$ショーシャンクの空に

あらすじはコチラから


第一話を見逃した方はコチラ



短編小説  遺されたメッセージ

第二話


親父が他界して後日
田舎の実家で葬儀が開かれた

$ショーシャンクの空に


親父の友人知人、仕事関係者やご近所さん
総勢200人は軽く超える参列者が集まり
故人を偲んだ

数多くの人たちに惜しまれつつ
この世を去った親父に
人に恵まれ愛されて生きてきた生涯に
とても満足な表情で僕はこの世からおくりだすことができた


ただひとつ悔いが残るとすれば
もっともっと親父と話がしたかった
そう思っていた


喪主を勤めた兄のスピーチも無事に終わり
ようやくみんなで晩ご飯とお酒を交わす時だった

親父と釣り仲間のご近所のトメさんから
こう言われた

トメさん「マサキ君 ちょっといいか」

トメさん「実はな  君の親父さん愛人いるの知っとたとぉ?」

マサキ「え? うそやん 信じられんわー」

トメさん「駅前の行きつけのスナックのママだよ」

マサキ「トメさん、その人は 前の奥さんだしw」

トメさん「なんだ そうだったのか」

「その人がマサキに話したい事があるって言ってたぞ」

マサキ「なんだ?話って?オレに?」

トメさんから電話番号が書いてある
メモ用紙を渡された・・・


その翌日

親父の前の奥さん(志乃さん)に電話をし
後日、駅前のお店に訪ねる約束をした