AさんとBさんの違いは? | 前橋市 住宅購入者の立場で考える住宅購入予算診断FP

AさんとBさんの違いは?

マイホームを考えているAさんとBさんがいます。

どうして?このような表情なのでしょうか?


  
 Bさん          Aさん
  

AさんとBさんの
年齢・年収・貯金額・家族構成などは

下記の通りです。
 
 

Aさんは、
資金計画・住宅ローンのことは後回しにして、
土地や建物に力を注いでいました。

Bさんは、
マイホームを検討する段階から専門家へ相談し、
アドバイスをもらっていました。

 

結果はどうなったのでしょうか?

 

Aさんは、
気に入った土地を見つけ即契約

Bさんは、
気に入った土地もありましたが、
予算額以上ということもあり
時間をかけて探しました。

探せたのはAさんが見つけた6ヶ月後でした。

 

Aさんは、
土地を即見つけ、建物の打合せへ

Bさんは、
専門家のアドバイスのもと、
「資金計画」からすることで
土地探し、建物打合せを同時進行。

土地探しには6ヶ月かかりましたが、
建物についてはほぼ決まっている状態。

 

Aさんは、
土地探しが早かったのですが、
建物の打合せなどが後だったので

土地に関わる支払いをする必要がありました。
一括で支払う以外には、
ローン支払いになり、金利を払う必要あり。

Bさんは、
土地探しには時間がかかりましたが、
その分、支払うタイミングを
ずらすことができ、
結果として不要な金利分を支払う事が
無くなりました。

 

Aさんは、
お気に入りの土地を購入できました。
(土地代1200万円)

Bさんは、
資金計画の中で、限度額内の土地を購入。
(土地代800万円)

では、建物は?

Aさんは、
気分が高揚し、建物もお気に入りの
オプションなどをつけました。
(建物2200万円)

Bさんは、
資金計画の中で、検討しました
(建物1900万円)

 

ここまでの土地と建物の額は
 

マイホーム作りには、
土地と建物だけではありません。
以下のような費用もかかります。

1・地盤改良費(約100万円)

2・水道引き込み料(約30万円)

3・付帯工事・追加工事(約150万円)

4・外構工事(約150万円)

5・申請関係費(約50万円

 

Aさん、Bさんともに
上記3以外の費用が必要となりました。

 

結果

Aさんの総額は、3730万円

Bさんの総額は、3030万円

 

住宅ローンを借りる一つの基準として

400万未満 総返済負担率30%以下

400万以上 総返済負担率35%以下

 

年収410万円なので、総返済負担率(35%以下)

年間140万円まで可能。月額11.6万円

仮に1.99%で試算すると

 

Aさんは、
月額12.4万円 年額148.8万円

Bさんは、
月額10.1万円 年額121.2万円

 

Aさんは、
借りることができなくなります。

何かを変更しなければ。

 

夢膨らんだマイホームの計画を
いくつか止めたり、
違うものに変更する必要が出てきました。

これは、非常に大変なことです。

あれほど、高揚していたものですから。

 

そして、
工務店様にとっても大変なことです。

 

建てる時期が遅れる。

または、中止されることにも。