DSのADVパッケージで最も多いデザインは? | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【概要】

Gpara.comに載っていた企画を豪快にパクッた記事。
元ネタはランダムに統計したものですが、こっちはDS全部が調査対象とかなり地道な企画に。
アドベンチャーというジャンルはとても区分しにくいジャンルなので
とりあえずボーイズ・恋愛系やミニゲーム形式のADVは対象外に。
廉価版のリパッケージ作品も、調査対象に入れ始めると膨大な量になるので除外させてもらった。

【DSのADVパッケージで最も多いデザインは?】


1.「主要キャラクターが勢ぞろい(3人以上)」42作品
『逆転裁判』『探偵 神宮寺三郎』『LUX-PAIN』など

主要キャラクターが「ゾロリ」という、FC時代からよくある例のパッケージデザインがやはり1位。

『逆転裁判』や『神宮寺三郎』『THE鑑識官』などの世界観やキャラクター性が
ある程度出来上がっているシリーズものが、このデザインを採用している傾向が高い。
このデザインを採用した新規作品の多くもそれらの作品を踏襲し、
パッケージにはキャラクター性を押し出している作品の割合が高いと思うのだが
肝心のセールス部分はイマイチな作品が多い印象。
やはり馴染みのない作品でいきなり脇キャラまで目立たせるのは不味いのか。

このあたりの事情はアクションやRPGなどの他ジャンルも同じだと思うのだが、
DSのADVではこの辺りのハードルが他のジャンルより高い気もする。
まあ、今世代のADVはキャラクターのキャッチーさや
内容のわかり易さを伝えるのが大切ということを指してるのかも知れない。


2.「主役か相棒の全身像あるいはアップ」35作品
『アナザーコード』『相棒DS』『TIME HOLLOW』など

2位は主役級のキャラクターをパッケージにドンと載せたタイプ。1位とは僅差。
こちらも昔からよくあるデザインなので、まあ定番といえば定番か。

このデザインはシリーズ作品ではない新規作品が使う傾向が高く、
逆にシリーズ作品でこのパッケージになる作品はかなり少ない。
これは、まずは脇キャラや世界観よりも主役をアピールしたい。という意向があると思われる。
そのためキャラクターが定着すると上のパッケージデザインになることもたまにある。

またキャラクターゲームの多くもこれで、
主役が正面から見つめているデザインがかなり採用されている。
これは一目で「○○のゲーム」と認知してもらえる原作付き作品の特権ともいえるのだが
それを差し引いても他のジャンルのキャラクターゲームより多い印象。なぜ。
ここ最近のADVは1つの視点でストーリーを追う作品が主な影響なのか。


3.「風景(主人公含む)」18作品
『DS西村京太郎サスペンス』『ウィッシュルーム』など

3位は登場する風景などをイメージしたパッケージ。
風景といえばADVでは『かまいたちの夜』や『街』などの名作が多く採用している訳なのだが、
このデザインは『ウィッシュルーム』(07年序盤)が初登場なのでDSでは意外と歴史は浅い。
上の2つと比べるとグンと数は少なくなっているのだが
『DS西村京太郎』がスマッシュヒットして以降、リリースされる作品数をグングン伸ばしており、
ここ最近のADVパッケージのトレンドと言って良いだろう。

その始動の遅さとその後の数の伸びから考えれば、
DSのADVブームから発生した新たな流れの象徴と言う解釈もできる。かも。


4.「ストーリーのシンボルマークやテーマとなる物体」11作品
『仮面幻影殺人事件』『スローンとマクヘールの謎の物語』など

DS初期から最近まで、不定期にそして断続的にリリースされるパッケージ。
一目ではどの様な内容の作品か解りにくい作品が多く、不振な作品はとことん不振なのだが、
興味を持ってもらえれば地道に売れてロングセラーな作品になっている作品も存在する。
一番有名なのが『プロジェクトハッカー』なのであまり良いイメージはない。

基本的には地味な作品がこのパッケージになることが多いので、
長く商品棚に置いてもらえるかが、セールスの分かれ目になるかと思われる。

【総括】

今やADVの主力タイトルとも言える状況になった『逆転裁判』に影響され、
似たようなパッケージが多いかと思いきや、意外と後追いパッケージは少なく、
二番煎じと発売前後で散々言われた『采配のゆくえ』や『研修医 天堂独太』も
主人公の全身像というパッケージデザインなので、“そこだけ”はパクっていない。

ほかの作品でもスタンダードな物を採用したり、
独自色のパッケージデザインを採用していることが多く、
似通ってることの多い内容部分と比べて、他と影響されている作品はあまり見受けない。
逆に言ってしまえば他の作品のパッケージを露骨に踏襲したり、
あまりにも地味なパッケージはあまり売れていない。
まあ、そういう作品はオリジナルの方や目立つ方が先に手をとられるので当たり前か。



【コメント】
よーやくテレビが来たぞー。



僕が買ったのはAQUOSのこれ。
でかい!きれい!PS2の画質ボッヤボヤ(ブラウン管比)!
アップコンバートで繋いだらびっくりするぐらい綺麗になりました…すごいぞ、これは。