やっと今日から公開されるので、ちょうど１ヶ月前の試写会で見た、私の素直な感想を。
とはいえ、まだブログ更新から半日は、一般には観られないので、公平を期して全般の感想は後日にし、今日は重箱の隅つつき＋鑑賞のポイントで、お茶を濁します。
映画の舞台は、2199年。
1974年のアニメ版第1作テレビシリーズと同じである。
〈予兆〉
↑火花が「降る」から、人工重力があって、この件（宇宙は無重力）には頓着していないことがわかる。
古代守の乗艦、ゆきかぜが映ると、火花が散り、煙と非常灯の明滅。
「合成は極力減らして、現場撮りでごまかすつもりね」と、おおよその見当がつく。
〈第一艦橋〉
あちこちに走るケーブルや配管が、謎。
戦闘艦のブリッジに、断線や破損しやすい状態にしておくか？
2199年ですよね？
※松本零士の意匠を排除したため、零士メーターは一切使えず、
代わりに空間を埋めるアクセントとして、むきだしの配線や配管を多用。
※東宝スタジオの外側には、2010年１月まで、東宝日曜大工センターがあった。
東宝が一時経営危機に陥った際、最先端、画期的な店舗展開をして財政の一助になったが、近年は本業の映画が盛り返し、かたや大工センター・ホームセンターがメジャー化されて、売り上げが低迷。
現在は、安売り路線のくろがねやが、業務を引き継いでいる。
ヤマト第一艦橋の部品にも、いかにもDIYショップで調達したような、防火扉の収納型リングノブ等が散見される。（撮影は2009年10月）
〈マイク〉
四角い箱形のマイクを手に持ち、音声伝達のみ。
2199年ですよね？
↓iChat（パソコンのビデオチャット機能）
Macへの実装は、2003年。
〈キーボード〉
地球との通信が途絶する前に、乗組員は一人ずつ、個室の通信室で家族との通信を許される。
通信コンソールには、なぜか黒いキーボード。
それも厚みがあって、今でも古くさい形式。
2199年ですよね？
↓タッチパネル式のスマートフォン。
iPhoneのデビューは2007年１月。
〈装甲車〉
画面が暗くてわかりづらいですが、トラックの荷台に、機動隊の盾みたいな鉄板が並んでて、鉄板と鉄板の間もスカスカ、天井はなく、思いっきり開放されてます。
↓画像補正で、見やすくしました。
2199年の、宇宙装甲車ですよね？
なんで兵員がむき出しなの？
※答＝話の展開上、兵士にガンガン死んでもらわないとダメだから。
↓『エイリアン２』（1986）の、APV（Armored Personnel Vehicle＝兵員輸送車）
↓2010年の地球の装甲車３例。
↓『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の、2199年の宇宙装甲車。
↓第二次大戦中（1940～1945）の米軍のハーフトラック。
………。
〈写真〉
2199年ですよね？
↓2010年の現行製品、デジタルフォトフレーム。
今日はこのへんで～。
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