何のパクリかを検証したところ、
めたりの～むさんから
金属人間メタリノーム「キャプテンウルトラ」
「ブラックサタンでしょうか？」とのご指摘が。
ありがとうございます！
そこで検証。（資料協力／ぎゃんご・ふぇっと氏）
まず、このブログを読んでくださってる方なら当然、「ブラックサタン」というキャラ名には、３種あることをご存じですよね。（←知らねえよ！）
しかもそのうち２つは、一つ目という偶然！
「ファイヤーマン」の暗黒星人は
似ても似つかないので除外。
２つ目は「仮面ライダーストロンガー」の悪の組織の名称。
幹部の一人に、一つ目タイタンって奴がいる。
だけどこのキャラの登場は1975年4月5日～6月28日で、例のアレには載ってない。
というわけで、だいぶ遠回りしましたが、
ブラックサタンといえば、「ウルトラマンＡ」の暗黒超獣ブラックサタンですね。
↑なるほどたしかに、
↓アルティメットモンスターズ2というバンダイの食玩販売塩ビ人形（2007）のアップ
↓色まで似てます。
ただし当時は、「怪獣怪人大百科」のモノクロ写真しか、参考にできませんでした。
↑これだけ見ると、「動かぬ証拠」っぽいですが、実際の画像サイズは、縦40ミリ×横48ミリ。
それでも前回紹介の↓「三ッ目妖怪」や
↓「一つ目」よりは、
ずっとアビシンの元ネタっぽいですね。
また、「これは」があったら教えてください。
さて、本題です。
ここのところ、一部のＳＷフリークで盛り上がっている話題です。
いえいえ、2012年に公開される、『エピソード１』の３Ｄ上映のことではありません。
私のブログとの関連は、このチューバッカのルーツという記事です。
その中で、マクォーリーの以下の供述があり、
それにジョージは、秘蔵の1930年代のSFイラストを手渡してくれて、そこには全身毛で覆われた、ゴリラ風にがっしりとして、胸には乳房が垂れ下がっている（メスの）野獣が描かれていた。
該当イラストに行き当たらなかったので、こう割りきって、済ませておいた。
ルーカス秘蔵の1930年代のＳＦイラストは、どうせバローズの著作にたくさん出てくる類人猿のバリエーションで、屈強で大柄のチューバッカのプロポーションの参考にしかならなかったんだから、ドンピシャリのビジュアルに行き着いてもあまり意味がないとしても（以下略）
で、今回わざわざ記事にしたってことは、それが見つかったってことですよ！
ではご覧いただきましょう。
ジャジャーン！
「……これが何？」って人へ。
こちらがマクォーリー版です。
よりわかりやすい比較
これはもう、疑惑ではなく、動かぬ証拠です！
オリジナルの作者は、「デューン／砂の惑星」のイラストで、アメリカでは著名なジョン・ショーンヘア（出身地のドイツ読みなら・アメリカ読みだと、なぜかジョン・「シェイナー」）
出典はＳＦ誌「アナログ」の1975年７月号。
1975年７月？
……どこが「ルーカス秘蔵の1930年代のSFイラスト」やねん！
乳房（breasts）は６つだったのか……。
『ジェダイ』（1983）の↓ガーガンの元ネタでもあるわけか。
乳房を取り払った所に斜めがけした弾帯は、↓こっちからだし
いったんマクォーリーがさすがにコピペを取りやめたボウガンは、
↑アナログ誌の表紙原画。右上に注目
↓ボウガンまで、アナログ誌が元ネタだったのね。
結局劇中のチューバッカが手にしているし、
ってことは、チューバッカはひたすら元ネタの集合体で、マクォーリーのオリジナル要素は皆無だったということになる。
これは９月19日に発表された、「バイナリー・ボンサイ（盆栽）」の記事で、
さらにその大元は、このブログ、「フルービー・ヌービー」の2007年４月27日付。
Wookieepediaにも、すでに掲載されてます！。
バイナリー・ボンサイの作者に、私のブログの元ネタ画像各種を教えたことは、言うまでもない。
早速返事が来て、リンクはって紹介してくれるそうです。
教訓：みんな似た時期に似たようなことを考える。
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