あなたの知らないアルカディア
の17回目。
前段として、アルカディア号の出て来る「キャプテンハーロック」ではなく、
その前にハーロックが登場予定だった、
↓松本零士氏による、「ヤマト」用のハーロックラフ稿
↑岡迫亘弘氏による、「ヤマト」用ハーロックのキャラ表と色設定。
ハーロックの海賊船は、ファントム号とされていた。
「宇宙戦艦ヤマト」の話を久々に。
↓「ヤマト」マンガ版に登場したハーロック。上から松本零士版。その下が聖悠紀版。
↑最下段が、ひおあきら版。
「ヤマト」の黒歴史には、
ひおあきらの描いた
「ずんぐりぼってりヤマト」がある。
SD(スーパーデフォルメ)というのとは、また異なる、
独特の太らせぶりと寸詰まらせぶりに、
当時は衝撃!
ひお氏は、次回作「さらば」からは改心して、
↓1作目と同じ場面でも、
↑「さらば」では、プロポーションを修正して描き直し、
↓「新たなる旅立ち」(上段)「ヤマトよ永遠に」(中段)でも、その修正プロポーションを維持。
↑ただし「完結編」(最下段)では、「さらば」の画稿のコピペで済ませている。
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設定資料を元に、代表画稿をひお氏自身が描き起こし、
↓前方からの斜め俯瞰図は、宮武一貫の設定資料の描き直しだが、
↑後方からの俯瞰図は、1978年当時は、ひおあきら氏しか描いていなかった。
↓この図を元に三面図に変換すると、
↑設定の三面図とは完全には一致しないと言うことを、ブラスタルゴ氏が発表しています。
これを全編コピペで、最後まで切り抜けた。
それなのに、ひおあきら版ヤマトというと、
誰もが1作目のボテ腹版しか連想しないという悲劇。
——と言うことは、前にも書いたが、
かれこれ5年も昔なので、改めて指摘したところまでで、続く。