このはなさくやです。
わたしはマリッジカウンセラーという肩書で、
幸せなパートナーシップを築くコツをお伝えする、
という仕事をしておりますが、
もひとつ大事なことをやっております。
たとえば暴力や虐待を受けるなど
自分を決して幸せにしない機能していない関係性に
ひとりになる恐怖や生きていけない不安から
しがみついている方が
自由になるお手伝いをすることです。
そう。
ときには「別れさせ屋」にもなるんです、ワタクシ（爆）
きょうもおひとりそういう方とセッションをしました。
まだ幼稚園くらいの小さな娘さんがいらっしゃるんですが、
「この子はひとりっ子だし、せめて家くらいは残してあげないと」
って、
働く気のないダンナさんのしりぬぐいをしながら、
あと二十年もあるローンを返すために
身を粉にして働く日々。
あのさ。よく考えてみなよ。
二十年たったらその家、ボロボロでしょーが？
メンテナンスだけでも大変よ？
「持ち家」って確かに魅力的でしょうけど、
「お母さんが残してくれた家だから離れるわけにいかない」
ってその子を縛り付ける足かせにも時にはなるでしょう。
それに、6年前の東日本大震災みたいな災害が起きたら、
家がつぶれてしまわない保証はありません。
「この子のために」っていう母性愛は美しいですが、
それはときに
「お母さんはわたしのために自分の幸せを犠牲にした」
っていう罪悪感をうえつけかねません。
そうやって「お母さんよりも幸せになってはいけない」と
自分に禁止令を出す子が出来ちゃうんです。
それよりも大切な資産があります。
自分で自分の価値を認める力。健全な自尊心。
自分の力で生きる生命力。
自分で富を生み出す知力。
要は自分で自分を幸せにする力ですね。
これだけは誰もあなたから奪うことはできませんから。
そしてこれがお子さんにとっての最大の遺産になるはずです。
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