続・ヤマトラマン/新マン(3)/ふぞろい怪獣(31) | アディクトリポート

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ウルトラマン生誕40周年記念 ウルトラサウンド殿堂シリーズ(4) 帰ってきたウルトラマン
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これ(山トラマン・新マン・2)の続きで、
ウミトラマンの検証
のはずだが、その前に、ヤマトラマン(=山ウルトラマン)の補足をば。

↓ファスナー隠しの背びれが、赤一色で塗られたNGスーツの、
wakka
リペイント(塗り直し)に過ぎず、造形的には変わらないヤマトラマン。

なのにどうして、
↓上方はレッド、
katana
↑下方はシルバーと、わざわざ手間のかかる色分けをしたのか?

ちなみに、初代ウルトラマンの背びれは、
↓Aタイプから、
ぬじゅぬ
後頭部が赤一色になったCタイプまで一貫して、
↓こう塗り分けられており、
see
ヤマトラマンの背びれの下方を、
シルバーにする理由がわからない。

急ごしらえで大雑把な三面図では、
cvcvcvc
一応、ヤマトラマンどおりの塗り分けに、なってはいるが…。

……だけでなく、
ヤマトラマンの背面写真がないのは、なぜなのか?
だいだげき

本編動画で動きの激しい場面から、
どうにかコマを抜き出して、背びれを見直してみると、
どや
大型のホチキスで、ヒレをむりやり閉じている
のが確認できる。

どうやらNGスーツをヤマトラマンに塗り直した頃には、
背びれが腰から下のあたりでパッカリ開くようになってしまい、
ファスナーを隠すには、
演者(菊池英一氏・当時表記)がスーツを着込み、ファスナーを閉めてから、
だらしなく開き気味のヒレ部分を、
ホチキス止めするしかなかったようだ。

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演者がスーツを脱ぐためには、
当然、このホチキス針を外さねばならず、
スーツを撮影で使うたびにこの手間がかかるから、
止める部分はホチキス針と同色(シルバー)でないと、都合が悪い。
(該当箇所がレッドだと、撮影のたびごとに赤く塗り直さないとダメ)

てんが

これが
●該当部分がレッドではなくシルバーで、
●粗(あら)の目立つ背面写真が残されず、
●撮影も背面は動きの速いアクションシーンのチラ見程度でごまかされ、
●↓NG版では全身ショットだった(推測)花火爆発のシーンが、
neya
↑本編映像では、上半身ショットに変更された

理由でもあろう。

1971年当時の撮影スタッフは、
まさか40~45年後には、
動画の映像素材も一般人が自由に(ネット経由で)入手でき、

↓この動画の解像度は低いので、

さすがに画像解析には使えず、別のところにお世話になりました。


画像の縮小、拡大や並べ替え、現像(色補正や明るさ調整)が
(画像編集ソフトで)自在になるなんて、
思ってもみなかったことだろう。

さらにもうすぐ55歳になるジイサンが、
いまだにウルトラマンへの興味が尽きず、
未来版デジタル絵日記(=ブログ)でこの部分に注目し、
しかも1回見逃しながら、
後日真相に行き着くほどに執念深いなどとは、
とうてい想像できなかったに違いない。


というわけで、45年も隠されていた真実が明かされたところで、
今回はおしまい。

次回こそ、ウミトラマンのつもりです。

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