【概要】
今日はPick-UP記事…だったはずなんだけど、気を引くADV系ニュースがなかったので日記記事で。
【ゲーム日記】
+海外におけるADVの評価の話
GW中と言うことで、情報が少ない。つまり言えばネタがない。
ということで、今回はニュースではなく若干コラムよりな回で、海外レビューの話。
昨今は、海外でもADVが殆ど死に体という状態という訳でもなくなり
日本産ADVも日本国内のみの作品が多い閉鎖的なジャンルだったんだけど
最近はシリーズ22年目に突入した「神宮寺三郎」が海外進出しちゃったり
ナウプロダクション(国内メーカー)が海外展開オンリーでADVを開発したりと
ADVというジャンルがやたら活発になってきているんだけど、
じゃ、現地ではADVってどう評価されてるか?という疑問が浮かんでくるのも普通の流れ。
ということで、今回は海外の評価をまとめたメタスコアを眺めつつ
海外の評価とか、その評価と日本の評価のギャップとかを語ってみる。
『神宮寺』の海外展開は、文字通り散々な目にあった。まあ、携帯機向けのテイストの作品でもないので必然なのかもしれないが。
まず初めに、DSでは最初期に発売された「逆転裁判」の場合は
『Phonenix Wright: Ace Attorney』(邦題『逆転裁判 蘇る逆転』)
MS 81点 US 9.3/10
『Phonenix Wright: Ace Attorney Justice For Al』(邦題『逆転裁判2』)
MS 76点 US 8.4/10
『Phonenix Wright: Ace Attorney Trials and Tribulations』(邦題『逆転裁判3』)
MS 81点 US 8.9/10
『Apollo Justice: Ace Attorney』(邦題『逆転裁判4』)
MS 78点 US 7.6/10
※MS=MetaScore(ゲームサイト平均得点) US=UserScore(ユーザー評価)
という感じで、日本より全体的に若干低い点数配分になっている。
まあ「PhenixWright」(ナルホドくんの洋名)シリーズ自体が登場した当時、
日本産どころか洋産のADVもPC以外では絶滅に瀕していて
ADVというジャンルを図る“ものさし”が存在していなかったことが関係しているみたいで
評価の多くは”システム”に焦点を当てて語るものになっていて(まあ、全部見た訳じゃないけど)
逆に批判も進化の少なさやら、一本道に批判が集中している訳なんだけど
言うまでもなく「逆転裁判」はシナリオとシステムを上手く合致させた
相手を言い負かす爽快感だったり、キャラクター同士の掛け合いだったりの
システムの斬新さよりも、システムを活かしたテイスト的な部分という、
結構曖昧な要素が面白さが核を握っているシリーズなうえ
ADVという性格上、シナリオの出来が評価をわけちゃう部分もあるので
ちょっとシステムに偏重して評価しちゃうと、
点数とユーザーの評価にギャップが生ちゃうことも多いんじゃないかと思う。
実際このシステムに評価が偏っちゃった結果「逆転裁判4」の評価が「1・3」と3点差、
「2」に関しては「4」より低いという国内外ファンの評価とかなりのギャップが生まれちゃっていて
この現象って、最初に“ものさし”を間違っちゃったの結果かな~というのが個人的な結論。
逆に、例えばその後海外でも発売された
立場的には「逆転裁判」に近い(新規+一応ADV)脳トレADV『レイトン教授』は
海外レビューでは実は『逆転裁判』より高い評価(MS 85点 US 9.0/10)を獲得していて
その評価から、脳トレ系という“ものさし”が存在したことが好評に繋がっていると思える。
いや、「レイトン」自体は私は好きでも嫌いでもないし
至上主義者でもないから『逆転裁判』より高得点でも別にかまいはしないんだけど
「レイトン」は、そのライトなり切り口からコアユーザー受けする作品とは思えず
言うまでもなく、明らかにコアユーザー寄りに評価している海外レビューで
この点数傾向は正直「不自然」だし、評価に「ブレ」もあるよねって話。
まあ『逆転裁判』の話題はここいらで切り上げて
他のADVの評価に目を向けていって見ると
『Trance Memory』(放題『アナザーコード ふたつの記憶』)
MS 70点 US 8.8/10
『Hotel Dusk; Room215』(邦題『ウィッシュルーム 天子の記憶』)
MS 78点 US 8.4/10
と、CING系ADVは文句が出ない範囲での高評価。
元々丁重ではあるけど欠点も多く、微妙な立ち位置のタイトルだけど
任天堂発売と言うことで、色々有利に働いた部分もあったのかなぁとも思える。
