M1・F1総研 の「コミュニケーションタイプ分類による若者のクチコミ行動の解明」、このレポートちょっと面白いです。ダイジェスト版だけども一読することをオススメします(最近カテゴリ論にはあんまり興味ないんだけど)。
■内容のハイライト(PDFファイル 599KB)
http://m1f1.jp/m1f1/files/face_report_081211.pdf
M1とF1をそれぞれ「コミュニケーションに求めるもの」を基準に6つのタイプに分類し、各タイプごとのコミュニケーションの特徴について言及している。
こうしたM1・F1層のカテゴライズのあと、どのカテゴリーに属する人間が情報のHUBとなるのかを分析し、それぞれに対する対応策のヒントまでまとめてくれている。
結論は「好奇心旺盛型」というカテゴリに属する層が情報のHUBであり、その特徴は下記の通り。
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■会って、直接話すか電話で話すリアル派。
■M1の好奇心旺盛型と異なり、ブログやSNSの関与も高い。
■クチコミ伝達人数も多い。
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ここから出てくる古くて新しい結論は「直接会うコミュニケーションで取りあげてもらうことが幅広くクチコミ情報を波及させるためのポイント」であるということ。これは正しい発想。個人的には「発見型の情報伝播」と「共有型の情報伝播」が存在し(ざっくり言うと)、前者はメディア向き、後者は対人コミュニケーション向きだと考えてる。
そしてさらにこのレポートが偉いところは、その結論から具体的な行動の方向性まで示してくれているところ。以下の4点。
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■直接会う前のタイミングで情報接触を図る
■直接会うシーンに関連した内容にし、自然に話題にのぼるようにする
■直接会っている場での再接触を図り、思い出させる
■人に見せたくなるツールを提供し、必然的に話題になるようにする
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こういう項目をアタマでなんとなく曖昧に思ってたりするんだけど、きちんとリスト化して考えたことがある人は少ないんではなかろうか。こういうちょっとした工夫が大きな影響力を持つのがWOMなので、この点執拗に意識した方がいいかもしれません。
アドマン