今週発売の注目ゲーム 7月5週号 | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【今週発売のADV】

セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~ 特典 ファーストノベル文庫付き
PSP『セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~』
販売 日本一ソフトウェア 開発 TEXT.

『流行り神』も(一応)完結し、『一柳和』も一段落した
日本一ソフトウェアの放つ新作ADVがこの『セカンドノベル 彼女の夏、15分の記憶』。
ゲーム性はタイトル通り15分しか記憶が保てないヒロインの
5年前の記憶を主人公が引き出してゆく…という流れの元で、
ヒロインが思い出しながら語り、そして15分ごとに忘れてしまう「物語」を、
聞き手である「あなた」がまとめ説明してゆくことでゲームが進行。
回想される「物語」には矛盾があり、また選択肢で分岐もするらしいので、
恐らくストーリーに何らかの“仕掛け”があるのだろうが…現時点で言及するのもアレだろう。

はっきり言ってセールス的には振るっていない日本一のADVなのだが、
今回はディレクターには美少女ゲーム畑の方を呼んでみたり、
特典で田中ロミオを筆頭にイカツイ方向に有名な方を呼んで文庫作ってみたり、
何より今まで決して手を出さなかった学園ものにしてみたりと、
日本一ではかつてないほど露骨にライトノベル路線へ突き進んだ本作が
果たしてアドベンチャーが売れにくいPSP市場でどういった結果になるかは注目。

仮面ライダーバトル ガンバライドカードバトル大戦(初回特典: 超特別仕様11ライダーキックカード同梱)
DS『仮面ライダーバトル ガンバライド カードバトル』
販売 BANDAI 開発 ナツメ

『仮面ライダー』のスターシステムを採用した、
カードゲーム筐体『仮面ライダーバトル ガンバライド』をDS向けに移植。
オリジナル要素としてアドベンチャー型式のシナリオモードが収録されており、
『カードヒーロー』『カスタムロボ』よろしく、少年マンガチックにストーリーが楽しめる。
なんとこのモードのシナリオは『THE裁判員』の遠藤正二朗が担当しており、
カードバトルにしてアドベンチャーということもあって、
かつて『誕生編』のみ発売され未完で終わった同氏の監督作品
MEGA-CD『Aランクサンダー』を思い出してしまうところではある。
が、まあキャラクター商品なので、そういうファンサービスに期待するのも野暮という話。



GA-芸術科アートデザインクラス.Slapstick WONDER LAND(通常版) 特典 GAデスクトップアクセサリー集付き
PSP『GA 芸術科アートデザインクラス Slapstick WONDERLAND』
販売 ラッセル 開発 不明

今週のアニメ原作ゲーム。
そもそもウチの地域では放送していないのでコメントできないわけで。
売りは新キャラの追加だけども…ねぇ。うん。はい。

【今週発売の注目ゲーム】

Wii・PS3『戦国BASARA3』

戦国BASARA3戦国BASARA3

発売当時は流行っていた『三国無双』路線をどこよりも露骨に踏襲し、
何故か不明だが女性層を獲得し気づけばアニメ化までするヒットシリーズとなった
『戦国BASARA』のナンバリングタイトルがとうとう今週登場。
今回はPS3とWiiのマルチプラットフォームでの発売で、
特にWii版は値段を抑えたりクラシックコントローラーパックが出たり、
普及に努めてるのだが…まあ当然ながら客層やスペックの差からPS3版の方が人気。
雑誌レビュー等でも敵の数の差などが指摘されているだけに、
どの程度のゲーム性の差があるかは不明だが、ファンもPS3版を選ぶんじゃなかろうか。
Wiiは『戦国無双3』を買ったユーザー層がどれだけ動くかに注目。

PSP『初音ミク -Project DIVA- 2nd』『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』

初音ミク -Project DIVA- 2nd 特典 ねんどろいどぷらす「初音ミク Project DIVA」特典Ver チャーム付きイースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ(通常版) 特典 イースvs.空の軌跡 Collective Music Files付き

PSPはこの2本。
『初音ミク Project DIVA 2nd』は意外とヒットした音楽ゲームの第二弾。
オーソドックスな音楽ゲームだが、同時押しや長押しなどが追加され、
操作性が若干複雑になった…そうな。まあつまり、パワーアップVer.だな。

もう一本は『イース』と『英雄伝説 空の奇跡』の、
日本ファルコム二本柱をコラボレーションさせたスターシステムの
格闘ゲーム『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』。
格闘モノは日本ファルコムが手を出していたジャンルではないので、
不安が残るところだが…システムは『イースⅦ』を改良したものになるらしい。
いや、イースやってても流石にこれは手を出さないぞ。

DS『メタルマックス3』XBOX360『メモリーズオフ ゆびきりの記憶』

メタルマックス3(通常版) 特典 山本貴嗣先生謹製豪華描き下ろしコミックス付きメモリーズオフ ゆびきりの記憶(初回限定版) 特典 「しゅらばうちわ」付き

DECO破産申告後、恐らく最もトンデモない扱いを受けた
『メタルマックス』の新作が「オリジナルスタッフが再集結」という煽り文句と共に復活。
宮岡寛・山本貴嗣・門倉聡の三人も勿論参加したナンバリングに相応しい布陣で、
リメイク移植や『メタルサーガ』で痛い目を見たファンも納得の内容…なのだが、
如何せんこれまでがこれまでなだけに、当時のファンがどれだけ動くかは謎。
そこまで思い入れのない側としては、『エストポリス』になるか、
それとも『クロノトリガー』『SaGa2』になるか、生暖かく見守らせて貰おう。

もう一本は5pb.謹製「ファイブエンジン」で制作された、
『メモリーズオフ』の新作がXBOX360向けに登場。詳しくないので触れるだけで。

【コメント】
明日は『TRICK×LOGIC』のレビュー話になる予定。