私のプチ予言(?)どおり、
3/11の余震ではない、最近の関東頻発地震。
昨晩(4/21木)もさらに震源が南下して、警報によれば茨城、千葉県あたりが中心でけっこう揺れた。
その速報がテレビ表示されたのに続き、
「どうせまた、追加の地震情報だろ」と思ったら、
田中好子さんの訃報だったので驚いた。
ネットでは、こちらが知る限りの第一報。
(以下転載・一部編集)
訃報:元キャンディーズの田中好子さん死去 55歳
↑画像は、田中好子公認ホームページより
1970年代の人気アイドルグループ、キャンディーズの元メンバーで女優の田中好子(たなか・よしこ<本名・小達好子=おだて・よしこ>)さんが、21日午後7時4分、乳がんのため東京都港区の病院で死去した。55歳。葬儀の日程などは未定。喪主は夫の小達一雄(おだて・かずお)さん。
東京都生まれ。1973年、伊藤蘭さん、藤村美樹さんとともにキャンディーズの一員として「あなたに夢中」でデビュー。スーちゃんの愛称で親しまれた。キャンディーズは「年下の男の子」「春一番」「微笑がえし」などのヒット曲を連発したが、人気絶頂の78年に「普通の女の子に戻りたい」と解散、田中さんも芸能界を引退した。
80年に芸能活動を再開。映画「鉄道員(ぽっぽや)」「鏡の女たち」など、テレビドラマ「おんな太閤記」「幸福の黄色いハンカチ」「おしん」「ちゅらさん」などに出演。存在感ある演技派女優として活躍した。89年の映画「黒い雨」で、毎日映画コンクール女優主演賞、日本アカデミー賞主演女優賞などを受賞した。
夫の一雄さんは、白血病で亡くなった女優の夏目雅子さんの兄。(また、田中さんも実)弟を骨肉腫で亡くしたことなどから、医療問題にも関心が深く、国立国際医療研究センター顧問なども務めた。
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(ここからはアディクトのブログ記事に戻る)
夫婦そろって、実の妹弟をガンで亡くし、今度は奥さんまで……。
続報によれば、
田中好子さんの乳がんは、結婚翌年の92年、36歳の時に見つかり、その後何度か再発したが、医師から「心配ない」と言われて放射線治療で対処し、乳房も除去しなかった。
しかし今年2月に、多臓器に転移した。
----とのことである。
私が最後にお見かけした記憶や印象は、2006年の、阪神大震災がモチーフの映画『ありがとう』(関連記事)。
近年は、こうしたしっとりとしたお母さん役が思い浮かんだ田中さんだが、大半の方々には、キャンディーズ(1972~78)のスーちゃんなんだろう。
ガリガリすぎず、ちょっとふっくらした感じが、いかにも70年代の庶民派アイドルっぽかった。
はつらつと明るい感じは、
今で言うなら、関根麻里?
……いや、そっくりさんの話じゃなくて!
とにかく庶民派のスーちゃんは、千住の釣具屋さんの娘さんだったから、足立区からほど近いうちの中学でも、実家を見に行った同級生がいて、店の近くの電柱に、「スーちゃんLOVE」の落書きを発見したと聞いた。
けど、私にとって田中好子さんといえば、キャンディーズの前に、
「突撃! ヒューマン!!」(1972年10月7日 - 12月30日)があった。
キャンディーズが出て来た時、「あれ、ヒューマンの娘(こ)じゃん。今度は歌手なの?」と思ったから。
「ヒューマン」は日テレの特撮(特効?)ステージショーで、
裏番組の「仮面ライダー」の人気に太刀打ちできず、
↑この時期の「ライダー」は、ダブルライダー共演も多い、ゲルショッカー篇に突入。人気はピークだった。
わずか13回で終了。
しかし私は、怪人よりは断然怪獣派だったので、この時期「ライダー」は見ないで、「ヒューマン」を見ていた。
田中好子さんは少女記者としてのヒロイン役で、たしか初登場ではベレー帽をかぶっていたと思う。
「たしか」というのは、確かめる術がないため。
このサイトから引用
「突撃!ヒューマン!!」の舞台中継は2インチVTRでの収録であった。
当時2インチVTRのビデオテープは高額であり、一度使用すると、また別の
番組を録画して再利用されていた。「突撃!ヒューマン!!」のビデオテープも
そのような状況の中で消されてしまい、現存していない。
ただし、Wikiでは、
*再放送は本放送の終了直後に一度だけ行われたが、その後は再放送やCS放送されることもなく、ソフト化もされていない。
*TBSの番組「テレビ探偵団」で田中好子がゲストの回では、田中の思い出の出演作として本作の映像が部分的に流されており、少なくともこの放送がされた1980年代末時点では、一部ながら映像が現存していたことになる。
となっている。
で、ネットで見つけた、田中さんの出演画像は、これだけ。
最終回に、終了を惜しんだ田中さんが見せた涙を思い出す。
新聞記者・星山ルミ子役の田中好子さんが、キャンディーズのスーちゃんに転身したように、
ヒューマン2号の声と
岩城淳二郎役の西島明彦氏は、
(『ウルトラマンタロウ』のZAT上野孝隊員役)
後に兄弟デュオの狩人(かりゅうど)としてデビューした、
弟の方の加藤高道だと、今日まで勝手に勘違いしていたが、
髪型が似ているだけで、顔つきは大して似ていないことに、今さら気づいた。
今も昔も、男性には興味がないことが、はからずも証明された?
……田中好子さんから話がそれまくってしまいましたが、たとえば先日の出崎統なら「監督」と肩書きをつけるか、他の物故者なら、「氏」もしくは呼び捨てで済ませるところ、なぜかこの方には、「さん」づけこそがふさわしいと思わずにはいられないところにこそ、田中好子さんのお人柄とご活躍がしのばれるのではないでしょうか。
「突撃!ヒューマン!!」については、書きたいことはまだありますが、それについては、また日を改めて。