終了のお知らせ/蒼きヤマトへの憧憬〈14〉 | アディクトリポート

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前回は、「次こそ砲台」と予告しましたが、急遽予定を変更して、今回は「終了のお知らせ」です。

俗に言う、「つり・騙し」のつもりではないですが、「終了のお知らせ」といっても、ブログの終わりだとか、「蒼きヤマト」シリーズの終了ではありません。

何度も使い回ししてきた不鮮明なビジュアルとは、今日でお別れという意味です。
↓これが今まで。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-himitu
↑MG誌に約10センチ×4センチ角で載っていたものをスキャナで高解像度で取り込んだ。
おかげで拡大するとブツブツが目立ち、当然細かな部分はわからない。

↓それが今日からは!
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-106
↑きれいなのはいいけど、上と比べて左右がある分、画像サイズ的には不利なんじゃ?
↓そんな懸念にはぬかりなく!

オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-まえ
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-うしろ

その発見は、偶然でした。

日本語サイトではヤマトの良い資料画像にさっぱり行き当たらず、
ふと思い立って、
Yamato Blueprints(ヤマト ブループリント)
で、検索したら、
ここに行き当たり
そこから色々たどったら、出てくるわ、出てくるわ!

オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-さいほ
↑これぞ本記事〈蒼きヤマトへの憧憬〉の原動力となった、当時のこどもが初めて目にしたヤマトの勇姿!
1974年の秋、アマゾンライダー(石森章太郎)やグレートマジンガー(永井豪)が王道だった子供番組がデフォルトだったところに、いきなりのこの型破りなビジュアルは、いかにも衝撃だった。
どうやらアニメらしいと知って、こんなに線の多いメカをどう映像化するのかと半信半疑。
迷彩の戦艦にも期待がふくらんだ。(結局ガミラス艦は、迷彩ではなくなったけど)

↓こんなのとか、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-かんいち
↑寛一お宮を演ずる佐渡先生とアナライザー!
かなりヤマトを知っているつもりの自分が、36年目に初めて目にするビジュアルだ!

はたまた
↓こんなのとか、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-528
↑これまたビックリ! 
戦闘モードでレーダーを90度ひねり、前方から的(まと)になる面積を減らしているヤマト。
だけど舷側で敵艦と対峙してるんじゃ、意味ないっていうか、かえって的になりやすい気もするけど
……と思いながら画像を拡大してみたら!!!!!!!! 
これについては、またいずれ。

「この至れり尽くせり状態だったら、ひょっとしてアレもあるかな?」と探してみると、しっかりあった、
↓こんなものとか、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ゆうき
↑テレビランドに連載された聖悠紀作「宇宙戦艦ヤマト」
西崎Pが気に入らず、現在まで再公開の機会ゼロ。

ちょっと方向性が違うところでは、
↓こんなやつまで!
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-いっき
↑こんなの初めて見たよ!
松本零士の初期設定より、よほどアニメに近いイメージの驚愕ビジュアル!!! 
波動砲口から胴体脇の水平翼まで、これこそヤマトのルーツではないか!

とにかくヤマトフリークには、鼻血モンのビジュアルが、!

で、この海外版宇宙戦艦ヤマト、スターブレイザーズの公式サイト、
前にものぞいたことがあるけど、内容が豊富で深すぎて、前回閲覧したときには、こんな画像の宝庫だなんて気づかなかったんだけど、まあそれはとにかく、
単に公式だからってだけでこんなに充実してるわけでなく、どうも運営者が相当のマニアで、実際に大半の資料を所有し、日本語も理解できるようだ。

たぶん同サイトに自分版「復活篇」を公開しているアーティストの、ティム・エルドレッドがその人なんだろうけど、とにかく情報にスキがなく、しかも異様に正確!

また、その画像を惜しげもなく公開してるところに、篤志家の精神も強く感じる。

それは例の幻の名著、「宇宙戦艦ヤマト大図鑑」
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-287
の扱い一つとっても、日本で本書がたどった道と全く正反対なことから、よく伝わってくる。

この書の中のヤマトの図版が、DVDキットの造形参考にされたことが報じられるや、日本での古本市場での価格は当然のことながら高騰。

それもあって、その中身は、ほとんど知られていない。

ところがこのサイトは反対に、図版は全て公開するという大盤振る舞い

日本語では読めないところと、宇宙戦艦ヤマトに関して一番正確かつ詳細な情報が、よりによって日本人以外からもたらされ、日本人以外(英語を解する人)にむけて発信されてるところが、皮肉ですね~。

さて、本ブログではその恩恵に勝手に浴すことにしましたが、今日のところは、そこから得た情報で、これまでの記事の情報修正をまずは一つだけ。

オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-きいろ
↑このアニメ用設定資料をもとに。
↓外観をカラー化、内部機構が先端のみ着彩されたものが、まずは1974年の企画書の中央ページ(上)に配され、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-いんさーと
↑その後煙突がオレンジに塗り直されて、内部メカもまんべんなく着彩し、朝日ソノラマのソノシート(1975年2月発売)に掲載(下)。

これとは別に、内部メカまで含めて、
完全に同じ統一タッチで完成した、
↓もう1枚の方は、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-かんせい
1974年には描き上がっていたのに、日本では公開の機会がほとんどなく、海外市場に映画 Space Cruiser Yamato を売り込むために、1976年に多用された。
しかし「さらば」(1978)の頃までには、全体形が既に世間が認知するヤマトの印象と異なるため、早々と引退。
だから日本人はほとんど目にする機会がなかった。
とにかくこんなに高精細な画像に、今まで行き当たったことがない。
↓今までは9センチ×4センチ弱(上述の理由から、うんと小さくしか掲載されていない)の「さらば」プレスシートからの転載で、しのいでいたし。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-あかあお

まあ、あれですよ。ゴーストだらけの地上波から、鮮明大画面の地デジに移行したようなもんです。

というわけで、今後も本ブログでは、このサイトの画像や情報を随時(勝手に)転載して紹介していく予定なので、お楽しみに~!


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