結局、小林誠による〈復活篇〉ヤマトの設定は、ひたすら初代ヤマトの印象を引き継ぐ形に終始し、外形の各部設定も、最初のヤマト用を小林氏が描き直しただけのものが大半だった。
以下の画像は、左、もしくは上が1974年のオリジナル設定。
右か下が、小林氏の『復活篇』用リニューアル版。
……ほとんど変わらない。
わざわざ描き直す必要がないくらいに。
さて、これで終わりだと、わざわざ何回にも分けて続けた意味もないので、結局〈復活篇〉でも見送られてしまった、本来のヤマト外形の追求をきちんとしておきたい。
しかし、私のしつこいこだわりに、意味があるのかといぶかしむ人もいるだろう。
究極の初代ヤマト立体は、2008年2月22日に発売された、テレビ第一シリーズ版のDVD-BOXに付属した1/700プラモで
打ち止めじゃないのかと、思われる方も多いのでは。
たしかに、あれは良くできている。
今まで幾多の模型を見て、「そこはそうじゃねんだよ!」と思っていたことの大半が、きちんと解決されており、小気味よい。
これに文句を言ったら、バチがあたりそうなくらいだ。
……だがしかし……。
T1と呼ばれる発売一歩手前の方が、実際の製品(T2)より良かった。
ネット取材用に、そのT1をくまなく撮影した画像があるので、艦長室にマスキングテープが貼られたままだが、もれなく紹介。
今日は画像が大量だったので、続きはまた日を改めて。
(翌々日のお昼12時に更新予定)