「野球拳」チックに際どく表現した点で
一部ネットコミュニティで話題となった『クイーンズブレイド スパイラルカオス』の続編。
原作は『クイーンズブレイド』とは別ブランドの他社キャラとのコラボが売りな作品だそうで、
ゲーム版もそれに準拠し、不知火舞やアイヴィーのような格闘ゲームシリーズのヒロインや
『ワンダーモモ』『もえたん』(懐かしすぎる)などの他社キャラがクロスオーバーで出演。
新要素には鎧破損を越える「ディスティニーパニッシュシステム」が公表されているが、
その詳細は何故か(理由は察せられるが)公式HPにはほぼ掲載されていない。

据え置き機向けゲーム

ダンジョン シージ3

PS3・XBOX360『ダンジョン シージ3』
PS3・XBOX360『オペレーション フラッシュポイント:レッド リバー』

マルチでは海外作品が2つ。
『ダンジョンシージ』はPCで続いていたA・RPGシリーズで、家庭用へのローカライズは今回が初。
この手の洋ファンタジーRPGはそろそろ飽和状態かと思われ、
販売元のスクエニが差別化をアピールできるかがポイントか。
『オペレーション フラッシュポイント:レッド リバー』はFPSシリーズの新作。
こちらは露出が継続して行われているので、固定客が動くのでは。

フィット・イン・シックス カラダを鍛える6つの要素

Wii・PS3『フィット・イン・シックス カラダを鍛える6つの要素』

Wii・PS3のマルチでフィットネス系のゲームがマルチ登場。
PS3でMoveが普及すればこういった路線もありかと思えただろうが、
国内では相変わらずイマイチなわけで、正直言って何を狙っているかが良くわからない。

【コメント】
某氏との醜い口喧嘩の結果、魅力を理解すべく毎週『日常』を観ているのですが、
未だに『あずまんが大王』とギャグの差が理解できていないのが実情です。

うみねこのなく頃にPortable 1つもる話もあるけれど、とりあえずみんなゲーム実況みようぜ!

『うみねこのなく頃にPortable 1』と『2』、そしてPS3版『うみねこ散』の発売が決定(ファミ通)

PSP版はテキストウィンドウの仕様が若干異なるようだが、PS3版のベタ移植。
『散』については今のところ詳細は不明とのこと。去年と同じならTGSで何かある、のか。

3DS『びっくり!とびだす!魔法のペン』の公式サイトがオープン(公式)

PVもあるよっと。

『ドクターロートレックと忘却の騎士団』のキャラクターボイスを担当した岸谷五朗、武井咲などのコメント動画が公開(ファミ通)

ゲーム実況はゲーム業界の敵か味方か(AllAbout)

何度もこの手の話題にはコメントしてきたので、どう思っているかは割愛で。
ただADVが会話するゲームである限り、動画で楽しさは伝わらないのでは、とは重ねて書いておく。

著名クリエイター5名集結!AQインタラクティブ「Mobage」新企画発表会(Gpara.com)

並ぶ(一応)ビッグネーム、そして連呼される「世界」という単語。
どうもソーシャルゲームは海外を狙ってる感がここ最近は強いのだが、
既にレッドオーシャン化している感もあるわけで、果たして通用するんだろうか。
まあ、本サービスが始まったら、やってみよう。『NO MORE HEROES』のソーシャルゲーム。

「モンスターハンターポータブル 3rd」のダウンロード版が7月28日にいよいよ発売(4gamer.net)

PSNの件があったとは言え、やはり遅すぎだろう。

KONAMI、3DS「ラビリンスの彼方」。トライエースが開発中の美麗RPG。3DSで楽しめる3D立体視画像を独占公開!(GameWatch)

サイトによってスクリーンショットが違う、というのは新しいが面倒。

著名SF作家たちが語る、ゲームの小説化へのこだわりとは?【Comic‐Con International 2011】(ファミ通)

『閃乱カグラ -少女達の真影-』バトルにフィーチャーした最新映像が公開(iNSIDE)



…『野獣刑事』を思い出した。
いや、いやそんなことより『謎惑館』のストーリー詳細とかはまだなんだろうか。