(15)チュニジアへ:13日~14日目 首都チュニスから帰国へ | のんトラベル by Officeひるねこ

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『恋する旅女、世界をゆくーー29歳会社を辞めて旅にでた』、『泣きたくなる旅の日は世界が美しい』(幻冬舎)の著者・小林希による自分らしさを貫く”人生・恋愛・仕事の描き方”をお伝えします!

チュニジア、最後の日。

13日目の朝を迎えました。


今日は一日、チュニスの街を散策して、またシディ・ブ・サイドにも行ってみるつもりです。



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まず向かったのが、有名なフランス門。

ここからすぐに、メディナへ入れます。



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広場から、メディナへ。

わくわくします。



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これまでいろいろな街で、たくさんのお土産を見てきたけれど、都市はやはりデザインが素敵だったり、品数が豊富です。

物価が高いけれど。



アラビアの国特有のグラス。

これに、熱いチャイを入れて飲むんです。

チャイは、基本はミントティ。

ミントをすったものをたくさんいれて、紅茶をいれるので、とにかくミントの味が濃いんです。

甘いお砂糖をいれて(アラビア国は、甘党が多いようです)飲むと、疲れがふっとぶので、私は好きです。



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クッションカバー。

かなり安かった記憶が。色とりどり、刺繍も可愛くて、さんざん迷ったあげく、まだまだ先が長い(お店がたくさんある)、ひとまずあきらめました。




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これは、ランチョンマットだって~~~。

美しい~~。

私、こういうのも大好きなんですよー。

どちらかというと、上のクッションカバーより好き。

でも、これは買っても置けるかどうかが・・・んーーん、無理だぁ。。



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ながいスークを歩いて、ガイドブックにも載っている有名なグランドモスクへ行こうと思ったのですが、道が迷路のようで分からない。


困りはたてたところ、思い切って道を聞いてみました。




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すると、学校にいく予定だったのに、案内をしてくれたんですよ。
このお兄さんたち、ぜったい年上だと思ったら、なんと高校生!

それを聞いた私達。


「How old are you?」って聞かれたとき、


「I'm 22years old」って嘘つきました。


(ん、いや、20years oldって言ったかも・・・)


すると、年齢が近いという親近感からか、いろいろ井戸端トーク。


あなた達の宗教はナンデスカ? とかいろいろ聞かれたけど、

「Dou you have facebook ID?]と聞かれたときだけは、


「ん~~~NOーーー」とはぐらかしてしまいました。

だって、年齢ばれちゃうもん。

でも、とても優しいイケメンくんでした。

年齢のサバをよんだことは、ここで、ざんげします。





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そして、無事に到着!


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撮影禁止のため、画像はありませんが、とても立派でした。


ラマダーンの時期は、チュニスにいるたくさんのムスリムが集まるんでしょうね。

そんな光景も、見てみたいです。



そして、ふたたびスークへ。

あこたんとりっちゃんがかわいいバブーシュ(スリッパみたいな靴)を探している間に、ひとりぷらっと。


そこで、こんな可愛ムスリム帽子を発見!

これ、お土産にほしい!

でも、何に使うの~?



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そして、チュニスで一番(だと思う!)可愛いグラス屋さんへ。

デザインが、どこよりも一番可愛かったです。



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シャンパングラスを買いました。

ふたつ。

あなたと飲むために・・・。

なーんて、妄想をしながら、とりあえずひとつじゃサマにならないし、オブジェにしたいと思ったので。


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さて、いったんホテルに戻ると、なんと、私の部屋着がこんな風に置かれていました。


可愛い。って、しわしわだけど。



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ホテルでひと休憩したあとは、いざ、ここ↓。

シディ・ブ・サイドへ~!




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やっぱり、地中海を見下ろす街は、風通りもいいし、歩いていて気持ちがいい!

とても小さな町ですが、大好きになっちゃったもんね。


あこたんとリトル扉。

めずらしく、赤×緑。

なんと、偶然にもあこたんのお洋服と同じカラーコーデでした。




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あこたんとイケメン。




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このイケメンくんとあこたん。

シディ・ブ・サイドに着いたとき、あまりお店が開いていなかったので、何でだろう~?と話していたら、イケメンくんがどうしたの?と声をかけてくれたわけです。


しかし、フランス語しか離せないとかで、英語まったく通じない。

そこで、あこたん、知ってる数少ないフランス語を言って見ました。


「サバァ?」


すると、イケメンくん、「オーキミは、サバァって言えるんだね!!」と大喜び。


はたから見ていると、このふたりいい感じ?


