よげんの書(6)/2011静岡ホビーショー〈その3〉 | アディクトリポート

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昨日一昨日に続く、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-けいじ
2011静岡ホビーショー関連最終話ですが、
タイトルには「よげんの書」が含まれ、
テーマ(くくり)は「宇宙戦艦ヤマト」です。

したがって、そのどちらか、もしくは両方に興味がない方はスルーでけっこう。
そのかわり、興味のある方は裏切りません!

そもそもは、昨年末に発売された、バンダイのヤマトのプラモ、新1/500が発端。
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2008年発売のDVD
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に付属した、新1/700を表層的に読み取って、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-いくおいきうお
似て非なる別解釈に、強引にあてはめたみたいな、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-wide500
↑これは高橋清二氏のホビージャパン用作例なので、若干形状が変更されています。
どっちつかず+視点がブレブレのキット。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sayuu
↑左が1/700。右が1/500。

ここらへんの経緯は、ここで少しほのめかしているが、いずれ詳しく書く予定。

とにかく、昨年末に来日したティム・エルドレッドの築いていた人脈に乗っかって、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-nomikai
現在のヤマト制作の現場に、かなり近い人とコンタクトが取れるようになったので、
「作品計画が再始動するなら、今度こそこうして欲しい」と、
後部甲板と艦載機昇降エレベータ-、カタパルトの位置関係と構造に的を絞った、
↓つたない画像を送ったが、(2010年12月15日)
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-これや
返ってきた答は、
「大丈夫です!××(=次期プロジェクト)ではこの状態になっています」
とのこと(2010年12月17日)。

しかし、
*新1/500でそうなってないのに、同じ布陣で取り組んで、わざわざ修正されるものなのか?
*直るぐらいなら、今回のプラモで、ちゃんとそうなってたんじゃないの?
*「問題なし」と判断されて製品化されたんだろうに、その後で誰か問題を指摘したの?

----等々、イマイチ疑念は晴れず。

そもそもこの部分、これまでの『ヤマト』の設定資料の歴史上、正しい構造で描かれた図面もデザイン画も(公式には)存在しないから、しかたないんだけど。

そのうち、ヤマトのスタイルには相当に突き詰めを極めた方々、
カエル課長さんとか、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kaeru
↑ご本人はあくまでも波動砲口周辺に限定しているとおっしゃいますが、なかなかどうして、情報収集のアンテナを張り巡らしてますよ。

ブラス・タルゴさんとも
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ぴんぐ
↑ブラス・タルゴさんのサイトのロゴ
↓トップページのヤマトは、わざわざ本人がトレスして描き直したもの。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-たるご
情報交換するも、私の渇望は満たされることなく。

カエル課長さんに教えてもらった、ヤマト造船の匠、さしもの道楽おやぢさんの1/500作例でも、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-1
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-2
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-3
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-4
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-5
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-6
外形との関連を完全無視の力業には感心しつつも、個人的にはまったく納得できない。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-7
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-8
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-おやぢ

〈求道者〉ブラス・タルゴさんには、「あともう少しで完璧なのに」と言って、上のイラストに併せ、もう1枚も送ってみた。(2011年5月1日)
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かたぱ

その4日後の、5月5日。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-だいご
エルドレッドのお使いで行ってきた、ヤマトファンの集いには、
「電撃ホビー」用の、桜井信之氏の1/500ヤマト作例が展示されていたが、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-touzenn1
後部甲板およびカタパルトの構造は、当然キットのまま。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-まま
致命的なのは、(下の画像で赤く図示した)甲板のアウトラインが艦幅と平行でなく、後方に向かってすぼまっているのと、カタパルトが外側に配置されていること。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-chimei

キットレビューだからしかたないんだろうけど、この人から「次は大丈夫です」と太鼓判を押されてもなあ……(アワワ)

そして9日後、5月14日の静岡ホビーショー。

合同展示会には、旬なネタでもあり、1/500ヤマトの作例が、そこここに!

ティルナノーグの、高橋清二氏版HJ作例は言うに及ばず、

宇宙戦艦ヤマト模型作品集 (ホビージャパンMOOK 385)

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甲板のラインがより細かく刻まれ、エレベーターの分割線も追加されているが、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-mizo
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-modera-
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kata
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-188
基本構造はキットのまま。

プロモデラーのお二人でもこうなんだから、その他の出品者は推して知るべし。

だけど、↓このことに気がついている人間が、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-これや
日本でオレ一人ってことはないと思うんだが……。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かたぱ

この会場のどこかに、立体でこれを再現したヤツはいないのか?

いましたよ!

模型多国籍軍というグループの人でした!

なにせタイトルページの画像が、
↓これですからね。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-けら

このページで明確に、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-にこめ
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さんこめ
なぜこうなのかも説明されてます。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-miita

別件にも気がついて、そこにも解答を示しているし。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-いっこ
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-にこ
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さんこ
会場で見つけて、クラクラしましたよ!

思わず話しかけました。
「わかってますね!」
「はい、こうしかあり得ませんから」
「気がついた人がいて、それをしっかり立体化してくれて、うれしいです!」
「ぼくも、誰か一人ぐらい気がついてくれると見越して、持ってきました」

個人的には、今回のホビーショー最大の収穫でした。