最近ティザーサイトの使い方、生かし方を結構考える。
※ティザーサイトとは・・・
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ティザーサイトとは、まだ発売前の商品やサービスに関する断片的な情報を公開することでユーザーの期待感や関心をあおることを意図したプロモーション用のサイトのことです。
「じらす」という意味のteaseからこう呼ばれ、Webに限らず小出しの情報によってユーザーをじらすことを意図した広告はティザー広告と呼ばれています。
特にWeb広告においては、発売前のクチコミによってWeb検索を行ったユーザーを取りこぼすことのないように、早め早めにサイトを公開し、少しずつ情報を更新することによって発売時までユーザーを囲い込むやり方が有効とされています。
参照:http://www.clover-line.jp/marketing/teasersite.html
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最近で言うと、僕が注目していたティザーサイトはNIKEiD「JASARI」と、
http://nike.jp/nike_id/jasari/
HEIWAさんの「ルパン3世 ルピナスタワーのダイヤを狙え!」のキャンペーンティザー。
http://www.lupin-steal.com/
どちらも作りこんでいて(考えている、と言う点ではJASARIか)、
ティザー自体が一部ネットユーザーの中では話題になっていました。
例えばルピナスタワーの件で言うと、
年末年始くらいからティザーサイトが立ち上がり、
1月25日の本キャンペーン開始ちょい前くらいから、
テレビCMを大量投下・・・するとブログ界(笑)のレスポンスは以下のようになる。
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過去30日間に書かれた、ルピナスタワー を含む日本語のブログ記事
このグラフをブログに貼ろう!
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うん、悪くない。理想的な推移と言えるかもしれません。
ただ、まずもってCM投資額がハンパじゃないでしょうし、
CMを投下しすぎているのでティザーの効果があったのかどうかは、
上記のグラフでは、少々わかりかねる。
※つまりティザーを仕込まなくても、CM投下だけしてても上記くらいのレスポンスはあったんじゃないか、ということ。
少なくてもティザーのリマインド機能だけにCMを利用できると言うのは
一部お金に余裕がある企業様だけだと思います。
それを考えると、こういったキャンペーンティザーには、
リターゲティング手法がマッチすると、個人的には思うんですよね。
※リターゲティングとは・・・
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企業Webサイトに訪問したユーザーの、閲覧ページや訪問頻度などの行動履歴データを活用して、そのユーザーがサイトを離れた後、特定サイトあるいはネットワークにアクセスした際に、ユーザー行動履歴をもとにメッセージを表示し、企業Webサイトへ再来訪を促す技術です。
参照記事:http://www.cyberagent.co.jp/news/press/2007/0529_2.html
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上記赤線を引いた部分を、キャンペーンティザーサイトに訪問したユーザーと読みかえて、
そのユーザーをターゲティングしていく・・・リマインド機能としては十分でしょう。
あとは
「JASARI」がやっているように、
ティザーサイトを訪れたユーザーが再訪問しそうなサイトに、
ベタ張りで露出するのもありだと思いますが。
※例えば多くのブログユーザーが何回も訪問すると考えられるテクノラティのトップページ左上(赤枠)にJASARIの広告が出ている。
http://www.technorati.jp/
そういう意味ではあらゆるブログサービスの管理画面広告とか、いいと思いますけどね。
まぁとにもかくにもティザーはうまくハマれば、
その後の大きな資産になると考えています。
人間は一旦情報飢餓状態(ティザーサイト)にさせられた後、
一定期間後想起させられると、海馬が有益な情報であると判断し、
ワーキングメモリから長期記憶へとコンバートされる。
長期記憶はロイヤルティの第一歩だと思ってますんで。
今とあるクライアント様でこの手法でトライしてもらっていますので、
結果がでたら何気なくフィードバックさせて頂ければと思います。ハイ。
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