ACCOin西アフリカ☆ブルキナファソ



↑これは首都の写真。記事とは無関係~。



先日、フランス語の授業の中で文化、習慣の違いを

ケーススタディから学ぶ授業が行われた。

こういう授業はすごく興味深い。






事例①

バレーボールをしようと思ったボランティアは使用人に、若者たちを誘わせた。

若者たちは参加すると言ったが、当日誰もグラウンドに現れなかった。

なぜでしょう?






→自分で直接誘わなかったから。


ブルキナファソでは、知り合いは直接誘うのが鉄則。

直接の知り合いじゃない人の場合は、その人を知っている人に誘ってもらう。

誘いや頼みごとを人伝えにされると

何故本人から直接じゃないのかと、非常に不愉快に思う。

ちなみに、生徒達を集めて何かをしようと思った場合も

先生に生徒を集めてもらうのはダメ。

生徒と直接知り合いの場合は自分で、生徒一人一人を誘わないといけない。




ACCOin西アフリカ☆ブルキナファソ



事例②

ピーターの家にブルキナベが遊びにきました。

ちょうど食事を食べようと思っていたピーターは、

ブルキナベに「少し食べませんか」と勧めたが、ブルキナベは断った。

しかしながら、その後レストランに行くとブルキナベは食事をばくばく食べ始めた。

何故、ブルキナベはピーターの勧めた食事を断り、

レストランでたくさん食べたのでしょうか?


※ピーターはブルキナベが食べない料理を勧めたわけではない。

ピーターは食べかけの食事を勧めたわけではなく

新たに取り分けた料理を勧めた。




→“少し”という表現を使ったため。


ブルキナでは、「どんどん食べて!!」と勧める。

「少し」というのは、失礼。

日本人の感覚でいう「ちょっと食べてきなよ」

みたいな誘い方はしない。



ACCOin西アフリカ☆ブルキナファソ





事例③

農作業中のブルキナベに、

「すみません、ボボデュラッソへの道はどっちですか?」

と尋ねると、農夫は顔を上げたが、

無視して農作業を続けた。何故でしょう?





→道を尋ねる前に、挨拶をしなかったから。


ブルキナファソは挨拶の文化を非常に大切にしている。

人と会話する場合、まず挨拶。

この場合も、「こんにちは、お元気ですか?」と挨拶してから、

道を尋ねるべきだった。


人と会ったら、必ず

Bonjour,ca va」 (こんにちは、お元気?)

Bonjour,ca va.Merci.Et toi?」(元気よ、ありがとう。あなたは?)

というやりとりをする。


バイク運転中も、道で知り合いを見かけるたびに、挨拶をする。

時に、バイクをとめて挨拶をする。


お店に入った時も、まず挨拶をしてから商品を選ぶ。

(でっかいスーパーとかは違うけど。

市場とかだと挨拶しないと売ってくれなかったりするし

良いサービスを受けれない。)






ACCOin西アフリカ☆ブルキナファソ





ちなみに、こないだ、フランス語の先生に


「あきこ、砂糖とって」と言われた時に


「どうぞ」と左手で渡したら、


「あきこ、それはとても失礼なことです。」


と注意された。左手は不浄の手だから、

物を渡す時や握手の時につかっちゃダメ。

逆にマニキュアは、右手は食事をする時に使うから

左手だけに塗ってたりする。





とまぁ、ちょっとしたニュアンスの違いとか、

習慣の違いが人間関係構築の上ですごく問題になったりする。

意識してないと、ついつい忘れてしまう。


とくに、挨拶に関しては、ブルキナベたちは本当に大切にしていると思う。

マルシェ(市場)で、物買おうとした時に挨拶せずに

「○○ありますか?」って言ったら無いって言われたりするくらい。





8月から任地に配属されて活動スタート。

きっと、文化の違いに戸惑うことがいっぱいあるんだろうな。。。

とりあえず、挨拶は超大事にしまっす!!!!