他にも日本産ADVは「TimeHollow」だったり前述の「神宮寺」だったりもあるんだけど
評価は元が国際展開をあんまり考えてなかったこともあって、
日本の評価とほぼ同じぐらいの点数を頂戴している。
ここまでは日本生まれの日本育ちADVが中心の紹介だけど
現地向けの洋風ADVはどうか、というのも気になったので調べてみると
洋ゲー風に日本メーカーのナウプロダクションが開発した『Unsolve Crimes』
純正の海外産ADVである『Mystery Case Files』は、
日本未発売なのでデキは知らないけど、意外と中途半端な評価を貰っている。
逆に、海外では日本における『YSⅠ&Ⅱ』並に移植・リメイクが繰り返されている
『Myst』は43点と意外と低い点数に設定されていて、
レビュー内容に目を通してないけど、いい加減うんざりされてるみたい。
『Unsolve Crimes』(日本未発売)
MS 66点
『Mystery Case Files: MillionHeir』(日本未発売)
MS 66点
『Myst』(日本未発売)
MS 43点
ちゅーことで、「海外市場に合わせる=高評価」
というのも、どのジャンルでも言えることだけど幻想だよねってこと。
売れるかというのも、国内外で毎週2桁単位の新作が投入される状況だから
競合相手をマネしていては、結局オリジナルにかなうはずないし
評価も、そういう作品にはどうしても色眼鏡をかけちゃうのは無理のない話。
といっても、「SO4」みたいな独自路線すぎても評価されないんだろうけど…
ま、つまり言えば日本も海外も良い物は評価されるけど
どこでも「しがらみ」や「先入観」はあるんだろうな~ってまとめで。
個人的には、いずれこの話はもうちょっと広げてキチンとした形で紹介したいんだけども…
海外ネタの場合は、下調べに尋常じゃないぐらいの手間が掛かるから後手になりがち。
+iPhoneの所有者が増えそうなゲーム1位は「ドラクエ」
DQ・FFの二大ブランドが入っているのはもちろんとして
MonsterHunterがマリオと拮抗しつつの3位にランクインしている流れは、時代を感じさせるな。
CAPCOMは、はたしてここまで「国民的」なブランドにまで成長したMHを
Biohazardやロックマンみたいに看板タイトルとしてブランドを維持できるのか
それとも、DinoCrisisや鬼武者みたいに気づいたらなかったことになってしまうのか。
カプコンっていうメーカーは良くも悪くも
ブランドが劣化するからこそ新陳代謝ができてる所だと思うんだけど
だからこそ、周期的に経営が瀕死になっちゃう不安定さもある訳で。
いや、チャレンジング精神に溢れすぎてるのも良いんだけど
新規・続編問わずに新しい試みの作品を出してくれるのも有り難いんだけど、
いちCAPCOMファンとしては、いい加減経営の安定を望みたい。
まあ、それができたらCAPCOMじゃないと言われちゃうのかもしれないけど。
ついでにこのランキングでは
Wizardyrやシレン、女神転生などローグRPGがランクインしている意外な展開も。
いや、もちろん値段帯が変わるということは需要の流れも変わるの必然だけど
こういう濃いーのがこーいうランキングに入るのって、
濃度がドッロドロのコア作品は、敷居が高すぎて低価格帯でないと
なかなか手を出してもらえない現状も表してるのかなとも思ったり。
ほら、FC・SFC時から続くコア作品ってDLCにどんどん追いやられてるしさ。
+Wiiウェア『魂斗羅ReBirth』が気になる
ちゅーことで、気になります『魂斗羅ReBirth』。
「魂斗羅」シリーズ自体、難易度が厳しいことで有名なんだけど
主食はADV、副食はアクションという結構極端な好みをしている私としては
そのあたりは気にならないの、かなーり、そうかなーり欲しい。
さてここで問題。
手持ちのWiiポイントは3200ポイント。
今月、『DISCIPLINE 調律帝国の誕生』で1000~1500ポイントを消費し
そのほか発売時期は不明だけど『白北高校最速部!』を買うために
最低でも1000ポイントは空けておかなければなりません。
ということで、余裕があるのがどうあがいても700ポイント。
ポイントの追加は今後色々買う予定なので、できません。
さて、あなたはどうする!?
うーん…難問だ。
結果は後のこのコーナーとかで。
【コメント】
昨日深夜の3時ぐらいまで一人で黙々と某作品をプレイして就寝したら
神宮寺の新作がPS2で発表!…という夢を見た。
起きてから、「まさか~」と思いつつもPC起動して、ゲームサイト回ってガックリ。というオチの話。