30年目の真実(後編)/ウルフェス2010補完 | アディクトリポート

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前回のつづき。
タイトル「30年目の真実」の意味が、ようやく明らかになります。

ウルフェス2010ライブステージ、その第2部でフィーチャー(featureであってfutureじゃないから、フューチャーじゃないよ)されるのは、もちろん最新ウルトラマンのゼロと、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-zxero

その指導にあたる、ウルトラマン80(エイティ)。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-80

なんでエイティ?かというと、今年が放映30周年で、DVDも発売されたりしてるから。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-2

そこで私の思い出は、30年前の1980年にさかのぼる。
「ウルトラマン80」放映中の、春か夏の休日。
草加のダイエーに、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-つゆ
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-あとらく
↑ダイエーは80年代にDマートに、Dマート草加店は2007年3月にダイエー草加店に再び返り咲いた。
写真はDマート時の入口。アトラクショーもこのあたりで開催された。

80のアトラクショーがやってくる、ということで、当時19歳で大学1年の私はノコノコやってきた。

一応エラソーに言い訳しておきますが、大学1年の私も、今年の49歳も、いわゆるヒーローショーそのものが目当ての、「大きいお友達」だったつもりはない。
いえ、別にそういう方々あってこその市場形成なのは承知ですけど、たとえばダイエーに足を運んだのは、バイトでこういうのがやれないかなと思い立ってのこと。
もちろんヒーロー体型じゃないから、怪獣の中身なんかどうかなと。
電話番号をもらって連絡したら「間に合ってます」との返事だった。

気合いを入れて早い時間から陣取ったが、さすがにショー開始が迫ると、子供たちも集まってくる。
次第に混み合ってくると、あるお母さんが自分の子供に、「ほら、そのおじさんの前に座らせてもらいなさい」と言ってきた。
あのー、まだ19歳だったんですが……。

ショーの構成は基本的にこんな感じ。
*司会のお姉さん登場
*「今日は80に会える」と、子供たちの期待を煽る。
*そこにどこからともなく、アヤシイ笑い声。
*ウルトラマンのショーなのに、東映ヒーローものみたいな、人間体型の怪人と戦闘員が登場。
*お姉さんが拉致られかけ、子供たちに80を呼ぼうとアジる。
*子供は最初から絶叫して80の名前を呼ぶのに、お姉さんは「そんな声援じゃ、80は来てくれないよ」とさらに煽り立てる。
*子供はこれ以上出ないくらいの声でさらに絶叫!
*ようやく80が登場し、敵をアクションで倒す。


↓まあ、ショーのアクションも段取りも、子供たちの応援態勢も、16年前のウルトラマン登場前とは、大違いではあったけど。


それでも子供たちが必死で絶叫して応援する声に、
「いやいや、ショーの進行どおりで、君たちの声援の大小は関係ないんだけど……」
と、気の毒に感じてしまうことしきり。

それから80のサイン会となり、(無料だったのが、今考えるとすごい!)
興奮した子供の一人が、
「エイティ、これからも、怪獣をいっぱいやっつけてね!」と熱く語りかける。

……いやいや、そいつ、ホンモノの80じゃなくて、アトラク用のニセモノだから!

というのも、テレビ番組本編に登場する80は、それまでのウルトラマンのマスクとは、後頭部が大きく異なり、従来のウェットスーツ素材のゴムではなく、プラスチックのカバーがついている。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-かばー
たぶん、ジッパー隠しなんだろう。

しかし、ダイエーに駆けつけた80には、そのカバーがなく、初代マンのように赤く塗られた、ゴム地の後頭部とファスナー部分がむき出しだった。

それから30年後。

ウルフェス2010のライブステージに、子供たちの金切り声の声援が続く。
「80、がんばれ!」
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-さんたい
……いやいや、そいつ、ホンモノの80じゃなくて、アトラク用のニセモノだから!
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-かお3つ

歴史はくり返す!

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