「人の己れを知らざることを患えず。人を知らざることを患う。」
論語の言葉です。
意味は、
なかなか他人が認めてくれないと心配する人がいます。
しかし、そんな心配ばかりするよりも、自分が他人の長所を見過ごしているのではないかと心配するほうが重要です。
自分が、自分がという人は、他人のことが見えていません。
それに、自分のことしか見てない人は、幸せには見えません。
自分の長所が見られてないと思う人は、他人の長所を基本的に見れていません。
人は、認めてくれる人のために生きるものです。
人は、基本的に感情の生きものです。
自分が、相手の長所を見ないで、自分が、相手を認めないで、自らを認めてもらおうと思うのは、利己主義過ぎるのではないかと思います。
相手の長所を見ることができる人間が、長所を見てもらえると原則、思った方が良いでしょう。
自分は、人になかなか認めてもらえないと思っていたら、一旦、立ち止まって、他人を認めることから始めて見ませんか。
そうすれば、次第に貴方は、周りから一目置かれる存在にきっとなります。
逆に、相手が競争相手だったとしても、
孫子の
「己れを知り、相手を知れば、百戦危うからず」
と言うではありませんか?
特にライバルの長所を認めれば、そのライバルに負けることはありません。
人間関係においても、競争の原理においても、相手の長所を認めて、リスペクトして、接することが大事です。
自身の長所を認めてもらえないと憤慨し、心配するより、相手の長所を見過ごすことがなかったかを心配する方がより積極的で、より幸せな人生が送れますし、その人は豊かな人生なはずです。
私も、そのことに気を付けており、いろんな人の長所に囲まれて、幸せな人生を送っています。
それに、周りの方は、私の長所をなぜか知ってくれて、理解してくれています。
人に認めてもらえないと思うなら、努力して有無を言わさない実績を残すか、相手の長所を認めるしか方法はありません。
普通の人は、有無を言わさない実績を残せる人なんかいないと言っていいでしょう。
そう考えると、相手の長所を見て、リスペクトした方がいいと思います。
その方がより早く、貴方の長所が認められ、長所を見てもらえないという愚かな心配をしなくても良くなるでしょう。