歴史的試合に立ち会えたことに、まずは感謝しかありませんが、何よりも嬉しいのは、ずっと勝てなくてどん底だったチームが、驚異的なリバウンドメンタリティを発揮して今節のような圧倒的勝利をしたこと。
そして高橋曰く
「8」よりも「0」に意味のある試合だと思っています
とのように、前半で３対０になってメンタルが厳しい状況になっても、無失点で終えたこと。
とはいえ、この試合も「１対０」の試合も勝ち点は３でしかないこと。それでもファンとしては、こんな試合を見せてくれた選手たちに感謝しかありません。
特に素晴らしかったのは品田。たった２試合の出場でここまでジェフのサッカーを理解してフィットしてしまうとは恐ろしいインテリジェンス。
品田の縦パスが起点になってのチャンス作りは確実に結果につながっていましたね。コーナーキックも正確なキックで「田口と品田とこれからどっちがセットプレーのキック蹴るんだろう」という悩ましい事態になりそう。そしてしなやかな体から生まれるシンプルなプレーは、ラツィオの鎌田大地のような雰囲気。
横山がポケットに入った時の二本のラストパスは、痺れましたね。まるでマンチェスターシティのよう。こんなゴールがもっと見たい。
さらにさらに鈴木キャプテンのマークの外し方は完璧でした。栃木だってコーナーキックにおける鈴木のヘディングは当然注意していたはず。なのに、あれだけドフリーでヘディングできるのはなかなかできません。
交代で入った呉屋は、小森トップ下との併用で、先発から使って欲しくなるような素晴らしい動きでしたね。前線での体を張ったポストプレー＆チェイシング、そして相手を生かすアシストには、昨年から更に進化した印象。
そして小林監督がいうように、問題は次の試合です。
次の試合のホイッスルがなってから、また獰猛なサッカーが見たい。そして圧倒的に勝ってほしい。「圧倒的」というのはハーフスペースに相手を押し込んで、波状攻撃する時間帯を増やし、シュートを豪雨のように降らせて得点を奪うサッカー。
まさにグアルディオラが指揮するチームのようなスタイル。
またこんな試合を見たい。次節も期待しています。