SEO(エスイーオー)に思うこと。 | アドマン3.0=人事になりました。

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金曜日の話ではございますが、かなり先週いっぱい、つかれきっていた私は、

同じくつかれきっていた、同部門の先輩に当たるS藤さんと、

会社近くの弊社社員の溜まり場とも言える、こちらの店に飲みに行くことにした。

酒怪鉄板焼き ひだるま荘

http://r.gnavi.co.jp/a590000/


まぁ、溜まり場なので行くとやはり弊社社員がわんさか。

その中に酔っ払った、SEO関連子会社の後輩がおりました。

名前はあえて伏せておきますが・・・

いろいろその会社に対して気になっていることがあったので、聞きまくった。


アドマン「お前らの会社って今後どうして行くの?SEO極めて行くの?」

後輩クン「・・・わからないっす!」

アドマン「お前らの会社の強みってなんなの?」

後輩クン「・・・(ちょっとここでは書けない内容だが、薄い内容)」


ということで、疲れていたのか、なぜかツメ口調になってしまいましたが・・・

まだまだですね。ちゃんと考えよう。


SEOは僕もよく提案しますが、

すごく施策としての立ち居地を明確にしていかないといけない商材だと思っている。


経営・マネジメントと言う、広く全般的なレイヤーがあって、

その下にマーケティングという機能があって、

その下に4Pというフレームワークがあって、

その中にあるPromotionという機能があって、

それは主に販売促進活動広告宣伝活動に別れていて、

それはテレビとかラジオとか、あるいはネットといったメディアに落ちていって、

そのネットの中での施策のひとつがSEOなわけである。


本当に、本当に小さな小さな部品なのである。

この点、きちんと理解していないと、

SEO専門企業は、単なる業者になりかねない(コンサルではない)。

業者になると、競争優位性は値段と言うフィールドに落ちてくる。

つまり値引き戦争、である。


不毛・・・且つ疲弊するバトルフィールドだけど、

実際、今のSEO業界って値引き戦争になりつつありますよね。


SEOが出す結果は明確・・・あるワードで検索したときの検索順位を上げること。

だからお客さんからすれば、安く順位が上がるのであれば、それに越したことはない。

また事前に結果を保証できないサービスなので、

どうしても料金体系はアフィリエイト、すなわち成果報酬型になり、

やはりそこでも値引きが発生する。


じゃあどこで差別化していくのか・・・ここを考えていかないといけない。

いろいろなSEOサービスを見ているけれど、

まぁ、正直どこでやっても順位はある程度上がりますよ。

きちんとしたSEO企業であれば、サービス内容には、

ぶっちゃけ各社そんなに差はないと思っています(個人的な見解ですが)。


ただマーケティング的な発想でSEOを提案してくるSEO企業は極めて少ない。

みんな検索順位の話ばかりする。


例えば医療保険業界だと、

「医療保険」というワードでYahoo!やGoogleと言った検索エンジンで、

1ページ目以上に表示される必要があるのだが、

みんな「医療保険」というワードの検索順位についてばかり語り、

なぜそのワードで上位表示しなければならないのか、を語ることは少ない。


検索結果は、ユーザーとのコンタクトポイントです。

博報堂的に言えば、タッチポイントさとなおさん 的に言えば、待ち伏せ場

ほかにも待ち伏せできるポイントは世の中に沢山ある中で、

検索結果というコンタクトポイントはそのポイントの一つに過ぎないんだけど、

そのポイント出現回数が上がってきているわけです。


そこのコンタクトポイントで効果的に待ち伏せる手法が、SEMであり、

SEMの中にSEOがあるわけで、そこの全体コミュニケーションデザインまでを

含めて考えているSEO企業がどれほどあるんでしょうか・・・正直疑問です。

業者のままでいいならいいんですけど。


この前、こんなリサーチ結果が出てきました。

Top Spots in Search and Paid Listings Prove Key for Branding
http://www.marketingcharts.com/interactive/top-spots-in-search-and-paid-listings-prove-key-for-branding-2675/


簡単に言うと、SEOとリスティング広告がブランドに与えるインパクトを

Googleとかが調査した結果が書かれています。

まとめると、オーガニックとリスティングで両方同時に1位表示だと、

ブランドに対してよいインパクトを与える、みたいな感じなんですけど、

コレも誤って理解しない方がいい。


1位に表示することは、セカンドプライオリティです。

この例で言えば、低燃費(fuel-efficiency)」というワードを設定したのが、

一番マーケティング的にすばらしい点だと思います。

つまりはSEOってそういうことだと思うんですよね、ハイ。


キーワードの設定は、コンタクトポイント創造です。


愚痴っぽくなりましたが、こういうマインドは忘れたくないな、と思います。


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