ガッタイガーからグレンダイザーへ | アディクトリポート

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昨日(『宇宙円盤大戦争・1975)の続きで、
↓『宇宙円盤大戦争』のガッタイガー/ロボイザーが、
にーどる
↑グレンダイザーに変遷した過程を追う。

「ついで」では、ないですが、
↓『宇宙円盤大戦争』版のデューク・フリード(左)のカラリングは、
ますく
「キン肉マン」のロビンマスク(右)に受け継がれたというご指摘を、
水木さんよりいただきました


私は「キン肉マン」には無関心なので、
全く気づきませんでした。

ただ、「宇宙円盤大戦争」で画像検索すると、ロビンマスクがヒットするので、すでに気づいていた人はいたようです。

みんなスルドイ!


とにかく、
↓このデザインでは、
ざああん
どうにも主役メカとしてサマにならず。
前番組までのダブルマジンガーに比して、

↓「マジンガーZ」テレビ放送時はスタイルが安定せず、アニメのZとグレートを並べても、相似形とわかりにくいので、ポピーのジャンボマシンダーで代用。
ましんだー
グレートはZを原形に改造したため、並べると若干背が低くなっている。


あまりに見劣りするため、
デザインをやり直すことになり、
tera
結局はガッタイガー(ロボイザー)よりも、
よほどマジンガー寄りの外観(デザインとカラリング)に落ち着く。

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かたや、兜博士父子の開発した巨大ロボット。

マジンガーZは、甲児の祖父、兜十蔵博士が設計製造した超合金Z製で身長18メートルの巨大ロボット。
グレートマジンガーは、甲児の父、兜剣蔵博士が設計製造した超合金ニューZ製で身長25メートルの巨大ロボット。
desuyone
グレンダイザーは、フリード星の守護神として崇拝されてきた、宇宙合金グレン製で身長30メートルの巨大ロボット。


かたや地球外惑星の守護神ロボットで、
見映えが似通うはずなんて、ありえないんだけど。

↓まあ、外観は大人の事情で似通ったのはよしとしても、
なかみ
内部構造が、兄弟機のグレートマジンガーよりも、マジンガーZに相通じるのはどういうことか?



結局、マジンガー世界とグレンダイザー世界を結ぶ架け橋として、
Zの操縦者、兜甲児を再登場させた。
↓映画『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』(1976)では、ロボット博物館に収蔵されていたグレートを甲児が操縦する。
おぽp
グレンダイザーのジャンボマシンダーを組み込める乗用スペイザーは、別売りではなく、プレゼント賞品だった。大判元画像はこちら


こうしてマジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザーは、
後年の商品展開でも、
3体そろい踏みで1セットのような扱いになっただけでなく、
↓マーミットの大型ソフビ(画像)や大合金は、Z、グレート、グレンダイザーが並べて映えるように、ほぼ同じ大きさに造形されている。
そろ
↑スーパーロボット超合金は、約140ミリ(14センチ)のコンパクトなボディに統一されている。


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原作者も異なれば、設定全長も世界観もまるでつながらない、
「グレンダイザー」の後番組、
惑星ロボ ダンガードA(エース)」(1977-78)の、
主役ロボットのスタイルやカラリングまで巻き込むことになった。
↓ダンガードAは、ロボット形態で全高200メートル、飛行形態サテライザーで160メートルと超巨大。
だんが
↑Zが原作版なので不揃いだが、本来のアニメ版Zは、腕と拳、すねと足がネイビーブルー(紺色)もしくはインディゴ(藍色)で、ダンガードAと同じはず。

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というわけで、フランス版ハーロック「アルバトール」に端を発した、
4日連続の「それまくる話」は、これにておしまい。