なりたいかどうかは別にして。
今回はこれの続きで、amtの映画版エンプラのキットが、なぜ撮影用のモデル(もしくはブループリント)と、形状や細部が異なるのかについて。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sannyou](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/19/addicto/0e/4c/j/o0430049412572351291.jpg?caw=800)
(上)撮影用のスタジオモデル
(中)トルストゥン・ショルツ(Thorsten Scholz)の2004年の作例
(下)ブループリント
第2船体に走るパネルライン(設定ではディフレクターグリッド)が微妙に異なる。
すでに完成している図面やモデルの通りに作るより、わざわざ変える方が、手間がかかるだろうに。
この疑問への答の手がかりは、
シネフェックスの本国版からもたらされた。
それは記念すべき第1号。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かむ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/10/addicto/ef/bc/j/o0430074712571853550.jpg?caw=800)
↑同じ記事を翻訳した日本語版も出ていたが、本国版じゃないと意味がない。
なぜなら該当するモノクロスチルは、日本語版では割愛されているからだ。
この動画でも、該当写真はカメラの視界から外れています!
その写真は、子供がエンプラの玩具を手にしているもので、
その玩具は、サウスベンド社(South Bend ミルトン&ブラッドリーの子会社)が、1979年に発売した、
エレクトロニックUSSエンタープライズ。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-jenn](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/12/addicto/9e/c7/j/o0430061212571915637.jpg?caw=800)
エレクトロニック(電子式)といっても、
ギミックは、こんなもの。
このように、基本プロポーションはバッチリ。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さん](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/12/addicto/69/c4/j/o0430089412571924743.jpg?caw=800)
第一船体の円盤は、電子回路内蔵もあって分厚いが、
ぱっと見は、amtのプラモ(1/535~1/537スケール)に良く似ている。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sasasa](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/23/addicto/17/0e/j/o0430050112572640705.jpg?caw=800)
ジョン・ネルソンによる2000年の作例。
動画だと、大きさもプラモに似ているように見えるが、
入手した人の情報だと、第二船体はプラモとほぼ同大、
第一船体とワープナセルは、プラモより若干小ぶりだとか。
プラモや実物と玩具が一番異なるのは、4箇所にある方形のスロットで、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-tyty](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/13/addicto/97/51/j/o0432058112571959392.jpg?caw=800)
先に動画でネタバレしてるが、
これはこのエンプラが、パーツごとに着脱可能で、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-frfr](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/13/addicto/1a/11/j/o0430026512571985410.jpg?caw=800)
スロットで差し替えることで、別の船種に組み替えられるから。
エンプラのヘビークルーザー級から、
すでに設定が存在したスカウト/デストロイヤー級や、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ちこ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/13/addicto/d4/42/j/o0430030012571987880.jpg?caw=800)
このトイのオリジナル設定のエクスペリメンタル(形状検討艦)1、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-dered](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/14/addicto/ff/aa/j/o0430093212572012907.jpg?caw=800)
エクスペリメンタル2という2種に加えて、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-serede](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/13/addicto/76/2c/j/o0430043712571997270.jpg?caw=800)
タグ/トランスポートという既存設定ながら、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-dere](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/14/addicto/a7/40/j/o0430061512572019592.jpg?caw=800)
翼の角度を深く/浅くの2段階に区別できる。
あたかも3年後の『スタートレック2/カーンの逆襲』(1982)に登場する、
↓リライアントを先取りしたような、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-annta](https://stat.ameba.jp/user_images/20130611/20/addicto/3d/2d/j/o0430055412572386529.jpg?caw=800)
タイプにも「トランスフォーム(変身)」可能!
さて、ではなぜシネフェックス本国版創刊号に、日本語版ではあっさりカットされた、唐突で無関係に思われる、サウスベンド社のエレクトロニックトイの写真が掲載されたのか?
については、また今度。