イケメンくん「コーヒーでも飲みますか?」みたいなことを言うのだけれど、なぜかあこたんが挙動不審に。


「えーでも、ぜったい年下だし(あの高校生の件もある)、無理だよ~」

なんて独り言をいい、勝手に歩き出しちゃった。


そうか、興味ないのに、ごめんよ。


と、思いお断りをしたのですが、遠くから彼が、


「フェーーーーイスブーーーーーーック???」と叫んでくるので、


私とりっちゃんで(あこたんは前方に)、


「イエスーーーフェイスブーーーーーーーック!!!」と応答。


しかし、それも虚しく終わりをつげ、とりあえず、3人でお茶をすることにしました。



そこで話を聞くと、あこたん、タイプだったようで、気が動転して挙動不審になったそう。

かなり後悔していました。

お友達くらい、なっても良かったよね?って。



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しかし、世界はfacebookです。

今回のジャスミン革命も、facebookやtwitterがおおいに利用されたわけですよね。


このチュニジア旅行後より、大慌てで活用するようになりました。

でも、まだ慣れないです。



さて、シディ・ブ・サイドでもお土産を買って、再びチュニスのメディナへ来ました。

まぁ、最後にもう一回だけ、という感じで。


そこで、またカーペット屋さんに、屋上からグランドモスクみなよ~という手口でお店に連れていかれました。

実際、最後にいろいろとカーペットを見納めしたいという気持ちもあったので。



それで、ここが屋上です。



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ここからみるグランモスク。

ちょっと遠いかな?


でも、メディナを上から見下ろせたし、来てよかった。



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さて、カーペットといきましょう。


これ、すごいベッド? ソファ?がありました。


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そして、膨大の数のカーペットフロア。

あこたんが座っている、チェアが超可愛い!

日本にあったら、買っちゃいたいくらいタイプです。



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カーペットすごいいっぱい出してくれました。

もちろん、見るだけ~。

でも、いちおう、小さいの見せてもらい、お気に入りがあれば最後だし買っていいかな?なんて気持ちもありました。



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しかし、大きすぎる!!

玄関マットやキッチンマットでもちょっと大きいよ。

とくに、1人暮らしの家には無理無理!



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そういうと、おじさんが小さいサイズを取り出してきたのですが、


これ、マクラカバーだからね!

刺繍がいっぱいで、下に敷いたら、足が痛いってば~。

可愛いけど。



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そんなこんなで、結局サイズがあわず、


「おじちゃん、日本人に買ってもらおうと思ったら、もっと小さいサイズを作ってね!」


と言い残して帰りました。

次回、小さいサイズ、出来ているといいな!


さて、最後のディナーは、地元の人がよく行くというお店にしました。




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家庭的な味で美味しい。



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隣のテーブルにいた男性が、日本人と初めて話すと、嬉しそうに声をかけてきました。




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楽しい楽しいチュニジアの夜が終わりました。



今回のチュニジア旅行は、自然、人、友達に本当に恵まれ、とてもとても素敵なものとなりました。


朝、太陽が昇れば気温があがり、自然と目が覚め、お腹がすく。

朝からしっかりご飯を食べて、たっぷり動く。

大地と宇宙のパワーをたくさんもらいながら、3人でたくさんの話をして、たくさん笑った。

夜になると、世界は「本当に夜になる」と気付いた――陰陽は、はっきり入れ替わる。

月が支配する世界で、太鼓をたたき、踊り、タロットした。

凍える寒さのなか、火にあたって暖をとり、みんなの顔が赤く照っていたのを、とても幸せに思った。

そして、地球は、宇宙の中の星なんだと感じた。


一生の宝モノの旅。


みんな、ありがとう!

3人で、また旅をしよう! あの日、そう約束したの、忘れないでね。




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14日目の朝、帰国。

フランス経由で東京に戻りました。



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これまでに登場しなかったお土産ちゃんをちょっとご紹介。


小物入れ。


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これは、あこたんが買ったバブーシュ。

りっちゃんも、色違いで買っていました。



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クスクスのふたと、小物を入れる小皿。



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ミントティと、激安ローリエと、アラビアンタバコ。



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パシュミナとシルクの布。

柄がかなり可愛いです。



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私が買ったカーペット(中サイズ)と玄関マット。



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以上です。これらをバックパックで持って帰ってきた根性に、拍手!

欲深いと、すごいパワーを使うのですね。


最後に。

思い起こせば、チュニジアでは、ずっといい人たちとの出会いの連鎖で、とにかく困っていれば快く助けてくれ、私達と出会えたことを大いに喜んでくれ、無償の精神で接してくれました。

イスラムという国は、かつて私のイメージでは、怖い、過激、ミステリアス・・・というネガティブさを含んでいました。

同時に、イスラムのモスク建築や朝からアザーンが鳴り響く独特の世界観が好きでもあります。


でも、ムスリムのひとりひとりは、ただイスラムの教えにしたがって、厳格に、誇りをもって生きてるだけなんですよね。喜捨という精神は、私にはなかなか出来ないものです。

だから、たとえばイスラム経典のコーランを読んだこともないのに、イスラムを理解するなんて無理だし、失礼なことだと思いました。

キリスト教の旧約・新約聖書は中学高校で読んだことがありますけど、さすがにコーランを読む機会もなく。



今回のイスラム国家の反政府化した民衆のデモや活動で、独裁政権は幕を閉じ、やがてイスラム国家化が進むのでは、というニュースも見ました。

どうなるのでしょうか

日本にいると、とても遠い国で、まったく関係ないことのように思えますが、縁ができた私としては、今度の動向がとても気になるし、見守っていきたいと思います。

もちろん、どんな意見もいえない(いろいろな事情があるのだろうから)ですが、ただ優しく接してくれたチュニジアの人たちが、住むに暮らしやすい国になることを願っています。





さて、思った以上に、かなり、かなり長くなりました。

最後まで、チュニジア紀行を読んでくださってありがとうございました!