1983年おもしろまじめ(後編)/吹替洋画劇場・再録(18) | アディクトリポート

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1983年10月5日放送の、日テレ版「スター・ウォーズ」について、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-koreda
ダラダラ書き続けてきたが、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-nazo
「おもしろまじめ」で検索したらヒットした、謎のアニメ画像。

要するに私の不満というか、拒否反応とか嫌悪感の根源は、
「どうせわかんないんだから」とか、
「テレビ放映の洋画は、劇場公開とは別物」とか、
「こいつらには、この程度のものをあてがっときゃ、じゅうぶん」
っていう、開き直りとか居丈高な姿勢が頭に来るから。

だからよく、
「野田昌宏氏の小説版の翻訳が、おきらいなんですか?」とか、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-のだ
キライに決まってるじゃん。読んでみたら、映画を観るのとまるで別印象の、古くさくも下品な文章。

「岡枝慎二の字幕は、よかったですけど?」とか、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-jjj
英語に手も足も出ず、これしか選択肢がないんじゃ、気に入るしかないもんな。

「1999年の『エピソード1』以降の、なっちの字幕はどうなんですか?」
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-いういういういう
ご活躍ですよねえ、いろいろと(笑)。字幕翻訳者は影武者に徹すべきだと思いますが。
『エピソード1』(1999)以降は、字幕がどうのという前に、作品自体がアレだったので、どうでもいいですけど……。

という問いかけに対する、私の気持ちにことごとく通じる、「気に入るわけなんかねえだろ!」という思いには、上述のどのバージョンにも、程度の差こそあれ、そういう上から目線が含まれているからだ。

で、テレビ放映版吹替に話を戻すと、完全にイロモノ扱いで、お祭り騒ぎと煽りと引っ張りが、続く続く。

放送4日前の10月1日には、「スター・ウォーズ祭り」という番組があり、
西城秀樹、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ぎゃらんどぅ
今野雄二
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-sinn
↑83年当時は、左ほど若くなく、右の晩年(今年の8月に自殺)との中間あたりの風貌。
大島典子(日テレアナウンサー)
それにまだ新人のコント赤信号と、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-うううう
とんねるずが、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ねるず
C-3POとR2-D2とからんだ。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-bbbb

放映当日の10月5日の日本テレビは、
(以下Wikiより・一部編集)
*朝から生番組に、C-3POとR2-D2を出演させて宣伝したり、
■3POはアンソニー・ダニエルズが演じ、R2はラジコンの三脚タイプ。
*夜7時からの1時間枠に「ウルトラ宇宙クイズ・秋のSF大決戦 スターウォーズまで後60分!!全国子供博士大集合」という特別番組を放映した他、
*映画本編も通常夜9時からの「水曜ロードショー」の放映枠を1時間前倒しし、3時間の特別編成を敷いた。
■当時の本編上映時間は121分。(1997年の〈特別篇〉は125分)2時間枠の洋画劇場では本編放送時間は90分。ということは、2時間半枠があればSWはどうにかおさまったのに、3時間も枠を取ってしまい、30分以上尺があまり、こうした水増し+引き延ばしが行われた。
*本編が始まる前に、本編を模した部屋でオーケストラを用いたテーマ演奏が行われ、
■指揮者が勝手に気分に浸っているのが、かえって視聴者のイラ立ちに拍車をかけた。
*この演奏に浸っていたC-3POが、タモリ扮する警備員と揉め事を起こしたり、
■ラジコンR2の動きが遅く、タモリとのやり取りに間が持たず、やりにくそうだった。
*研ナオコをE.T.と間違えたりし、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-naoko
■他にもヨーダの娘と思い込むなど、同じネタの使い回しにうんざり。
*愛川欽也による、一人で勝手に盛り上がった解説の後、
■この時期、水野晴男が参議院の選挙に出ていて、代打のキンキンの勘違いなノリが、ファンの神経を逆なでする。

『スター・ウォーズ』じゃないけど、愛川欽也の「作品をわかってない」感じは、
↑この動画でもじゅうぶんに伝わって来ると思います。

*ようやくスタジオに着いたC-3POが、時間が既に8時を過ぎている事に驚いて放送開始スイッチを押してようやく、本編に移行するというものだった。
■これはテレビ洋画劇場の常とは言え、冒頭のフォックスの「パンパカパーン」のファンファーレはなし。無音のルーカスフィルムのロゴから始まるという、地味~な始まり。放送時間はたっぷりあったくせに!

そのあまりにもったい付けた演出は、当時の視聴者から著しい不評を買い、「早く映画を始めろ」といった苦情電話が殺到したことにより、後日ディレクターがコメントするという一幕もあった。

そしてようやく、悪夢のお粗末吹き替え本編があって、


*本編終了後、愛川欽也と渡辺徹らの対談が入り、
愛川:「どうだった、吹き替え初体験は?」
渡辺:「思わず画面に見入って、セリフを忘れちゃうんですよ」
……なんでそんな奴に、主役をアテさせるんだよっ!

*タモリに優しく手を振られながら去っていくC-3POとR2-D2の姿が映し出され、本編を模したクレジットとともに番組は終了する。

観終わった後は、「スター・ウォーズ」をタダでテレビで見られた満足感などどこにもなく、ひたすら疲労感と、怒り、イラ立ちだけが残った。

ああ、こうやって書いてるうちに、27年前を思い出してイライラしてきた!

本編については、またこの次に。


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